PLASTICS、立花ハジメ、MELONの7インチコレクション(12枚)
PLASTICS「COPY / ROBOT」(1979)

A面「COPY」
B面「ROBOT」
作詞:TOSHI/作曲:HAJIME/編曲:PLASTICS
79年末にリリースされたと思われる(発売日特定出来ず)デビューシングルはラフトレードから、ニューウェイヴ真っ只中ではこれ以上ないデビュー、このままラフトレードと契約してアルバムもリリースし、完全なる洋楽アーティストの可能性もあったと思われるが、残念ながらシングル1枚だけで、翌80年からは国内のビクターよりリリースしていくことになる、しかしYMOとは別次元というかある意味よりリアルな次元で海外ツアーも同時に行っていき、最終的にサードアルバムはアイランドからの世界発売を成し遂げ、これはその助走なのであった
サイン入りを狙って入手したわけでもなく、自分がサインをねだったわけでもない、たまたま入手したのがサイン入りだったのだが、本物かどうかは不明、ただTo Chrisと宛名があるので、なんとなく本物のような気がするが、筆跡的には3人のサインなのに1人で2名分書いてあったり(筆跡が似てることからの推測)
「COPY」も「ROBOT」も国内のファーストアルバムでやり直しているが、ややローファイ気味なラフトレードヴァージョンからアップデートしたテクノポップ度100%ヴァージョンへ、さらにさらに世界発売のサード『WELCOME BACK』で3度目の「COPY」「ROBOT」が収録されているが、海外ツアーを経た肉感的な演奏が加味されロック度が増したヴァージョンになっている
サブスク未解禁、CDではベスト盤『PLASTICS ORIGATO25』に収録

PLASTICS「TOP SECRET MAN」(1980)

A面「TOP SECRET MAN」
作詞:TOSHI/作曲:HAJIME/編曲:PLASTICS
B面「DELICIOUS」
作詞:CHICA/作曲:HAJIME/編曲:PLASTICS
ファースト『WELCOME PLASTICS』よりシングルカット、79年にUKからシングルリリースされて、それがデビューということになりますが、翌80年にビクター/Invitation(サディスティックス〜サザンオールスターズなどの)より日本デビューとなりました
ジャケはUKから先に出たシングルのイラストの元になった写真
PLASTICS「GOOD」(1980)

A面「GOOD!」
作詞:CHICA/作曲:HAJIME/編曲:PLASTICS
B面「PATE」
作詞:TOSHI/作曲:HAJIME/編曲:PLASTICS
セカンド『ORIGATO PLASTICO』よりシングルカット、A面「GOOD!」は後にピチカートファイヴもカヴァー(立花ハジメもギターとコーラスで参加)、B面「PATE」はアルバム未収録曲(『WELCOME PLASTICS (Deluxe Edition)』にボーナス収録)
結局この年に『WELCOME PLASTICS』と『ORIGATO PLASTICO』の2枚のアルバムをリリース、その合間にワールドツアーと大活躍でしたが、後から歴史を俯瞰すると、バンド自体はこの80年に至るまでに紆余曲折あったものの、このスタイルでは80年の1年間で完全燃焼したといえなくもないのではなかろうか
PLASTICS「PEACE」(1980)

A面「PEACE」
B面「DESOLATE」
作詞:TOSHI/作曲:HAJIME/編曲:PLASTICS
セカンド『ORIGATO PLASTICO』よりシングルカット
A面「PEACE」はプラスチックスでは珍しく立花ハジメのボーカルも聴けます
B面「DESOLATE」はそれまでの多くの曲と同様、作詞TOSHI/作曲HAJIMEのパターンですが、何故か既にMELONの曲に聴こえなくもない、アルバムではラスト曲だし、その後の決裂を暗示してるかのような印象(さらにMELONっぽいと思う「PARK - EIGHT DAYS A WEEK」の方が好きなのでB面はコレが良かった)
翌81年は今でいうところのセルフカヴァーベスト的な『WELCOME BACK』(国内シングルカット無し)を世界発売でリリースし、海外ツアーで解散となり、その年の後半にトシ&チカはMELONとして始動、スネークマンショー『戦争反対』に参加(本当にこの時代はスピードが速いのです)、立花ハジメはSAXを手にして新たな音楽を模索、『H』への準備段階といったところでしょうか
PLASTICS「DIAMOND HEAD」(1981)

