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〜第82夜〜「消された検索履歴」

🕯️ はじめに


これ……最近、よく聞く話なんですよ……。

スマホってね、便利でしょう……?
調べたいこと、すぐに出てくる……。

でもね……
「調べたはずなのに、履歴が残っていない」
そんな経験……ありませんかねぇ……。

いやいや、ただの勘違いだって……?
えぇ……私も、そう思ってたんですよ……。

あの話を聞くまではね……。


これは、知人の男性から聞いた話なんですがね……。

その人、夜中にふと目が覚めたそうなんですよ。
なんだか妙に静かでね……。

で、何気なくスマホを手に取って……
検索をしたんです。

「夜中に目が覚める理由」

まぁ、よくある話ですよねぇ……。

ところがね……
そのあと、妙なことが起きたんです。

検索結果の一番上に、こう書いてあった。

「あなたはもう“気づいています”ね」

……えぇ?

って思うじゃないですか……。

広告でもなく、記事でもない……
ただの黒い画面に、白い文字だけ……。

不気味に思って閉じたそうなんですけどね……
その瞬間、画面が一瞬だけ――

“自分の部屋”を映したんですよ。

……カメラじゃないんです。

“少しズレた角度”からの部屋なんです……。

えぇ……
まるで、誰かが部屋の中にいて……
こちらを見ているような……。

慌ててスマホを落としてね……
電気をつけたそうなんです。

もちろん……誰もいない。

でもね……
その日から、妙なことが続くんです。

朝になると――
検索履歴が、消えている。

完全に……何もなかったかのように。

でも、覚えてるんですよ……。
確かに調べたはずなんです。

「夜中に目が覚める理由」
「部屋に誰かいる気がする」
「気配 原因」

……全部、消えてる。

そして、ある日……
また夜中に目が覚めた。

スマホを見るとね……

通知が一件。

差出人は――

「検索履歴」

……そんな通知、見たことありますかねぇ……?

開くとね……

そこには、こう書かれていたんです。

「次は、あなたが“消える番”です」

……えぇ。

その人、それを見た瞬間――
スマホの電源を切ったそうです。

でね……翌朝。

安心して電源を入れたら……

何事もなかったかのように、普通に動く。

履歴も、通知も……何も残っていない。

ただ――

“カメラロール”に、1枚だけ……
見覚えのない写真があった。

そこに写っていたのは……

自分の寝ている姿。

……そして、そのすぐ横に――

“もうひとつの顔”が、あったそうなんですよ……。


📝 あとがき


えぇ……不思議な話ですよねぇ……。

スマホっていうのはね……
「外と繋がる道具」なんですよ。

でもね……

その“外”が、本当に
私たちの知っている世界だけなのか……。

ちょっと、考えてしまいますよねぇ……。

履歴っていうのは、本来――
「残るもの」ですからね……。

それが消えるっていうのは……

記録ではなく、“存在そのもの”が
なかったことになっているのかもしれませんね……。


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この話の“本当の意味”
なぜ履歴が消えたのか
そして「見えてはいけないもの」とは何か――

ここでしか読めない解釈をお話しします……。

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