うまく言葉にできた瞬間、世界がやさしくなる。
うまく言葉にできなかった想いが、
ふと一文になったとき――
世界が少しだけ、やさしく見える気がします。
書くことは、私にとって「心の整理」であり「小さな救い」です。
泣きながら書いた夜も、気づけば心が軽くなっている。
そんな瞬間があるから、今日もペンを取ります。
言葉を探しながら、自分を見つめていく。
書くことの中に、たしかな喜びがあるのです。
文章を書いていて、いちばんうれしい瞬間は、ピッタリの言葉が見つかったとき。
ずっと探していた“あの感じ”を言葉にできた瞬間、胸の奥で小さく灯りがともるような感覚になります。
ときには、涙をこらえながら書くこともあります。
過去の自分に向けて手紙を書くように、どうしても誰かに伝えたい想いを綴るとき。
書き終えたあとには、不思議と心が軽くなる。
まるで深呼吸をしたあとのように、すっきりして、前を向ける気がするのです。
書くことは、私にとって「整える」行為でもあります。
ぐちゃぐちゃに絡まった思考を、文字にすることで少しずつほどいていく。
書きながら、「ああ、私は本当はこう思っていたんだ」と気づくことも多い。
それは、自分の中にもう一人の“聞き手”を見つけるような時間です。
たとえば、静かな朝にノートを開くとき。
外の空気はまだ冷たくて、窓からの光がやさしく差し込む。
ペンを握る指先に少し力が入って、ページの上で言葉が生まれていく――
その瞬間、確かに生きている実感があるのです。
誰かに届くかどうかは、書いているときには分かりません。
けれど、どこかで同じ気持ちを抱いた誰かが、「わかるよ」と言ってくれるかもしれない。
そう思えるだけで、書くことはもう“ひとりぼっちの行為”ではなくなります。
だから、これからも私は書き続けるでしょう。
泣きながらでも、笑いながらでも、
「いま」をことばにできる喜びを抱きしめながら。
喜木 拝
#本田健 さんの#ハッピーライティングマラソン 第3回目のテーマによせて綴りました。私の中にある、書くときに感じる、静かな喜びです。ここまで、お読みいただきありがとうございます💖
第1回はこちら👇
第2回はこちら👇
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