碓氷峠の力餅 荻野屋 群馬安中市 和菓子なスクチャイ089 2025.08.05
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※くまの身長は7.5cm。大きさの参考に。
碓氷峠の力餅 荻野屋 群馬安中市

1.荻野屋の力餅
この力餅を買ったのは高崎駅のNewDaysで、裏を見ないと製造元はわからないのだった。
税込864円。
写真を見て欲しいが、表面には製造元の会社名や屋号などは書いてなく「碓氷峠の力餅」だけだ。
商品の性質上ひっくり返せないので店舗内のその場では裏面は見ることはできなかった。
しかし購入してから箱をひっくり返さないように注意深く高く上げてそうっと裏を覗いて見た。

するとラベルに小さな字で「荻野屋」と書いてあるのが見えた。(写真参照)
荻野屋ってあの釜めしの荻野屋!?
まあ美味しければもちろん文句はないのだが、意表をつかれた感じだった。
2.碓氷峠の力餅の製造販売店はいくつかある
碓氷峠の「峠の力餅」と言えば、群馬県側の旧国道沿いにあるドライブイン玉屋、旧中山道の碓氷峠の県境の上にあるしげの屋、その隣の長野県側のみすゞやの3軒が思い浮かぶ。
最初高崎駅のNewDaysで「碓氷峠の力餅」の箱を見つけた時、そのどれかの店の力餅が高崎駅に出品してる!?と驚いたのだった。
吾輩が知る限りその3軒の力餅屋さんはすべて現地売りのはずだったからだ。
しかし製造元が釜めしの荻野屋とわかり、とりあえずは納得した。
素材に問題なく美味しければもちろん文句はないのだ。
3.荻野屋の「碓氷峠の力餅」の販売は広範囲
荻野屋の公式サイトを見ると「碓氷峠の力餅」は高崎駅を始めとして高速道路のSA、PAなど、群馬県内の広範囲で販売している。
すごい生産量だと思う。
手作業では無理で、きっと機械で製造しているのだろう。
しかし機械製造がダメな理由はなく、素材に問題なく美味しければ文句はない。
ラベルによると、まずは妙な添加物類は使ってなさそうで、日持ちは製造から3日目まで。
しかも賞味期限のシールには24時との時間表示までしてあった。
今回買ったものの賞味期限は「2025080724」だ。(上の写真参照)
4.勘違いした賞味期限
吾輩が買った日は8月5日だったが、最初この数字を見て、24日まで日持ちすると勘違いした。
NewDaysの販売棚にポイッと重ねて置いてあった力餅の箱だったが、その置き方がそもそも生菓子の扱われ方ではなく、他の日持ちのする土産物類と同じような扱いを受けているように見えたのだ。
そんな売り方だから、きっと密閉パックの脱酸素剤入りか真空パックになっている餅菓子なのではないかと想像したのだ。
そもそも買ったのは賞味期限を見て「あ、24日までね」と誤解して、結構日持ちするので慌てて食べる必要もないと思ったからだ。
それが家に帰った翌日に何気に箱を見たら賞味期限の最後の数字「24」は時間であった。
つまり、8月5日に買って賞味期限は8月7日の24時まで。
吾輩は急いでその次の日に封を切って食べた。
(詳しく言うと食べる前にこの記事用の写真を撮る手間が必要だったのだ。食べるだけならほとんどいつでも問題なく簡単だが、写真を撮るにはちょっと準備しないといけないし時間もかかるので多用の時や急には無理なのだ。ま、今回はなんとか食べることができて良かった。24日と信じて2週間後にでも開けて中がカビだらけ!ということも起こり得たのだ。)
ともかく、24時と書いてくれていることがはっきりわかりやすくて親切に感じた。要は7日の夜の24時までね、という意味でわかりやすい。
それに、製造日から3日以内に食べないといけないので完全に生ものだ。
その方がいいのだ。変な添加物などを使って変なことをしてるのではない、ということだからだ。
荻野屋の「碓氷峠の力餅」は販売を広げているにしては翌々日までに消費すべき生菓子として販売している。
繰り返すが、怪しげな添加物はなし。
これで美味しければ何も問題ないどころか、吾輩は完全に気に入ってしまうだろう。
5.開封する


きちんと説明書まで入っていて、雰囲気が出ているのではないか。
それに、脱酸素剤入りの密閉パック方式でもなく、真空パック方式でもない。
「荻野屋の碓氷峠の力餅」に今までちょっと疑っていた気分が晴れてきた。
6.中身を見る

