【実録】ChatGPTに部屋の写真を送ったら、片付けが苦手な理由は「決断の回数」でした
夜桜りこです。
8月11日の夕方、家の写真を撮ってChatGPTに送りました。
使ったのはGPT-5.6 Solというモデル。
といっても設定を変えたわけではなくて、スマホで写真を選んで送っただけです。
仕事部屋を2枚と、リビングを7枚。
片付けの相談をするためです。
「ブルックリン調にしたいね」って、言うだけは言ってたんです
うちのリビングは、ずっとそのままになっていました。
「なんかおしゃれな感じにしたいね」「ブルックリン調とか」みたいな話だけは、前からしていました。
※ブルックリン調というのは、濃い木の色と黒い鉄を使った、ニューヨークの倉庫街っぽいインテリアのこと。

でも、実際の部屋はそこからかけ離れています。
ダイニングテーブルは何でも置き場になっていて、床には段ボールと紙袋が常駐しています。
仕事が立て込んでいて、休みの日に片付ける気力までは残っていませんでした。
時間だけが過ぎていきました。
家具の話だと思っていたら、そこじゃなかった
写真を送って、まず言われたのがこれです。
「『ブルックリン調の家具が足りない』っていうより、生活用品の仮置き場所が部屋全体に広がって、そのまま定着しちゃってる感じだね」
家具の話をされると思っていました。
でも、そうではなかったんです。
むしろ「素材はかなり揃ってる。むしろ買い替えまくる必要はなさそう」と言われました。
テレビ台の木、黒いアイアンのテーブルと椅子、壁にかけたギター。
そのへんはもうあるから、ブルックリン感を消しているのは家具ではない、と。
消しているのは、ケーブルが床を横断していることでした。
白い家電と収納ケースが視界に散らばっていることでした。
窓側の一角が「とりあえずここへ」の倉庫になっていることでした。
言われてみると、全部そのとおりです。
苦手なんじゃなくて、3つ重なってるだけ
仕事部屋のほうでも、似たことが起きました。
私が送ったのは、こういう相談です。
「片付けるって言っても、どこに何を入れたらいいのかがよくわからない。やったとしてもまたすぐごちゃごちゃになる。収納できる量に対して物が多すぎるっていうのはあるんだけど、どうしても捨てられない」
これに対する返事が、こうでした。
「単純に『片付けが苦手』なんじゃなくて、物の住所が決まってない/住所はあるけど戻しにくい/収納量をちょっと超えてる、の3つが重なってる感じがする」
苦手なんじゃなくて、3つ重なっているだけ。
そう言われると、少し気が楽になりました。
「捨てましょう」が、一度も出てきません
ここが意外だったところです。
片付けの話になると、たいてい「全部出して、いる・いらないを判断しましょう」から始まります。
でも、返ってきたのはこれでした。
「『全部出して、いる・いらないを判断して捨てましょう』は、私はあんまりやりたくない。捨てられないなら、捨てない前提で仕組みを作って、それでも溢れた分だけ最後に考えるほうがよさそう」
そのうえで、物を「種類」ではなく使い方で5つに分ける案が出てきました。
毎日使うものは、座ったまま手が届くところ。
週に何度か使うものは、ワゴンとデスクの周り。
たまに使うけど必要なものは、奥の白い棚。
洋裁やDIYみたいに、作業するときだけ使うものは左側にまとめる。
そして5つ目が、捨てられない・今は判断できないものでした。
ここに「保留収納」をちゃんと作る、という話です。
しんどかったのは、決めることのほうでした
その5つ目の説明に、こう書いてありました。
「『これは必要?不要?』って毎回決断するから片付けがしんどくなるんよね」
あ、それだ、と思いました。
私が片付けで疲れるのは、物を持ち上げたり運んだりする作業ではありません。
一個手に取るたびに、いるかいらないかを決めているからです。
決断の回数が多すぎたんですね。
だったら最初から「捨てないけど、普段の生活空間からは退場してもらう箱」を作ればいい、という話でした。
半年とか1年開けなかったとしても、その時点で捨てなくていい。
ただ、一軍の収納スペースは占領させない。
これなら、決めなくて済みます。
順番も時間も、向こうが決めてくれます
リビングのほうでも、同じ発想が出てきました。
「『部屋を片付けよう』はたぶん永遠に終わらないやつ(笑)」
そう言われて、リビングを7〜10個の小さいエリアに割る案が出てきたんです。
ダイニングテーブルの上だけ。
次に床の段ボールだけ。
次にテレビ前だけ。
1回20分で、そのエリアだけ終わらせる。
しかも最初のうちは、収納用品も家具もブルックリン雑貨も買わない。
まず「この部屋に実際どれだけ物が残るのか」を確定させたいから、だそうです。
順番も、1回あたりの時間も、買い物のタイミングも、全部向こうが決めてくれました。
私が決めることは、ひとつも残っていませんでした。
最後に、ゴールの絵も作ってもらう
「片付けたらこんなに素敵な部屋になるよ、っていうイメージ画像を出してくれる?」
そうお願いして、完成予想図を作ってもらいました。
これが思ったより効きます。
ただ、出てきた1枚については、向こうから先にこう言ってきたんです。
「さっき生成した画像はちょっと『ブルックリンに寄せるためにAIが勝手に家具まで変えすぎ』なんだよね」
それで、今ある家具はそのままで、物を片付けて配置と小物だけ変えたらどうなるか、という版を作り直してもらいました。
家具を総入れ替えした部屋を見せられても、うちには関係がありません。
「ここなら今の家から本当に到達できそう」に見える絵じゃないと、動く気になれないんですよね。
片付けてくれるわけじゃないんですけど
当たり前ですが、AIは段ボールを運んでくれません。
やってもらったのは、決めることだけです。
どこが問題なのか。
どこから手をつけるのか。
何をどこに置くのか。
終わったらどう見えるのか。
それが全部決まった状態になって、私に残ったのは手を動かすことだけになりました。
私にとっていちばん重かったのは、たぶん手を動かすほうではなかったんです。
AIをこういう役割で使う話は、前にもこの記事に書いています。
こういう相談ごとはChatGPTのほうが向いている気がしていて、使い分けについてはこちらに書きました。
追伸
相談から3日が過ぎた8月14日時点で、まだ1エリアも終わっていません。
さんざん相談して、完成予想図まで作って、床の段ボールはそのままです。
ただ、ブルックリン調のポスターだけは、もう作ってもらいました。
A4の紙を4枚並べて1枚のポスターになるやつです。

片付けより先に壁を飾ろうとしているあたり、たぶん順番が違います。
1エリアでも終わったら、また書きます。
