【思考の整理術(mini)】会議で「え、そういう意味だったの?」を防ぐ、一枚の絵の力
「あの件、進めておいて」
会議でそう言われて、あなたは何をイメージしますか?
実は、同じ言葉を聞いても、人によって頭の中に浮かぶ景色は全然違います。Aさんは「来週までに企画書を作る」と思い、Bさんは「今日中に関係者に連絡する」と捉えている。これが、プロジェトが進まない本当の理由だったりします。
言葉だけでは、認識は揃わない。
そこで役立つのが「ビジュアル思考」です。

複雑なことほど、絵にしてみる
ビジュアル思考とは、情報や考えを図やイラストで表現する方法です。難しそうに聞こえますが、実はあなたも無意識にやっています。
道順を説明するとき、つい地図を描きませんか? スケジュールを立てるとき、カレンダーに書き込みますよね。それと同じです。
言葉は一列に並ぶけれど、現実の問題は複雑に絡み合っています。だから、言葉だけで説明しようとすると、どうしても抜け漏れや誤解が生まれる。
でも、一枚の絵にすれば、全体像が見えます。関係性が分かります。「ああ、そういうことか」と、チーム全員の理解が一致する瞬間が訪れるんです。
会議中に描く「グラフィックレコーディング」
最近、会議室のホワイトボードに、リアルタイムで議論を図解する光景を見かけませんか? これが「グラフィックレコーディング」です。
絵の上手さは関係ありません。丸、四角、矢印。それだけで十分です。
「今、何を話しているのか」「誰がどんな意見を言ったのか」「どこで意見が分かれているのか」
これらを、その場で書き出していく。すると不思議なことに、議論が整理されていきます。堂々巡りが減り、決めるべきことが明確になります。
描きながら話を聞くと、自然と本質が見えてくるものです。
思考を広げる「マインドマップ」
もう一つ、個人でもすぐ使えるのが「マインドマップ」です。
中心にテーマを書いて、そこから枝を伸ばしていく。思いついたことを、どんどん書き足していく。
これが、思考の整理に驚くほど効きます。頭の中でモヤモヤしていたことが、紙の上に広がると、急にクリアになる感覚があるんです。
企画のアイデア出し、問題の原因分析、プレゼンの構成作り。色々な場面で使えます。
「伝わる」から「伝える」へ
ビジュアル思考の本質は、絵を描く技術ではありません。
「どうすれば相手に伝わるか」を、真剣に考えることです。
言葉で説明して終わりではなく、相手の頭の中に同じ景色を映す努力をする。そのために、絵という道具を使う。
それだけで、チームの動きは変わります。認識のズレが減り、無駄な確認作業が消え、決断が早くなります。
次の会議、試しに一枚の絵を描いてみませんか?
きっと、チームの景色が変わります。

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