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Fundedになった日のことを話す

Sです。FTMOで複数回Fundedを取得しています。まだ出金はできていません。同じ壁にいる当事者として書いています。

プロップファームのチャレンジを突破した日のことは、今でも覚えている。

画面に「Congratulations」という表示が出た瞬間、正直なところを言えば、嬉しさより先に「ついにここまで来た」という静かな達成感があった。

ルールを守り続けた。感情を抑えた。損切りを徹底した。それができたから突破できた。

そう思っていた。

チャレンジ中の自分は、別人だった

チャレンジ中の自分を今振り返ると、異様なくらい冷静だった。

1トレードごとのリスクを計算して、損切り位置を決めてからエントリーした。感情が動きそうな日は、あえてトレードしなかった。「今日は環境が読みにくい」と判断したら、チャートを閉じた。

それができていたから、突破できた。

「本番(Funded)になっても同じようにやれば大丈夫だ」と思った。

Fundedになった日の最初のトレード

Fundedになってから最初のトレードをした日、自分の中に何かが変わっているのを感じた。

言葉にすると難しいが——「重さ」みたいなものが生まれた。

チャレンジ中は「練習の延長」という感覚があったのかもしれない。でもFundedになった瞬間、それが消えた。「本物のお金だ」という感覚に変わった。

最初のトレードは、小さい利益で終わった。それ自体は問題なかった。

でも、2つ目のトレードで少し負けた時に、気づいたら「ロットを少し上げていた」。

「早く取り返したい」という気持ちが、知らないうちに体を動かしていた。

崩れていくのは、一瞬だった

ロットを上げた2つ目のトレードも負けた。

「おかしい。連敗だ。」

そこで自分に言い聞かせた。「落ち着け。ルールに戻れ。」

でも、含み損を抱えたトレードを決済できなかった。「もう少し待てば戻る」という感覚があった。

チャレンジ中なら即座に損切りできていたはずのポイントで、手が止まった。

損切りが遅れた。損失が大きくなった。その損失を取り返そうとした。

1週間後に、ドローダウン上限に引っかかった。

気づいたこと

3回同じことを経験して、ようやく気づいた。

チャレンジ中の冷静さは、「ルールを守る」というシンプルな一点に集中していたからこそ維持できていた。

Fundedになると、「どこでエントリーするか」「どこで損切りするか」「どれくらいのロットにするか」という判断の幅が広がる。

その広がりの中に、感情が入り込む隙間が生まれる。

問題は「意志が弱い」ことではなかった。構造の問題だった。

感情が入り込む「余地」があれば、どれだけ意志が強くても、感情は入ってくる。

だから今は、その「余地をなくす」ことに取り組んでいる。エントリーに根拠を作る。損切り位置を論理的に決める。感情が判断できる余地を、できるだけゼロに近づける。

まだ出金はできていない。でも、以前のような崩れ方はしなくなった。

同じ経験をした人がいれば、この記事が何かの参考になれば嬉しい。

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