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マスクドnote予想&感想(2/2)


本田すのうさんの企画「マスクドnote」に参加しました!

名前を出さずに記事を読んで、だれが書いたものか当てられるのか?というたのしい企画。ただし、自分らしい文章じゃなく、あえてほかの参加者に「擬態」するのもあり。これが難易度を上げています。

こちらは、わたしの予想・感想・考察をまとめた記事です。

前半だけで6時間かかってしまったので、発表までには間に合わず、この記事を書いているいまは、結果が発表されてからしばらく経ったあととなります。

前半では、
①わたしの特定方法
②わたしの記事と書いたときの意図
③19名のうち10名の予想と感想

を書きました。

この後半では、19名のうち8名の予想と感想を書きます。



最終予想

19名の作品を6時間以上かけて考察して、迷宮入りしたものの、発表前に最終的に提出した予想がこちらです。正解したものに色をつけました。
自分以外の10名正解でした。

このとき、自信があるのは、2、5、6、9、10、13、14、16の8作品でした。19は「これだ!」と思ったけど一抹の迷いが。



着目ポイント


着目&メモポイントはこんな感じ。

一人称、性別、家族構成、その他プロフ、特徴的なワード、接続詞、情景描写の多さ、オノマトペ

それから表記ルールです。
さまざまな書き方ができる言葉について、どんな書き方をしているか調べました。特に注目したのがここです。

つくる、ごはん、にぎる、わかる、すこし、きれい、たとえ、とき、こども、ーー、……、数字(半角・全角・漢数字)

空白行、改行についても調べましたが、ここでわかった方は少ないです。



予想パート


こんな流れになっています。

全員分じっくり感想を書く予定だったのですが、いつも3回以上読んでから書いているので……。急なギリギリ納品発生のためで間に合いませんでした。かんたんな感想、メモとかんたんな考察だけさせてください。

ふだん感想を書くときは、かならず皆さん同じくらいのボリュームになるようにしています。

でも今回は考察メインだから、人によって長さが変わってしまっています……!

迷っているので、いろんなところにお名前が登場するかも……><



11_おにぎり爆弾処理

この小説は切なさと色気と、女性のあざといキュートさが混ざりあった作品だ。冒頭だけ読んでいるとエッセイの可能性も頭をよぎったけれど、色気の滲むシーンなどを見ていると、創作だと思った。

そしてタイトルから想像する雰囲気と中身の着地点もまたギャップがあって面白い。


※こちらの考察、かなり迷ったのでほかの作品よりもとても長いです

4と11は、迷っていた。



この2つの作品は、創作だとわかりやすいのが特徴だった。

まずはエッセイ以外書かないという方を除外していく。そして行き詰まった。いったん寝かせて、わかるものから回答を埋めていった。

最終的にどちらかが波さんで、どちらかがnicoleさんだと思った。

そしてその最後の決め手が間違いだった。


nicoleさんは、コニシさんの紹介がきっかけで読んだ『滲む』が印象に残っていたのだけれど、あのしっとりした雰囲気の文体が見つからない。

nicoleさんのnoteを遡って読んでいく。

ひとつの特徴としては、創作ではないもので見られた「~んである」という、硬さと可愛らしさが共存するような表記が挙げられると思った。けれども、そちらも見当たらない。

nicoleさんのnoteを遡って探していくうちにこんなnoteを見つけた。

古賀コンは応募されている作品のクオリティが高いものが多くて、割とガチ目で書いている人が多いのでは?と感じたので、おもっくそ変化球を投げることにした。

別な企画だろうか。コンテストだろうか。変化球での投稿をたのしむ雰囲気を見つけて、思った。

──あ、もしかすると……!


