コニシ木の子さんの創作大賞応募作品ぜんぶ読んだ【感想】
感想をいただいたの応募作をすべて読む試みをしている。遅々として進まずまだ3人目。
今回はコニシ木の子さん。
1.イセハラのモトニ
伊勢原市で喫茶店を営む2人の男性。お客さんである「ナオミおばあちゃん」をある場所へ連れていくことになる。
物語としての骨格がしっかりとできあがっており、コミカルさと切なさが同居していた。それでいて時おり「なんのはなしですか?」と言いたくなる絶妙なバランスに惹かれる。キャラクターも生き生きとしていて、とくに「ナオミおばあちゃん」が好き。
読み終えたわたしは、高級な卵を買い、玉子焼きをつくった。
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2.他人の「キス」ばかり見て生きてきた。
他人のキスばかり見てきたコニシさんに備わる特殊能力の話。
読み終えたあと、
・キスのゲシュタルト崩壊
・占いまでもがエンタメであり読みもの
・ところどころ小説を読んでいるような感覚
読み終えた人はきっと「なんのはなしですか」というだろう(予言)。
3.夏の終わりを告げた、昼またぎの情事
夏の終わり。昼食をとっていたコニシさんは、入ったことのない地元に根付いていそうな町中華屋さんに入り──。
読み終えたあと、
・はじまりの爽やかさと知らぬ間の終わりの切なさ
・少なめにしたらしいのに多い女性の描写
・唐揚げが食べたくなる感じ
に襲われた。
コニシさんの文章を読むと情景が浮かんでくるので、近くで見てるような気持ちになりつつ、読み終えるとやっぱり「なんのはなしですか」と言いたくなるのだった。
コニシさんの書くものは、どれを読んでもぱっと「コニシさんだ」と気づく世界観が確立されている。どの作品も「なんのはなしですか」と言いながら読んだ。
そしてまた冒頭にかえって読み返してしまう、ふしぎな引力があるのだった。
▼全部門への応募は達成したものの、ぎりぎりまで新作に粘っていて、読むのは遅めになっています。でも感想頂いた方の作品は必ず読みます!
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最後までお読みいただき、ありがとうございます♡