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母の日を前に、世界一素敵な私のお母さんへ

こんにちは。
りんごあめです。
母の日が近づいてくると、心の奥が少しだけざわつきます…。


神田ちあきさんの素敵な企画に参加させていただきました。ありがとうございます。



私のお母さん。
私は5人きょうだい。
お母さんは、5児の母。
小さい頃は仲が悪くて、いつも怒られてばかりだった。

大のおばあちゃん子だった私は、
「おばあちゃんが私のお母さんなら良かったのに」
そんな風に考えたこともあった。

けれど、母になった今、
自分に懐いてくれない我が子へ、どんな思いを抱いていたか…
想像するだけで胸が痛くなる。

きっと、お母さんは私のことを好きだった。
ただ、ちょっと不器用で、表現が苦手な人だったんだ。

沖縄出身のお母さんは、少し変わっていた。
朝から天ぷらが食卓に並ぶ日もあった。
楽しくなると、突然踊り出すこともあった。
方言で喋られると、何を言っているのかまったくわからなかった。

手作りにこだわる人で、
ご飯はもちろん、お弁当に冷凍食品が入ることはなかった。
友達のカラフルなお弁当がうらやましかったけど、その友達は私のお弁当を「いいな〜」と言ってくれていた。

創作のおやつは当たり外れが大きく、いつもドキドキしながら口にした。
美味しくなくても、お母さんに喜んで欲しくて、一生懸命食べた。

節約も大好きだったお母さん。
お買い得品を求めて、スーパーを駆け巡る。
私はよくわからないままついて回り、気がつけばレジにたどり着いていた。買い物かごはいっぱいになっていた。

チャキチャキしていて、でも天然で、いつも一生懸命だったお母さんと、本当に仲良くなれたのは中学生の頃。

初めて好きな人ができたとき、
でも、右も左もわからなくて、
女の子らしいアピールなんてできなかった私。
ふと、母の恋愛事情が気になって聞いてみた。
母は照れながらも、嬉しそうに話してくれた。

あ、お母さんも、私と同じ。昔は子どもだったんだ。
その瞬間、何かが腑に落ちた。

それから、母とよく話すようになった。
でも高校から家を出て、少しずつ話す機会も減っていった。

社会人になり、「親孝行するぞ!」と意気込んでいたある日。
久しぶりに帰った実家で、母は、別人のようになっていた。

目は合わず、少しボーッとしていて、呂律も回らない。
会話も噛み合わない。
それでも私は、一生懸命、
いっしょうけんめい、話しかけた。
母との噛み合わない会話に、涙が出てしまう。
お母さんは心配そうな表情を浮かべてくれるけど、どこか遠くを見ているようだった。
また、涙が出た。
私はもっと実家に帰ろうと思った。

でも、その半年後。
母は帰らぬ人となった。


4児の母となった今、気がついた。
冷凍食品を使わず、手づくりのおやつを用意していたすごさ。
5人を育てながら働いていたという事実。
本当に、尊敬しかない。

毎日毎日、必死に怒ってくれてありがとう。
手づくりのごはんをありがとう。
たくさん話してくれてありがとう。
親孝行、あまりできなくてごめんね。
また会えたら、いっぱい話したいことがあるよ。

世界一素敵な私のお母さんへ。
私、お母さんになったよ。
あのころわからなかった気持ちが、今ならわかる気がする。
育ててくれて、本当にありがとう。

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