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どうして言葉が混ざるの?|バイリンガルの“切り替えがゆるむ”瞬間

娘:「イラクが封鎖したとこ、the Strait of Hormuz がさ…あれ、日本語でなんだっけ?」

こんなふうに、英語がふっと混ざる瞬間がある。
日本語も英語もきちんと使い分けられるようになった今でも、だ。

でも私はもう驚かない。
「ああ、切り替えがゆるんでるな」と思うだけ。

今日は、そんな“ゆるむ瞬間”の話。


娘は今、日本語と英語をきちんと使い分けられる。
文法も語彙も、だいたい年齢相応に育っている。

それでも、ふとした瞬間に「切り替えがゆるむ」ことがある。

どちらも話せる相手だと、言語の境界がゆるむ

娘が言語を混ぜるのは、
「どちらの言語も理解してくれる」とわかっている相手の前だ。

・両親
・バイリンガルの友達
・英語も日本語も通じる大人

こういう相手の前では、言語の境界がふっとゆるむ。

英語の文章の中に日本語の単語が混じったり、
日本語の会話の中に英語の単語がそのまま入ったりする。

文章ごと混ざるというより、
単語単位で混ざることが多い。

そしてその単語は、元の言語のアクセントのまま出てくる。

混ざっているのではなく、「選ばなくなっている」

娘の話し方を見ていて感じるのは、

混ざっているのではなく、選ばなくなっているだけ。

相手が理解できるとわかっているから、
どちらの言語を使うか細かく判断する必要がない。

そのフィルターが、少しゆるむ。

だから、
頭に浮かんだ単語がそのまま出てくる。

これは“間違い”というより、
バイリンガルには自然に起きる現象のひとつだと思う。

幼児期の混ざりとは少し違う

幼児期にも、言語が混ざる時期があった。
あの頃は、まだ語彙も言語の境界も発達途中で、
“使えるほうの言葉”が自然に出てくる混ざりだった。

でも今は違う。

・どちらの言語も理解している
・語彙も年齢相応にある
・使い分けもできる

それでも混ざるのは、
分けられるけど、あえてゆるめている状態だから。

無意識に混ざるのではなく、
安心して混ざっている。

ここは、幼児期とは少し違う。

どちらの言語も成長途中だから混ざる

もう一つ大きいのは、
どちらの言語もまだ“成長途中”だということ。

知らない語彙は、知っているほうの言語で補われる。

これは大人でも同じで、

・日本語で知らない専門用語を英語で言う
・英語で知らない概念を日本語で説明する

ということは普通に起きている。

語彙は一生アップデートされる。
だから混ざるのは、ある意味で自然なことだと思う。

私の前で英語が混ざる理由

娘は私との会話でも、単語だけ英語が混ざることがある。

娘:「イラクが封鎖したとこ、the Strait of Hormuz…えーっと、日本語でなんだっけ?」

これは、

・私が意味を補完してくれると知っている
・わからなければ「何それ?」と聞くと知っている

そんな前提があるからだと思う。

きちんと伝えなくても大丈夫、という安心感。
だからこそ、言葉の選び方がゆるむ。

そして、娘は今も“修正中”

前回の記事で書いたように、
娘は日本語の中に英語の“音”が混じることがある。

・プロファイル
・ローブロックス
・テクサス
・バイドン

こうした微妙なズレは、
本人も気にしていて、少しずつ修正している。

ただし、安心できる相手の前ではフィルターがゆるむ。

「あってる?」と確認しながら、
そのまま言葉を出してくることもある。

■ 多言語の友達と話すと、さらにゆるむ

多言語を話す友達と会話していると、
その子がスペイン語を混ぜてくることがあるらしい。

私:「え、スペイン語?英語じゃなくて?」
娘:「そうそう。でも英語と似てる単語が多いから、だいたいわかるよ。全然平気!」

娘自身はスペイン語を話せるわけではない。
でも、友達のほうの“言語の境界”がゆるんでいて、 英語とスペイン語を行き来しながら、日本語も交えて話している。

……私は英語もスペイン語もわからない。
「オラー!ソーイDORA!」くらいのレベルだ。
小さい頃に『DORA the Explorer』をさんざん見て覚えたやつ。
でも見ての通り、カタカナで書くくらいの知識しかない。

それでも娘にとっては、
英語・日本語・スペイン語が少し混じっても、意味はつかめるらしい。

頭の中では、
“理解できる単語”を拾いながら、
それをひとつの流れとして処理しているようだ。

成長したなと思うこと

幼い頃、言語が混ざる様子を見て本気で心配していた。

でも今は、
場面に応じてきちんと切り替える姿も見ている。

だから、

面白いな、と思うことはあっても、
心配することはなくなった。

小さい頃を思い出すと、
成長したなあと感じる。

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▼前回の記事はこちら(“音のズレ”について書いています)

👉おうち英語15年の全体はこちら 


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