あげほし餅 佐忠商店 秋田県横手市 和菓子なスクチャイ275 2026.01.28
和菓子なスクチャイ275 秋田県 > 横手市
※くまの身長は7.5cm。大きさの参考に。
あげほし餅 佐忠商店 秋田県横手市


1.秋田駅の売店NewDaysで購入
以前秋田県産品プラザで買った「ほし餅(干し餅)」と同じメーカーの横手の佐忠商店で、以前の記事の最後に書いた「味付け揚げ餅」を今回手に入れた。
秋田駅の売店NewDaysで税込540円だったが、大人の休日倶楽部パスでそこから10%の54円引きで486円だった。
東北の冬の文化を象徴する「干し餅(ほしもち)」は東北各地にあるが、それをサクッと揚げた「あげほし餅」は、秋田県南地方、特に横手市で古くから愛されてきた「雪国の知恵が詰まったスナック」だそうだ。
2.食べた



見た目はおかき、それも揚げおかきのようなので、塩辛いお菓子と思っていたが予想が外れ、甘味があるお菓子だった。
甘さと共に油分を感じるので吾輩には「かりんとう」の親類のように思った。
かりんとうも小麦粉というでんぷんを揚げたものなので成分的にはよく似たものだろう。
「しょうゆ味、しお味、黒糖味」と、味が3種類あるが、特に「黒糖味」がかりんとうそのもののように感じた。
いずれの味も美味しいのだった。
以前食べた「素」の干し餅は味付けのない素朴な餅米の風味だけだったが、今回のお菓子は味がついていて油分も含んでいる。
でんぷん質の食べ物を揚げて味を付けたということで、今風のスナック菓子に近づいたというところだ。
油分があって甘味があるので「素」の揚げ餅よりも誰にも食べ易く感じるのではないかと思った。
しかし油分だけカロリーが増えるのはやむを得ないところだろう。スナック菓子の運命だ。
3.「干し餅」
以前も書いたが、干し餅は冬の厳しい寒さを利用して作られる伝統的な保存食で、搗いた餅を短冊状に切り、紐で編んで軒先に吊るす。
夜間の冷気で凍り、日中の日差しで溶けて水分が抜ける、という過程を何度も繰り返す「凍結乾燥」によって作られ、これはフリーズドライの原理である。
軽く腐らず栄養価が高いため、かつてはマタギなどの山仕事や農作業の合間の貴重なエネルギー源で、そのまま焼いて食べたりお湯で戻して食べたりしていた。
4.「あげほし餅」
佐忠商店が手がける「あげほし餅」は、その伝統的な干し餅を現代でも食べやすいお菓子に進化させたものだ。
しっかりと乾燥した干し餅を高温の油で揚げることで米の香ばしさが一気に引き立ち、まるでおかきのような、しかしおかきよりも「軽い」独特の食感が生まれている。
横手市で長年餅加工専門として歩んできた老舗だからこそ原料の餅米の質にこだわり、油っぽさを感じさせない絶妙な揚げ加減を実現している。
5.三色パック(しお・しょうゆ・黒糖)
吾輩が買った三色パックは、飽きのこない「黄金のラインナップ」だそうな。
しお味
最もシンプルで、米本来の甘みが際立つ。飽きのこない、まさに王道の味だ。
しょうゆ味
香ばしい醤油の香りが揚げた餅の風味と合わさって、どこか懐かしい「焼き餅」のような趣があるがあくまで砂糖甘い。
黒糖味
かりんとうみたいだと書いたように、揚げた餅の塩気と黒糖のコクのある甘さが混ざり合っている感じだ。
(おわり)
