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一口香 大和製菓 長崎県佐世保市 和菓子なスクチャイ305 2026.07.08

和菓子なスクチャイ305 長崎県 > 佐世保市 

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※くまの身長は7.5cm。大きさの参考に。


一口香 大和製菓 長崎県佐世保市

大和製菓の「一口香」
大和製菓の「一口香」

<序>

前回以前からの続きで、これも仙台駅の催事場の九州物産店で買ったものだ。税込390円だった。

最初「一口香」の漢字が読めなかったのだが、調べると「いっこうこう」とのことだ。

平べったい乾燥気味の焼き菓子で、結構日持ちしするので開封しない限り慌てて食べる必要もなさそうだった。

大和製菓の「一口香」
大和製菓の「一口香」

1.食べた

早速食べてみたのだが、生地は完全に乾燥しすぎずしっとりとし、生地の間に黒糖と生姜を感じる少しジャリっとする食感の水飴餡が入っていてとても美味しくてたいへん気に入った。

繰り返して購入して食べたいお菓子の仲間入りだ!

それにしても、九州のお菓子は見た目こそ地味なのが多く、食べるまではそんなに心がときめかないのだが、食べてみると心がときめき、いっぺんにファンになってしまう魅力のあるお菓子が多いような気がする。

2.大和製菓

大和製菓は長崎県佐世保市大塔町に本社を置くメーカーで、1952年(昭和27年)に個人創業、1960年(昭和35年)に設立された歴史ある会社だ。

長崎や九州の人に「大和製菓」というと、誰もが「あのお侍さんのキャラクター(やまと君)の味カレー!」と答えるそうだ。

黄色いパッケージに侍のイラストが描かれたスナック菓子「味カレー」は、昭和から現在まで半世紀以上愛され続けるメガヒット商品だ。

カレー味のポテトスナックやえびせんべいといった人気駄菓子を作る一方で、長崎の地で古くから親しまれてきた「一口香」のような伝統的な銘菓も大切に製造販売し続けている。

3.長崎伝統の空っぽのお菓子「一口香(いっこうこう)」

一口香は江戸時代に唐船によって長崎に伝わった中国のお菓子がルーツとされている。

「一口食べると香ばしい香りが口いっぱいに広がる」ことから「一口香(いっこうこう)」、あるいは「からくり」のように中が空洞なことから「からくりまんじゅう」とも呼ばれてきた。

4.なぜ中が「空洞(空っぽ)」か?

一般的な「一口香」は、焼き上げると生地の中の餡(黒糖や生姜、水飴)が熱で溶け出し、生地の内側に染み込んで風船のようにぷっくりと膨らみ、中が空洞になるというとても珍しい製法で作られている。

しかし大和製菓の「大和の一口香」は、昔ながらのガチガチに固いカリッとしたタイプに比べ、しっとり・もちっとした柔らかさを残して仕上げられているのが大きな特徴なのだ。

そのため、水飴餡のジャリッとしたコクや生姜のキレのある風味が口の中にジューシーに広がり、食べやすい食感になっている。

吾輩は、カサカサ乾燥しすぎていたり固すぎたり、ポロポロ崩れて辺りを散らかしたり、または歯にくっつく質感のお菓子が総じて苦手なのだが、一見それら吾輩が嫌う特徴のあるお菓子に見えながら、実際はそのようなお菓子ではない、という言わば最近流行りの「ギャップ萌え」のお菓子なのだった。

ともかく非常に気に入り、またどこかの鹿児島物産店を見つけた時には真っ先にこのお菓子を籠に入れたいと思っている。

(おわり)

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