A
1. DIAMOND HEAD
2. PEACE
作詞:TOSHI/作曲:HAJIME/編曲:PLASTICS
PRODUCED BY ALEX SADKIN
サードにしてラストアルバムの『WELCOME BACK』からのシングルカットと言いたいところだが、一部のレコード店で配られた販促品のようです、日本でいうところのソノシートながらゴールド仕上げでダータで配られたのが勿体ないくらい、日本盤ではこのような粋な計らいはなく(そもそもシングルカットもなかった)
『WELCOME BACK』とYMO『BGM』は発売日(81年3月21日)が同じだが、TR-808をどっちが早く使ったか?という点では、おそらく佐久間正英が開発に関わっていて商品化前のマシンを使っていたことからプラスチックスの方が早いだろう(レコーディングも80年末?)
リリース後の欧米ツアーで解散、中西俊夫とチカはそのまま海外でMELONのレコーディング(まずはスネークマンショーのアルバム用)、立花ハジメは帰国後にサックスをハジメ、佐久間正英はプロデュース業に戻り、島武実は作詞家に戻られた感じでしょうか
PLASTICS「PATE」(1981)

A
1. PATE
2. LAST TRAIN TO CLARKSVILLE
作詞:TOSHI/作曲:HAJIME/編曲:PLASTICS
アイランドからリリースされたサード『WELCOME BACK』のUK盤の限定盤に封入されているソノシート、てっきりアルバムからの収録曲かと思いきや、過去作からシングル「GOOD」のB面「PATE」(アルバム未収録)とファースト『WELCOME PLASTICS』から「LAST TRAIN TO CLARKSVILLE」という選曲理由が不明な2曲、アルバムを手に入れたわけではなく、ソノシートだけバラで入手
MELON「P.J.」(1982)

A面「P.J.」
B面「EDDIE SPAGHETTI」
作詞作曲編曲:メロン
アルバム『DO YOU LIKE JAPAN』(82年11月21日リリース)はほぼリアルタイムで買ったと思うんですが、先発のシングルについては当時知りませんでした、ということで近年入手したものの、その後中西氏が亡くなられたので復刻もされました
そもそもMELONは81年のプラスチックス解散後にスネークマンショー『戦争反対』から始動、チカトシの2人以外は豪華なサポートによって『DO YOU LIKE JAPAN』は作られ、収録曲の「O.D.」をCM用に「P.J.」に改良しシングルリリース(B面「EDDIE SPAGHETTI」はアルバム未収録曲)、平行してWATER MELONも始動し、各々のプロジェクトをAB面に分けて収録した83年『ピテカントロプスの逆襲』でアルファ時代は終了、そこから85年「SERIOUS JAPANESE」に至るまでの間にリリースされなかった曲が色々あったということを後年『新宿ブレードランナー』というCD(同時期12インチも出ました、このシングルの2曲も収録)が出るまで知らなかったのですが(「TERIMAKASHE」とかは数少ない?テレビ番組出演で聴いたので知ってはいました)、どっちかというと世代的にプラスチックスには間に合わずMELONだったので『Deep Cut』までの7年間、紆余曲折/順風満帆でなかったのが非常に惜しかったです
立花ハジメ「一人のエジプト人」(1983)

A面「一人のエジプト人」(Sex Symbol Strikes Back)
作編曲:立花ハジメ
B面「二人のエジプト人」(AB1013)
作曲:Annerose Bücklers/編曲:立花ハジメ
そもそもリアルタイムでこのシングルの存在を知らなかったが、ジャケが『Hm』と同じものもあり(YLR-705、未入手)、こちらは西武エジプトフェアと絡んだ仕様(YEN-105)、これがプロモオンリーで西武関係で配られただけであればよくあるタイアップパターンに近いのだが、こちらも売り物ということで、となると2種類作った意味が分かり辛いのだが、エジプトフェアとやらがどのくらいの期間だったのかググってみると、とりあえず西武美術館で「古代エジプト展」が83年4月2日から6月29日まで行われているので、初回プレスがエジプト盤で、エジプトフェアが終わったセカンドプレス以降が通常盤(『Hm』ジャケ)と考えるが、2ヶ月弱のために別ジャケ作るかな?とも思ってもしまう、曲名もシングルだけエジプトフェアのために変更されているが、これがエジプト盤だけでなく通常盤もそのタイトルなので、最初から1種類で良かったんじゃないかと余計な経費の心配をしてしまう

