見出し画像

Oblivión 改訂版について

この度、2024年に公開した小説 Obliviónを改訂いたします。
(タイトル写真 by Preillumination SeTh

初稿の Oblivión は、「事実は小説より奇なり」でも述べたましたように、思いもかけず噴水のように湧いて出てくる物語に押し流されるようにして書かれました。それまで小説を書いた経験がなかった、という事もあってか、その時その時のストーリーを書き留めるだけで精いっぱいで、細部の描写が雑だったり、時間を行き来する話の筋を関連付けるのに重要な部分が欠けているのに気づかなかったりして、わかりにくいところも出来てしまいました。

また、アルゼンチンタンゴというニッチなダンスがストーリー展開に重要な役割を果たすため、抵抗なく読んでいただけるように、割合細かい部分までタンゴの世界を紹介する必要があり、説明とストーリーのバランスが悪いところもありました。

悲しいかな、私の筆力ではそれらを一気に解決することができませんで( また note の創作大賞に応募する、という大それた目論見もあったので)、問題点を残しながらも Oblivión は昨年公開になだれ込んでしまいました。

今回改訂に踏み切りましたのは、やはり抜けたり跳んだりしている点を直したかったのと、ボリュームの問題を調整したかったからです。具体的には、ネットで読むのに1回5万字超では長すぎるというご指摘をうけて、全体を5つに分割して公開することにしました。また、さらに読み易くするよう 目次などnote の編集機能も使ってみました。

アルゼンチンタンゴの世界の紹介に関しては、小説とは別に、いくつかの記事をマガジンとしてまとめましたので(「今夜も軽くタンゴでいこう」「タンゴはやっぱりコミュニティ」など)そちらもあわせてお読みいただければ、なるほど、アレはそういう事だったのか、とわかっていただけることもあるかな、と思います。

また、Oblivión に入りきらなかった物語もあって、それらすべてを入れられる大きな箱があったらいいな、とも思いまして、現在小説を集めたマガジンというかストーリーブックを計画中です。公開はいつになるかわかりませんが、少しずつでも仕上げて発表できたらと考えておりますので、なにとぞ気長にお付き合いいただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
©Rico Unno, 2025-2026, CC BY-ND


▶️Oblivión【1】

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集