プラスティックの爪楊枝がついていた。
出先でもこの箱のまま食べることができるわけだ。

そして、最後に薄いシートを剥がすと、写真のような中身が現れた。
この容姿は、まるで伊勢の名物赤福餅か以前記事にしたお福餅のようではないか!
つまり吾輩の心の琴線を弾きまくる見映えのあんこ餅なのだ!
一個一個が少し小さめだとは思うものの、一口で食べやすい大きさとしてはちょうどいい。
それが16個で税込864円。
悪くない、相応な価格だ。
しかも、今回は夕方遅くでも商品は山積みで余裕で買えた。
(実はこの山積みというのも引っかかっていた。つまり何かの理由で売れない商品ではないかと危惧したのだ)
販売場所がNewDaysなので営業時間は長いし、大人の休日俱楽部パスの利用期間だと10%値引きしてくれる。(ちなみに2025年秋はスペシャルで15%引きだ)
7.食べる
さっそく食べてみたが、旨い!
柔らかさ、味、あんこの量、伊勢の名物赤福餅そのものでたいへん美味しい!
いや、甘さ控えめ系なので、この前食べたお福餅の方に近いかもしれない。
いずれにせよ、赤福、お福、そして今回の「碓氷峠の力餅」は吾輩の好みの的の中心付近を見事に射貫いたのだった。
気に入った!
8.高崎駅でいつでも買える「碓氷峠の力餅」
問題など何もないし、伊勢の名物をおいそれと買えない地域に住んでいる吾輩は、伊勢に行くより高崎駅で少し時間を作れば駅構内でこれを買えるのだ。
9.イオンで売り出されていたお福餅
先日お福餅を買ったのはイオンの食料品売り場の和菓子コーナーだったが、実はイオンで売り出してくれれば一番便利なのだ。
しかしイオンでは県ごとの催事で出すだけなので、いつも買えるというわけにはいかないのだ。
実はその後売り場担当者に確認していて、お福餅は今後(2025年の)9月の20日30日5%OFFの日に仕入れて売り場に並ぶとのことだ。それ以降は不定期になるが電子チラシを見ていたら地方の銘菓が出る日程がわかるのとのこと。
いい情報を聞いたがいずれにしても不定期には違いなく、思い立ったときにいつでも食べられるわけではないのだ。
その点、大阪時代は良かった。最寄りの天王寺に出さえすればいつでも確実に買えたのだから。
10.イオンよりも確実に手に入る高崎駅
しかし今回高崎駅で赤福餅/お福餅とほぼ同等品がいつでも手に入るとわかったことが吾輩にとって限りなく大きな収穫だった。
へっ! くだらん! たかがあんころ餅ごときで!
と思う御仁もいるかもしれないが、赤福餅/お福餅をこよなく愛する吾輩にとっては「くだらん」ことではない。大いに「くだる」のだ。
11.歴史
釜めしの荻野屋が力餅を売っていることを知らなかったので、てっきり便乗商売で適当な餅菓子を売ってるのかなどと失礼千万なことを最初思っていたことを白状する。
碓氷峠は先に書いたように現在ドライブイン玉屋、しげの屋、みすゞやの3軒が峠の力餅を販売しているが、箱の中に入っていた説明のしおりにも書いているように、この峠には江戸時代から店を特定せずに地域的に力餅があったのだ。
その中で、現在店舗内だけで販売しているのが先の3軒で、そこに広範囲に販売する大量製造の工夫と販路を確保して4軒目の荻野屋が加わったのだろう。荻野屋が力餅を売り始めた時期は公表されていないが、他の3店の方が古いと思われる。
繰り返すようになるが再度考えをまとめると、碓氷峠の力餅は昔からどの店の専売というよりこの地域で作られた餅につけられた一般名称と理解すればいいような気がしている。
12.全国の(峠の)力餅
全国の(峠の)力餅を調べてみた。
力餅巡りをしてみるのも楽しいかもしれない。
峠の力餅 峠の茶屋 奥羽本線峠駅
峠の力餅 峠の茶屋暖簾分け 米沢(2025/09/07現在営業停止中)
碓氷峠の力餅 ドライブイン玉屋(群馬)、しげの屋(長野群馬)、みすゞや(長野)、荻野屋(群馬)(この記事)
笹子峠の力餅(後の笹子餅)みどりや 山梨
権五郎力餅(ごんごろうちからもち) 鎌倉
力餅 三井寺 滋賀
おはぎと赤飯 力餅食堂(明治時代からの暖簾分け) 京阪神地域
おはぎ 力餅(店名) 和歌山市
天狗力餅(煎餅と求肥餅を組み合わせた銘菓) 錦花堂 和歌山県由良町
番外編(ネタ)
力こんにゃく 山寺の茶屋 山形
※餅ではないので一番カロリーが低い(≧∇≦)
13.荻野屋の有楽町店舗
ちなみに荻野屋は東京有楽町のガード下に釜めしの店を出しているが、そこでも力餅が買えるのだ。吾輩はその店舗前をよく通るのだが直に看板を見ている。ただ、吾輩はまだその店舗内には足を踏み入れたことはない。
東京で力餅が食べたくなるかどうかわからないし、そもそも値段は知らない。
高崎駅で買った同じ箱入り16個で税込864円が売っていたらわざわざ高崎駅に出る必要もないわけでより便利だ。
今度店舗で訊いてみようと思う。
14.追記:2025/09/09
リアルタイム更新。
高崎駅NewDaysで碓氷峠の力餅小パックが売っていたので追記する。
2025/09/09 21:51のリアルタイム更新だ。
高崎駅新幹線待合室にて。
多少割高にはなるものの6個で税込400円はひとりでパクッと食べるにはちょうどいい量かもしれない。
ちなみに消費期限は明日の2025/09/10,24:00だ。


(おわり)