ちなみに同年PARCOでの「絵師 伊坂芳太良展」のCMに『Hm』から「Theme From "Hm"」が使われている
B面「AB1013」は翌々年リリースの12インチ「REPLICANT J.B. Remix Version」のカップリングとしても収録され、その時は本人出演の三菱電機ビデオデッキのCMに使われた、これを作曲したAnnerose Bücklersなる人物、DEVO周りの人脈だと思うが、いまいち謎である
MELON「SERIOUS JAPANESE」(1985)

A面「SERIOUS JAPAN (Tokyo Mix)」
B面「SERIOUS JAPAN (San Francisco Mix)」
作詞:Chica & Toshi/作曲:中西俊夫、佐藤チカ、屋敷豪太、工藤昌之/編曲:MELON
※JAPAN→JAPANESE(誤字)
リアルタイムで12インチ(85年9月1日リリース)を買って、それまでの『DO YOU LIKE JAPAN』とは変わった路線に衝撃を受け、サンストで流れたエディットヴァージョンにはさらに衝撃を受け(あれ全部ちゃんと聴きたいのですが、DJミックス的要素もあるのでリリースは難しいかも、当時プロモ12インチでプレスしてたら最高だったのですが)、これを当時ヒップホップと言っていたのですが、多分今では通じない寂しさが...
7インチ収録の内訳はA面は「Tokyo Mix」は12インチB面2曲目「東京クラブミックス」のこと、B面「San Francisco Mix」は12インチB面1曲目「San Francisco Mix」を7インチ用に短くエディット(よってこれだけ7インチでしか聴けない)
リリース後の日本青年館の単独LIVE(85年9月4日)にも行き、アルバムを楽しみにしてたのですが、『Deep Cut』はここから1年9ヶ月後だったので、間が空いて衝撃の熱が冷めており、子供心には間髪入れずに出してほしかったなと(海外発売ゆえに契約とか諸々大変だった事情は後からわかるのですが)
そして35年経ち、その衝撃を思い出すべく、海外盤なら7インチがあるはずだと思って探して入手、CDは『Deep Cut』が再発された際にボーナスで追加収録されて無事初CD化となった、残念ながらサブスク未解禁
立花ハジメ「BEAUTY」(1986)

A面「BEAUTY」
作詞:小林克也、立花ハジメ/作曲:立花ハジメ/編曲:藤井丈司
B面「MODERN THINGS (Acoustic Version)」
作詞作曲:Charly Brown, Myke Reilly, Gary Miles
86年4月5日リリースの「BEAUTY」は片面2曲/片面手塚治虫によるレリーフという仕様の12インチ、その放送局/有線用7インチ、さすがにレリーフ入りの12インチをメディアに配るわけにもいかず、このようなものが作られたと思われます(見本盤はあるものの)
80年代半ばになると12インチシングルが流行って7インチ無しで12インチだけという場合が多く、現在どちらかといえば7インチしか興味がないので、欲しい曲が12インチしかなかったりするのが(当時のDJ的にはそれが望まれていたわけだが)残念だったりしますが、こういうのは有難いです、こちらもジャケが手塚先生の絵であれば、また違った価値がついたかもしれませんが、ジャケ左上にツアー日程も記載の謂わばプロモオンリー盤、写真は前年のLIVEシーン(その85年秋のアルバム『太陽さん』リリース時のラジカルTVと組んだLIVEを観に行きましたが衝撃でした)、86年は新曲「BEAUTY」をたずさえてのLIVE TAIYO SUNアンコールツアー、東京は青山スパイラルホール3日間でしたが、前年と何が違ったかというと内容は殆ど同じながら、女子のワーキャーファンが増えてギャーギャーうるさかったなー、と客層が変わった印象が強く残っており
この年のリリースは「BEAUTY」と同じく秋に12インチで「HAPPY」がリリースされ、86年は新曲12インチ2タイトルのみでフルアルバムがなかったのが残念でしたが、「HAPPY」もプロモ7インチがあるのかないのか、あったら是非欲しい〜
立花ハジメ「SHOOT」(1987)

