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甘酒まんじゅう(紅白) 竹林堂本舗 富山市中央通り 和菓子なスクチャイ296 2026.06.13

和菓子なスクチャイ296 富山県 > 富山市 

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※くまの身長は7.5cm。大きさの参考に。


甘酒まんじゅう(紅白) 竹林堂本舗 富山市中央通り

立川志の輔師のてるてる亭
立川志の輔師のてるてる亭
立川志の輔師とナガノのくま

1.てるてる亭

吾輩、ほぼ毎月富山市中央通りにある立川志の輔師の地元本拠地と言える演芸場「てるてる亭」に通っていて、毎回一番前の席で師の至高の話芸を堪能しているが、今回訪れた2026年6月は北陸銀行が出資して元映画館を改造して落語用の立派な檜舞台を作り上げてから毎月立川志の輔が独演会を演り続けて19年目だった。

演目の間に北陸銀行銀行の頭取が挨拶に登場して志の輔師ともちょっと話し、帰りに来場者全員に紅白のまんじゅうを振る舞うという話をして来場者をたいそう喜ばせた。

かたや志の輔師は来場者全員へのプレゼントは数的に叶わないとのことで、19年目ということで座席の19番目の前から後ろまで(いろはの「い」から「を」までの12席)の一列全員のおよそ12名に師匠オリジナルの手拭いとCDをセットにしたのを進呈するとのことだった。

ちなみに吾輩は一番前の「い」列の18番だった。

立川志の輔師のてるてる亭チケット

右の通路を挟んだお隣さん「い」列の19番から後方への一列が師匠からのプレゼントももらえるわけなので、ほんの1番違いでもらえなかった吾輩は残念であった。

それにしても19年目でこの振る舞いだ。

来年の6月の20年目は目が離せないと言うところだ。

20年目だと師匠のことだからもっと太っ腹な振る舞いをするに違いないと期待せざるをえない。

来年2027年6月の志の輔師の「てるてる亭」公演は是が非でも、万障繰り合わせて来たいところだ。いや、吾輩は絶対に来るのだ。

2.甘酒まんじゅう

お開き後に配られた「甘酒まんじゅう(紅白)」
竹林堂の「甘酒まんじゅう(紅白)」
竹林堂の「甘酒まんじゅう(紅白)」

さて、振る舞い「紅白まんじゅう」はお開き後の会場を出たところでスタッフさんが大きな段ボール箱を抱えて来場者ひとりひとりに配っていた。

袋入りなのでその場では中身はわからなかった。

でも、紅白まんじゅうということなので、一般的な白と紅のまあるい蒸しまんじゅうが2個入っていると思っていた。

潰さないように気を付けつつ帰ってから袋を開けたのだが、中には結構しっかりした生地のまんじゅうが入っていて、これだと潰れる心配もなかったとホッとした。

遠路持ち帰ったのだったが、中身は潰れることはなかったのだ。

さらに想像していたような白と紅の丸い蒸しまんじゅうではなく、平たくてわりと固めでしかも模様入りだった。

竹林堂の「甘酒まんじゅう(紅白)」
竹林堂の「甘酒まんじゅう(紅白)」

柄は焼印のように描かれた竹林で、これは和菓子店の名前「竹林堂」からの図案なのだろう。

そして白と紅はそんなに鮮やかな色ではなく、ちょっとくすんで地味めな白と紅だった。

3.竹林堂本舗

竹林堂本舗の甘酒まんじゅうは地元で240年以上愛され続ける「富山のソウルフード」なのだそうだ。

竹林堂本舗の創業は天明年間(1780年代)で江戸時代中期から続き、富山を代表する屈指の老舗だ。

創業当時、富山藩の2代目藩主である前田正甫(まさとし)公にこの饅頭を献上したところ、その美味しさに大そう感動され、藩の「御用菓子」に指定された。

以降、富山の人々にとって特別な、そして親しみ深いお菓子として歴史を刻んできた。

竹林堂本舗は富山市の中心部である中央通り商店街にどっしりと店を構え、毎日お店から立ち上る甘酒の甘い蒸気の香りは富山市民にとってお馴染みの風景なのだ。

4.名物「甘酒まんじゅう」

竹林堂の「甘酒まんじゅう(紅白)」
竹林堂の「甘酒まんじゅう(紅白)」
竹林堂の「甘酒まんじゅう(紅白)」

吾輩が「素朴でとても美味しい」と感じたその味わいだが、まさに職人技によるものであるらしく、240年間一切妥協せずに守られてきた伝統の製法によるものだとのことだ。

世間にある多くの「酒饅頭」は手軽に日本酒や酒粕を生地に練り込んで作られるが、竹林堂の甘酒まんじゅうは自社で米と麹を合わせ、自家製の「甘酒」を発酵させ、その天然の酵母の力だけで生地を膨らませている。

天然発酵だからこそ、蒸したての生地にはほんのりとした「お酒の酸味の香り」と、独特のむっちりとした強いコシが生まれる。

そして中に入っているのはこの酸味のある生地と適合するように計算された、すっきりとした甘さの自家製こしあんだ。

それらの組み合わせが生地の風味を引き立てる抜群のバランスなのだ。

5.「てるてる亭19周年」を彩った紅白の特別感

甘酒まんじゅうと言えば通常白い饅頭が定番だが、お祝い事の際には美しい「紅白」が作られる。

富山ではお祝い事や引き出物、またお祭り(朔日大福ならぬ「朔日まんじゅう」の文化がある)の際にこの紅白の甘酒まんじゅうが欠かせない存在なのだ。

立川志の輔師匠がプロデュースする「てるてる亭」が19周年を迎えたという、富山の街を挙げた「ハレの日」だからこそ用意された特別な紅白だ。

この素朴な味わいは、師匠が届ける「温かみのある落語」の後味にもぴったりに感じた。(もっともこの紅白まんじゅうを振る舞ったのはスポンサーの北陸銀行なのだが・・・)

ともかくひょんなことで「てるてる亭」の近所に竹林堂本舗という素晴らしい和菓子屋さんがあることに今更ながら気付き、さらに今回食べた甘酒まんじゅうが大いに気に入ったので、これからほぼ毎月「てるてる亭」に通う時、そこからちょいと足を伸ばして、と言ってもたったの50mほどだが、吾輩は竹林堂で甘酒まんじゅうを買うつもりだ。

なあに、吾輩はいっぺんに竹林堂のファンになってしまったのだ。

ちょっと固めに薄べったくなっているまんじゅうなので持ち帰りもさほど気を使う遣うこともなく、消費期限も翌日までなので余裕もある、と言うことで毎回少なくとも5個は買いそうだ。

ちなみに「てるてる亭」の近所にはもう一軒吾輩の行きつけにしていてすでにこのnoteでも紹介している「石谷もちや」があり、こちらは今回も演芸場に行く前に立ち寄って餅とおはぎを合わせて9種類を1個ずつ買ったのだった。この方は持ち帰りに気を遣ったが、無事に潰れることもなく持ち帰り、写真も撮り美味しく食べたのでそのうち紹介する予定だ。

以上のように「てるてる亭」の近所には2軒もの素晴らしい和菓子屋さんがあるということで、ここは立川志の輔師の名人落語だけでなく、2種類の和菓子屋さんも楽しめるというなかなか恵まれた立地であることを認識して、今吾輩はとてもしあわせな気分なのだ。

(おわり)

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