そうして思い浮かんだのが4と11だった。

このどちらかが波さんで、どちらかがnicoleさん。
そう想像したところで、ここで2つの観点からみていく。

波さんだと想像した理由は前の考察記事へ。

(1)色気のある文章を書かれるかどうか
(2)ラノベ風タイトルを書かれるかどうか

1については、創作を中心にいくつか読んだ限り、おふたりとも有り得ると思った。

問題は2。
おふたりのnoteで「ラノベ」「ライトノベル」「転生」といった単語で検索をかけてみた。

nicoleさんは『滲む』の一説に「友人たちと回し読みしたライトノベル」という単語が。

ところが、波さんの記事で検索するとこの記事が出た。

ラノベタイトルっぽくしてみました。

これを決め手に、4と11を決めたのだけれど……。

逆だったのだった。

なお、メモがなくなったので、覚えているいくつかになってしまうけれど、4・11・19に波さんだと思った文体の特徴を見つけた。
「ーーー!!」「中央寄せアミカケのアクセントが入ったデザイン」「握る」「わかる」など。


12_先生のおにぎり



この作品は何人かで迷った。端正な文章だ。

「人の握るおにぎりが、苦手だった。」という印象的な書き出しからはじまり、流れるようにその理由──過去の回想へと持っていく運び。構造もすごくきれいで、迷わずに連れて行かれるような感じ。五感が……とくに「人の握るおにぎりが苦手」になるシーンのにおいが、ぶわっと目の前にくるようなリアリティがある。すごい。

フリーメモ:
とりわけ 
味をつける 
頃 
【人物描写のていねいさ】 
あゝ 
食べ物は好きなのである 
とはいえ 
未だに 
ラストに短歌

かなり終盤まで迷っていて、ほかの回答との兼ね合いでマイトンさんだと決めた。最終的に残っていたのが、マイトンさん、ぐみさん、レオンさん、みゆさんだ。

みゆさん
→短歌、人物描写の詳しさから悩んだ。短歌の言葉選びがちがうような気がする。

ぐみさん
→ 文章の整っている感じからぐみさんを入れたものの、何度も読むとこの文章にあるのは端正な雰囲気や、しっとりした感じ。月と太陽でいうなら月。
ぐみさんはチャーミングなユーモアが入っている太陽タイプだと思い除外。また、ぐみさんには小説よりもエッセイのイメージがあり、もしかすると描写の雰囲気が違うかもと思った。

その後、ぐみさんとみゆさんは「ぜったいにこれ!」という作品が見つかったので候補からはずした。

レオンさん
→小説も書かれているし読みやすい、喉越しの良い文章を書く方だという印象があった。端正な文章のイメージ。
明るさだけじゃないイメージもある。このあたりが一致しているような気もしたものの、「1」がレオンさんじゃないとしたらだれかわからずに「1」を選択。

そうして迷いに迷ったすえ、マイトンさんを選んだ。

マイトンさん
→マイトンさんの文章は、短時間でさっと書き上げたものでもすごく完成度が高い。さまざまなテイストのものを書かれるカメレオン的な、七変化的な部分もある。

でもいま考えてみると、端正な文章のなかにも、軽いユーモアが盛り込まれていたりするのがマイトンさん流だったのかもしれないと思った。
マイトンさんはなんでも書けるし完成度が高い。

だからこそマイトンさんは何人もいるように見える……


こたえはレオンさん!


13_小さくて大きな革命の話

これはリィさん。自信がある。確信を持って回答を記入した。

フリーメモ:
──の表記
デザイン 太字と囲い
健康志向のお母さん
なお、
()の使い方
「身体」の表記
「コンビニの味」としか言いようのないあの味が気になって、少し調べてみた。どうやら家で再現する方法が数年前にSNSで話題になったらしい。
のである。

初めてコンビニのおにぎりを食べた時、私の中で革命が起きた。」

こんな書き出しではじまるこの作品は、まるで漫画のようなイメージで頭のなかを流れていった。もしかして絵を描く人なのかも、と思った。

健康マニアのお母さんの、どちらかというと薄味の料理をたべて育った方だからこそ、初めてのコンビニおにぎりに衝撃を受けた──。このエピソード、「冷凍食品」版でわたしも同じ革命が起きている。うちは健康マニアの父がいろいろいうので、薄味だった。だからとても共感しながら読んでいた。