A面「SHOOT」
作詞:鈴木慶一、立花ハジメ/作曲:Mark Mothersbaugh、立花ハジメ/編曲:藤井丈司、戸田誠司
B面 「SIDE TWO "JINGLE" COLLECTION」
1. STARFIRE(作曲:Benny Golson/編曲:近藤達郎)
2. THEME FROM FUJI AV LIVE(作曲:立花ハジメ、藤井丈司/編曲:藤井丈司)
3. DEEP RIVER MANSION(作編曲:近藤達郎)
4. THE THEME FROM '64(作曲:立花ハジメ/編曲:Mark Mothersbaugh、近藤達郎)
5. BQ(作曲:立花ハジメ/編曲:近藤達郎)
プレイヤーはとっくに手放し、再びレコードを集めようという気持ちがないながらも興味本位で出向いた2013年のレコードフェアで12インチシングル「BEAUTY」のプロモ7インチというものを見つけて、世の中にはいわゆる商品盤サンプルの他にこういうものがあるのか!と知ったのが最初、となれば続けてリリースされた12インチシングル「HAPPY」のプロモ7インチもあるのかと思いきや、まだあるのかさえもわかっていない(なさそう、でもあってほしい希望的観測)、そしてシングルカットが無かった『BEAUTY & HAPPY』からのプロモカット、やっぱありましたかーてな感じ、これに限らずメディア配布用のプロモ7インチは通常何枚位プレスするのか気になるところ、ラジオ局or有線で廃棄されずに生き残った盤は愛でたい
A面はアルバムのリード曲「SHOOT」、始まって間もない「ミュージックステーション」(司会はまだタモリではなく関口宏と中原理恵)でツアーメンバーと共に出演/歌唱された印象が強いです、その昔高橋幸宏や鈴木慶一らと結成された「ダイナマイトセ◯クスアニマルズ」というサッカーチームもありました
AMラジオ用にMONOミックスなのですが、シングルではなくアルバムのプロモーションなのだから、ご丁寧にそこまでしなくてもいいのにと、現在DJプレイしたい身としては思います
さて毎度B面が問題なのですが、自分の希望としては戸田誠司がカッコよくリアレンジした「HAPPY」のアルバムヴァージョンが希望だったのですが、アルバムに収録されているジングル集となりました、確かに「ラジオ番組でお使い下さい」的なアイデアとしては面白いんですが、現在DJプレイしたい身としては(以下略)
¥ENでの『H』から始まった5年間の立花ハジメソロ作品、最後は『浮気なぼくら』的にポップなファンサーヴィスをして一旦終了となります
MELON「THE GATE OF JAPONESIA」(1987)

A面「The Gate Of Japonesia」日本乃扉
作詞:トシ、チカ/作曲:ヤン富田/編曲:MELON
B面「PLEASURE BEFORE YOUR BREAKFAST」
作詞:TOSHI, CHICA/作曲:GOTA, TOSHI/編曲:MELON
アルバム『Deep Cut』からのCut、世界発売を前提というか意識したようなA面「The Gate Of Japonesia」は、84年のWATER MELON GROUPのアルバム『COOL MUSIC』に収録されているのがオリジナルで、そのMELONヴァージョン(またはセルフカヴァー)
WATER MELONよりMELONのヴァージョンが長く(7分)、7インチでもエディットされることなく収録されているが、個人的にはエディットした方が良かったように思う、ただ曲的にエディットしづらい曲であるのもわかるので、シングルヴァージョンを別で作るのがベターだと思うが、そもそもMELON側としてはシングルで考えてなかったのかもしれない、確かに当時のMELONの状況を表わす大局的な1曲ではあるのだが、シングル向きではなかったかも、とかありつつ、この頃12インチシングル全盛で(であれば曲の長さは気にならない)、まさか日本盤7インチで出てるとは思わず、最初は海外盤7インチで買ったくらいだが(DiscogsにはUK盤しか載ってない)、あとから日本盤もあると知って買い直し
どちらかといえばDJでかけるのはB面「Pleasure Before Your Breakfast」、欲を言えば「Funkasia」の方が良かったが、そちらは12インチでリリースされてるので、これはこれでプレジャー
アルバム『Deep Cut』はサブスクにあるにはあるのだが、殆どの曲は聴けない状況
PLASTICS解散後、立花ハジメのソロとチカトシのMELONは示し合わしたように並走し、各々活動が1987年で一旦区切りがつく
