石衣 富貴豆の山田家 山形市 和菓子なスクチャイ234 2025.11.30
和菓子なスクチャイ234 山形県 > 山形市
※くまの身長は7.5cm。大きさの参考に。
石衣 富貴豆の山田家 山形市




1.うまそうな「石衣」発見
山田家に富貴豆を買いに行った時にショウケースにあった美味しそうな和菓子をついでにいくつか買ったうちのひとつがこの「石衣(いしごろも)」だ。
見た感じ、あんこ玉を砂糖で包んで乾燥させた感じで、食べる時に噛むと最初パリッとして中のほっくりしたあんこを味わえると想像できた。
後で書くようにそれがピッタリ当たっていたのだ。
あんこも天下の「富貴豆」屋さんのあんこだから美味しいに決まってるだろうということで追加で買ったのだ。
2.富貴豆の山田家


山田家については富貴豆の記事に詳しく書いたのでそちらを参照してもらいたいが、簡単に繰り返すと「石衣」を買ったのは「富貴豆」で有名な山形市を代表する老舗「富貴豆の山田家」なのだ。
「富貴豆」を知り尽くした山田家だからこそ作れる非常に贅沢な干菓子が「石衣」なのだそうだ。
「石衣」という言葉自体は和菓子の一般名称で、あん玉に白砂糖の蜜(すり蜜)を表面塗装(コーティング)したものを指す。
外側は薄くかけられた砂糖が乾燥して「シャリッ」とした繊細な歯ざわりで、そこを通り抜けると、中から「しっとりほっくり」したこし餡の風味が広がる。
砂糖で表面塗装されているため一見とても甘そうに思えるが、中の豆のあんが非常に上品で控えめな甘さのため全体として「小豆の味」がしっかり主役になっている。
生菓子の「富貴豆」は賞味期限が非常に短い(3〜4日程度)が、この石衣は干菓子(半生菓子)の扱いになるため比較的日持ちがする。
山田家の味を遠方の人へ贈りたい時などに重宝される逸品なのだ。
3.「石衣」の意味
「石衣」という名前は、松の幹に生える苔や、露に濡れた小石に見立てて名付けられたと言われている。
山田家の店舗がある山形の静かな佇まいや蔵王の山々の自然を感じさせる非常に風雅な名前だ。
(おわり)
