小田原の「のし梅」すずしん右京 神奈川県小田原市 和菓子なスクチャイ152 2025.10.09
和菓子なスクチャイ152 神奈川県 > 小田原市
※くまの身長は7.5cm。大きさの参考に。
小田原の「のし梅」すずしん右京 神奈川県小田原市

1.亀戸梅屋敷寄席売店に山形の「のし梅」
山形系大阪人の吾輩にとって(母が山形)、「のし梅」と言えば山形のお菓子で、山形県内の至るところで買えるのだが、先日訪問した江東区の亀戸梅屋敷寄席の売店でも山形の「のし梅」が売っていた。
東京でも簡単に買える山形の「のし梅」!
と驚いたのだが、ま、寄席と言えば特に平日昼間に集まるのはおばあちゃんおじいちゃんに決まってるので、要するにその人たちにウケる商品が並んでいたわけだ。
つまり「のし梅」は「かりんとう」や「らくがん」などと一緒でおばあちゃんおじいちゃんのおやつと言うことで・・・(≧∇≦)
そう言えば亀戸梅屋敷寄席の売店には梅干しも売っていた。
売っているものを見るだけで「最近の」じいちゃんばあちゃんの趣向がわかるというものだ。
で、吾輩は「のし梅」はめずらしくないのでもちろん買わなかった。
(以下、余談)
しかし吾輩はそこで青森のインスタントしじみ汁を買った。何故かというと三遊亭兼好さんが帰り際に売店に立ち寄り嬉しそうに買ったから吾輩もマネをしたのだ。売れっ子落語家さんは口が肥えているハズなので、まず同じものを買って間違いはないと思ったのだ。実際家でさっそくしじみ汁を食べたのだがやっぱりむちゃくちゃおいしかった。さすが人気落語家兼好さんの選択だけある。(余談おわり)
2.吾輩にはめずらしくない「のし梅」
ともかく「のし梅」は吾輩にとって飛びついて買うほど珍しいおやつではないのだ。
山形のちょっとした旅館に行けばお茶請けとして部屋のお膳にお茶セットと共に置いてある。
ちっちゃい「のし梅」は単価的に安いので、つまり安宿でも容易に出せる茶菓子なのだ。
それで「のし梅」はなんとなくいつも食べている気になっている。
美味しくてもちろん嫌いではないけど食べる時は無感情無意識に近く、いちいち感想を述べるまでもなかった。
3.るるぶキッチンのテーマが神奈川県
そんな「のし梅」を手渡されたのは他でもない紀伊國屋書店新宿本店地下1階のレストラン「るるぶキッチン」であった。
以前記事にした「神奈川県湯河原のきび餅」もそうだったが、神奈川県をテーマにしている期間で、神奈川県の名物料理を食べてアンケートに答えたら神奈川県の名物が2個もらえるということで吾輩は和菓子の「きび餅」と「のし梅」を選んだんのだ。
他にはクッキーのような洋菓子系もあったが吾輩はネタ的に和菓子を選んだ。
4.食べた


さて、小田原の「のし梅」を家に持って帰ってさっそく食べたのだが、山形の「のし梅」を想像していたらあまり酸っぱくなくて山形の「のし梅」よりこっちの小田原の方が好みだ!と吠えかかった。
というのは、吾輩はあまりに酸っぱい食べ物が苦手なのだ。
酢を効かせ過ぎた酢の物やら梅ぼしやら・・・
気分転換に食べる酸っぱ系の飴ちゃんの類はむしろ好きだが。
ま、言うたら「のし梅」も気分転換系のおやつかもしれないが。
ともかく山形の「のし梅」との違いは後で記すので刮目して読み進んで欲しい。
食べた感想を敢えて書くと、ベロ〜ンとした冷涼感あるゼリー状の平たい感触と爽やかな酸っぱ味がよござんした。
笹の葉に挟まれているというのも味わい深かった。
ちなみに山形の「のし梅」は竹の皮で挟んである。
5.メーカーの「すずしん右京」
小田原の「のし梅」のメーカー「すずしん右京」は、もともと「鈴信(すずしん)」という屋号の食料品店から発展した、今は和菓子と本格的な四季料理を提供するお店だ。
・・・つまりこのお店は和菓子店と料理屋が一緒になっているユニークなお店なのだ。
それを知っただけで吾輩は是非とも行ってみたくなった。
6.四季料理 和菓子 右京(すずしん右京) 店舗情報
正式名称:四季料理 和菓子 右京
所在地:神奈川県小田原市本町4-3-29
電話番号:0465-23-7878
営業時間:
和菓子店:9:00~17:30
四季料理(ランチ):11:30~15:00
四季料理(ディナー):17:00~21:00
定休日:水曜日(祝日は営業)
アクセス:JR小田原駅より徒歩約15分あるいは「箱根口」バス停より徒歩2分。
6.6.「すずしん右京」と「右京」の関係
お菓子のラベルにある「すずしん右京」は、お店のルーツである「鈴信(すずしん)」という屋号と、現在の店名「右京(うきょう)」を組み合わせたお店のブランド名(通称)のようなものだ。
正式な店舗名は「四季料理 和菓子 右京」となる。
6.7.和菓子屋と料理屋の兼業について
「右京」は和菓子を販売する部門と本格的な四季料理(ランチやディナー)を提供する部門の両方を同じ場所で運営している。
6.8.店舗の形態(併設)
同じ建物内で「和菓子店」と「料理屋」が併設されている。
入口を入ると、手前の一郭が和菓子を販売するスペースになっており、奥が料理をいただくお食事処のスペースになっている形態だ。
したがって「すずしん右京」の「のし梅」は、その併設された和菓子部門で購入できるということになる。
7.銘菓「うめ〜い のし梅」について

この小田原の「のし梅」は正式名称「うめ〜い のし梅」と言うらしい。
「すずしん右京」で製造販売されている「のし梅」は「うめ〜い のし梅」という商品名で知られ、神奈川県指定銘菓にも選定されている。
7.1.商品の特徴
小田原産の梅を使用
梅の名産地である小田原の梅を使い、甘酸っぱくさっぱりとした味わいに仕上げられている。
7.2.笹の葉で包装
山形の「のし梅」が竹の皮で挟まれているのに対し、すずしん右京の「のし梅」は笹の葉で包まれているのが大きな特徴だ。
これにより笹のふんわりとした良い香りが梅の風味を引き立てている。
7.3.パッケージ

パッケージには、東海道の弥次さん喜多さんのストーリーが描かれており、小田原土産にふさわしいデザインとなっている。
・・・らしいのだが、吾輩のもらったものは個別包装された小さな一個だけだったので、「弥次喜多のストーリー」など書いてなく、というか書くスペースなどはなく、写真を見てもらったらわかるが「東海道小田原宿弥次さん喜多さん」「うめ〜い のし梅」「小田原梅」との文字があるだけで色気も何もない。
ま、弥次喜多ストーリーはもっと大きな箱なんかに書いてあるのだろう。
7.4.日持ち
常温で30日(夏季は20日)とお土産に適している。
7.5.山形の「のし梅」との主な違い
山形の「のし梅」は寒天で固めた梅羹を薄くのし、竹皮に挟んで乾燥させたものが多い。
小田原の右京の「のし梅」は笹の葉で包まれており、より香りが豊かだ。
原材料に梅酒やりんごも含まれていて独自の風味に調整されているようだ。
吾輩が山形の「のし梅」よりも食べやすいと感じた理由がこのせいかもしれない。
(おわり)