終盤の「コンビニの味」の再現、じつは、去年やってみた。そのまま白ご飯として出したところ、娘のなかで革命が起きた。

「なにこれ。なんできょうのご飯、こんなにおいしいの? 白いごはんきらいなのにおかわりしたくなる」


さて、考察パートに戻る。リィさんといえば、ちょっと硬めの文章が特徴。その意味でもこの作品はかなり印象に近かった。

・エピソード

エピソードにも覚えがある。

・デザイン

デザインもかなり気を配られている。太字のアクセントや、アミカケを用いて、読みやすくなっている。

▼リィさんの文章にはよく太字が使われていて、視認性が良い。

・()の使い方

今でこそコンビニ飯に常日頃お世話になっている(最近はコンビニ飯も高いので頻繁にお世話になるわけにもいかない)が、幼い頃はほとんど食べたことがなかった。

・再現

再現するのもリィさんらしいという気がした。

「コンビニの味」としか言いようのないあの味が気になって、少し調べてみた。どうやら家で再現する方法が数年前にSNSで話題になったらしい。のである。


こうした背景がありつつ、キラーワードのひとつが「身体」。

わたしも「身体」と表記するけれど、「体」のひとが多い印象なのだ。



14_Tちゃん、あのね

文章全体から滲み出す、ほんわかとした、春の陽気のような優しさ。
この企画において、お手紙を書くという部分に優しさと可憐さを感じた。

わたしがこれまでに出会ったほかの人の文章でも、明るいもの、日だまりのようなもの、さまざまな優しさがあるけれど、もっと淡い、はじめて出会うものだと思った。

そこで、ほぼ交流のない「はじめましてに近い方」から探していった。

フリーメモ:

幼馴染 
【すごいイベント】 
ーー 
あがる 
笑 
*区切り  

・広めの行間 「*」区切り



Tちゃん、聞いて!わたしね、すごいイベントに出ることになったんだよ。ほら、びっくりでしょ?笑

この時点で、いくつかみていった記事と照らし合わせて「りかさん」だと予想。さらに、キラーワードというか、確定にいたる記事を見つけた。


15_握る手変われば味変わる

フリーメモ:
おばあ
けどさ
ああ、これって文章も同じじゃないか。
いつもよりビールが美味くなるんだよねぇ。

これは、すのうさんによる「ヤスさん」の擬態だった。わたしは引っかかってしまってヤスさんとの回答に。

「3・15・18」の3作品が関連して迷ったものだった。「3」と「15」はおにぎりと文章を関連づけて書かれている。どちらかがヤスさんなのだろうと思った。
「18」は後ほど書くけれど、初見では「京たのさん」と思ったのだけれど、すのうさんが京たのさんに擬態しているのかと思い(※理由は後述)、「3」を京たのさん、「15」をヤスさんという回答にしていった。

「おばあ」という表現だけが引っかかりつつ、文章とおにぎりをとても上手につなげている感じからヤスさんなのだろうかと思ったのだった。

全体的にヤスさんの雰囲気があったのだけれど、接続詞に着目した。「けどさ」という部分。

「ビール」が登場するかどうかも一応調べていた。


▼ヤスさんバージョン

ヤスさんバージョンと、すのうさんの擬態バージョンを比較してみた。序盤に関しては段落の長さに違いが見られた。

▼おにぎりというたとえを、文章と接続するシーンにも違いが。すのうさんのほうは「気づき」調、ヤスさんのほうは「語りかけ」調になっている。


細かなニュアンスのちがい、話の展開の仕方など、よくよく見ていくと確かに違いはあるのだけれど、だれも見破れなかったことをふくめても、すのうさんの擬態はすごかったと思う。




16_おにぎりって、なぜおいしいのだろう

どことなくアカデミックな雰囲気の前半。そして、やわらかく描かれた後半は、なんだか可愛さもある。

これはだれだろう。末尾の言葉に着目した。どこかで見たような……

マイトンさん?

ちがう、これは「ちかれた」「おちゅかれさまでした」だ!

最近、最近見たばかりな気がする。どこだろう。どこで見たのだろう。思い出せなくて一旦、ひとりずつの研究に入る。

そうして見つけた。ハスつかさん!

