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山ぶどう 玉屋総本店 山形市 和菓子なスクチャイ204 2025.11.30

和菓子なスクチャイ204 山形県 > 山形市 

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※くまの身長は7.5cm。大きさの参考に。


山ぶどう 玉屋総本店 山形市

玉屋総本店の「山ぶどう」
玉屋総本店の「山ぶどう」
玉屋総本店の「山ぶどう」
玉屋総本店の「山ぶどう」
玉屋総本店の「山ぶどう」
玉屋総本店の「山ぶどう」

1.「のし梅」的「山ぶどう」発見

山形名物の「のし梅」の、いろいろのメーカーのものを山形駅の名産品売り場で物色しているうちに「山ぶどう」ののし梅を見つけた。

写真のような小さいのが8枚入りで税込で648円だった。

「山ぶどう」シリーズでは、棒状にして砂糖を絡めた形状のものもあったが、吾輩はこの「のし梅」の形状のものを買った。

2.食べた

見た感じと食感はのし梅だが、のし梅ほど酸味はなく、まあ言うたらぶどうジュースを固めのゼリーにしたみたいなものだった。

この形状なら、と、もっと酸味などの刺激を求めてしまうのは「のし梅」に慣れてしまっているからだろうか。

季節限定品のようでもあり、先日記事にした盛岡山善の「ぶどう飴」の「オブラート」をまぶさないヴァージョンと言ってもいいかもしれない。

ただ、粉末オブラートでまぶされてないのでどうしてもベタつく。

「のし梅」と同じように竹の皮で挟まれているが、剥がす時に指にベトつきやすい。

「のし梅」も「山ぶどう」も一口サイズにして粉末オブラートをまぶしたらどうだろうか、と思った。

ちなみに「のし梅」は山形だけでなく、以前記事にした神奈川県小田原市の名物でもある。

3.「山ぶどう」のお話

「のし梅」と同じく竹皮に挟まれた形状の「山ぶどう」は、山形の深山に自生する野性味あふれる味を表現したお菓子だ。

竹皮で挟んでいるのは伝統的な「のし梅」と同じだ。

竹皮には天然の抗菌防腐作用があり、乾燥を防ぎながら風味を保つという先人の知恵が活かされている。

蔵王や月山など、山形の山々に自生する天然の山ぶどう果汁を使用している。

梅の「のし梅」がキリッとした酸味なのに対し、この「山ぶどう」は芳醇な香りと、深みのある甘酸っぱさが特徴だ。

透明感のある美しい赤紫色(ワイン色)をしており、見た目にも非常に華やかだ。

1984年の第20回全国菓子大博覧会において「名誉無鑑査賞」を受賞するなど、専門家からも高く評価されている銘菓だ。

4.食べ方

常温でも美味しいが、冷蔵庫で少し冷やすと寒天の「むっちり」とした弾力が際立ち、より爽やかな口当たりになる。

山ぶどうの濃厚な酸味は、濃いめに淹れた緑茶はもちろん、意外にも紅茶や赤ワインとも相性が良い。

竹皮ごとキッチンバサミで食べやすい大きさに切って竹皮を剥きながら少しずつ食べるのが山形の通な食べ方だそうだ。

5.玉屋総本店

山形市の「玉屋総本店」は、江戸時代から続く「のし梅」の伝統を守りながら、山形の豊かな自然を映したお菓子作りを続けている名店だ。

創業は宝暦4年(1754年)で、270年以上の歴史を持つ山形市内でも指折りの老舗だ。

もともと山形の「のし梅」は、山形藩主の典医が「気付け薬」として作ったものが原型と言われている。

玉屋総本店は、この伝統的な製法を口伝で受け継ぎながら現代の技術も取り入れて味を磨き続けてきた。

原料となる梅の収穫期には完熟した良質な梅肉を確保することに全力を注ぐなど「素材の良さを引き出す」姿勢が特徴だ。

玉屋総本店には、この「のし梅」と「山ぶどう」を交互に詰め合わせた「みちのく銘菓撰」というセットもあり、味のコントラストを楽しむファンも多い。

(おわり)

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