引用した画像の雰囲気からみても、どことなく「かわいさ」を感じるやわらかな文体。

そして、キラーフレーズも発見した。


わたしが着目したのは「吉川誠次さん」という部分。こちらのワードで検索すると、見つかった。


▼こちらの記事より引用

おにぎりを真剣に研究する人の、アカデミックさすら感じる文章と、後半のやわらかい語り口。手の写真もある。

これらをもって、この作品はハスつかさん。ご馳走たまでした!



17_明けにぎり、夕むすび

※17はわたしの作品なので割愛。副賞の受付もこちら。2つはもう締め切ったのですが、有料記事のプレゼントは〆切なく受け付けます。まだご連絡いただいてない方、ぜひコメントいただければうれしいです!





18_おにぎりとおにぎらず、あなたはどっち派?


フリーメモ:
鬼滅
ふりがなが反映されてる
ほんとう がんばる かわいい 
「」に続く文章 
()があとに続く 
いっしょ 
つらい 
わかんないけど
オニ斬り。

はじめにこの作品を読んだとき、「京たのさんだ……!」と思った。

京たのさんの文章の特徴としてわたしが考えているのは、「独自の切り口」「やわらかさ」「そっと忍ばされたユーモア(面白い系というより、くすっと笑顔になれる優しい雰囲気)」。

自信満々で「外堀を埋める(?)」作業に入ったものの、どのワードで探せばいいかに悩む。まずは「鬼滅」で探してみよう。

ところが、「鬼滅」で検索しても記事がヒットしない。


あれ……? 


そのころわたしは、すのうさんによる擬態がどれかわからずに悩んでいた。すのうさんの記事内で「鬼滅」を探してみる。

▼いくつかヒットした。

ほかにも、複数作品と比べていくうちにいくつか悩むシーンがあり、自信がないながらも「京たのさん」→「すのうさん」へと回答を変更したのだった。

正解は、すのうさんではなく、京たのさん。

京たのさんは、擬態もできるし、文章についても書けるので悩み、間違ってしまう結果となった……。

ここまでいろいろ読んできて思ったけれど「擬態」が加わることで難易度が一気にハードモードになっている。面白い。



19_おにぎりから愛を排除する試み

フリーメモ:
於いて
硬め
定義づける感じ
出来る
集結
~よろしく
ーーー!

この作品をはじめて読んだとき、──これまでの作品でも「そうじきさん……?」と思ったことはあったのだけれど──「これがそうじきさんだ!!!!!」という確信があった。

うまく言語化できていないのだけれど、一文一文がそうじきさんだと指し示していた。

しいていうなら、硬めだけれどテンポが良いこと……だろうか。
そして、「愛を排除していく」という発想のオリジナリティ。

言葉のチョイスは硬質で、わりとその場合「静」の文章になると思うのだけれど、疾走感がある。なかなか出せない、文章をすごく書き慣れている人の雰囲気だと思った。

ただ、わたしがそうじきさんの作品に出会って日が浅いものの、かなりいろいろな雰囲気を書かれているから悩みはした。

迷ったのは7番(らいおんさん)で、そうじきさんのコメントがなかったことと、男子のちょっと青春っぽい雰囲気があることから迷っていた。けれども文章がすこし柔らかいような気がしたので、詳しく考察していった結果、らいおんさんと回答した。


↓ちなみにこの辺りの雰囲気!!!!!
すごく好き!!!!!

ちょっと待ったーーー!!!

……お前(私)、今、母なる大地に、種籾を捲いたな。
生命という愛を、始めようとしたな。



長くなりましたが、全作品の考察でした。後半は結果発表後だったので、どこがどう違ったのか?という観点で書き、前半とはすこし違うものになっています。



詳しい感想までは書けなかったのですが「おにぎり」というテーマから、こんなにも個性豊かな作品が生まれるのだ、という感動がありました。
書くのも読むのもたのしい、素敵な企画でした。

すのうさん、運営お疲れさまでした!
参加できてほんとうによかったです。ありがとうございます!

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三條 凛花 最後までお読みいただき、ありがとうございます♡