小林泉美の7インチコレクション(10枚)
小林泉美&フライングミミバンド「マイビーチサンバ’78」

A面「My Beach Samba '78」
B面「Hello Hello Hello」
作詞作曲編曲:小林泉美
78年3月5日にリリースされたアルバム『ORANGE SKY - Endless Summer』よりシングルカット(シングル用にミックスが違うかも)、ややこしいことに前年ソニーより「マイビーチサンバ」(77年8月リリース)というシングルが出ている、B面は「夕ぐれ時の恋人たち」で異なるが、アルバム『ORANGE SKY - Endless Summer』には同じく収録されている、このソニー盤の方が希少高値で未入手だが、おそらく同じ音源なので何が何でも入手したい感じではない

ソニーでシングル1枚だけ出してフィリップスに移籍したのは、ソニーではアイドルっぽく売られそうになったからだと、どこかのインタビューで読んだ気がするが(多分「レコードコレクターズ2020年7月号」)、とにかく10代の頃からキーボーディストとしてプロで活動してたとはいえ、この時まだ21歳、自分のリーダーバンドを従えたセルフプロデュースでデビューしてる時点で、その才能と実力は織り込み済み
ちなみにこの頃のフィリップスは女性アーティストに力を入れている印象があり、レーベルコンピのジャケを見ているだけで、その濃さが伝わってくる、まさに『The Super Ladies』!

「マイビーチサンバ'78」に続き、シングル「スプーンダンス<タイフーン'79>」(高値入手困難)とアルバム『SEA FLIGHT』(78年10月15日)をリリース、78年のうちにシングル2枚アルバム2枚の躍進だったのだが、フィリップスでの小林泉美&フライングミミバンド名義の活動は一旦ここでストップ
翌79年、高中正義のバックバンドに参加した流れでキティと繋がりが出来、まずは薬師丸ひろ子主演映画『翔んだカップル』のサントラを手掛ける(主題歌と挿入歌はノータッチ)

薬師丸人気もあってサントラレコード(別途「セリフ入りBGM集」と題した薬師丸ひろ子ピクチャー盤もあり、多分そっちの方が売れた)も結構売れたと思える(中古盤は過剰在庫からの安値)、問題は映画公開から数年経った86年頃にひっそりとCD化されていたこと、その後再発されていない(サブスクも未解禁)、且つCD黎明期にリリースされたこともあってレコードとは比較にならない値段になっている(但しブックオフで安く見つかる可能性もなくはない⁉️)
松谷祐子「ラムのラブソング」

A面 うる星やつらより「ラムのラブソング」
作詞:伊藤アキラ、小林泉美/作曲編曲:小林泉美
B面「宇宙は大ヘンだ!」
作詞:伊藤アキラ/作曲編曲:小林泉美
81年10月14日放送開始のアニメ『うる星やつら』のA面オープニングテーマは1年9ヶ月ほど使用され、B面エンディングテーマは半年間(2クール)使用された
「うる星やつら」体験としてマンガが先だったかアニメが先だったか忘れてしまったが、殆ど同時だったかもしれない、ということでどっちかに思い入れがあるからどっちかは認めない的なことはなく、マンガもアニメも両方OK、しかし個人的には語られがちな映画版にイマイチ興味が湧かない、「ドラえもん」等も同様だが、映画用に長編にして、テレビ版の面白さとは別物になってしまうのに違和感アリ
個人的には初期設定のあたる・ラム・しのぶの三角関係(アニメのオープニングのように仲良く)の話が途中からナシ崩しになったので、改めてそれを軸とした謂わばスピンオフが読みたい
小林泉美「CRAZY LOVE」

A面「CRAZY LOVE」
作詞:地恵子シュレーダー/作曲編曲:小林泉美
B面「COCONUTS HIGH」
作曲編曲:小林泉美
キティ移籍後初アルバム『Coconuts High』からのシングルカット、何故かWikipediaからは漏れている
アルバムジャケと同写真だが、いやー長いことこの写真に見慣れなかった、拒絶反応とまではいかないが、アニメ『うる星やつら』で興味を持ったとしても、正直これでソロ作品を聴く意欲がだいぶ遅れたことも事実である、ジャケ裏写真を見るとアルバムはともかくシングルはこっちの写真でいいよなぁと思ってしまうが、なんとなんとアルバム告知のジャケは「NOW PRINTING!」、つまりこの写真はそもそもシングル用に撮影された可能性も大、ということで流石に今は見慣れました

もともとソニーでデビューした際にアイドルにされそうになったから、シングル1枚だけでとっととフィリップスに移籍してアルバム2枚リリース、そして3年後にキティに移籍、キティはアニメも手掛けていたことから「うる星」にも関わる流れ、現在フィリップス時代の作品は高値で全く歯が立たない、キティ時代も安くはなく(「うる星」関連を除く)、何とか隙をついてシングルを入手したが、ともかく7インチ再発希望とサブスク解禁を待機中、そして何と何と2020年11月20日に行われた待望の来日LIVE‼︎‼︎は配信の方で堪能させていただきました🤩
その後サブスク解禁、プレイリストも作りました
2021年にリマスターCD再発に伴ってサブスク解禁に続き、レコードも再発された、海外でもコンピレーションが作られる
小林泉美「Feeling Free」

A面「Feeling Free」
作詞:地恵子シュレーダー/作編曲:小林泉美
B面「Coffee Rumba」
作詞:中沢清二/作曲:Jose Manzo Perroni/編曲:小林泉美、渡辺モリオ
発売日が特定出来ず、Wikipediaにシングルの記載なし、Discogsにはあり、持っているのがサンプル盤なので、レーベル面に発売日が記載してある場合もあるが、これは無し、レコード番号ではこれが7DS0012で「I, I, You & 愛」が7DS0027なので、こちらの方が発売が早いことは確実で、普通に考えればアルバムと同時なのかと
AB面ともアルバム『夏・Nuts・夏』収録曲、B面「コーヒールンバ」のカヴァーが異色だが、日本語詞のヴァージョンは1961年の西田佐知子が最初に歌ってヒットして以降、様々なカヴァーが存在するが、有名なのは1991年の荻野目洋子版(今回確認するまで聴いたことなかったが)でそれまでには特に目立ったカヴァーがないようなので、リバイバル感覚としては相当早いでしょう
伊藤さやか「恋の呪文はスキトキメスキス」

A面「恋の呪文はスキトキメスキス」
B面「恋のB級アクション」
作詞:康珍化/作曲編曲:小林泉美
「うる星やつら」以降フジテレビのアニメ主題歌はMIMI先生ダノミ、おおよそどれもが素晴らしく小林泉美がアニメとかに提供した曲のコンピを作れば売れると思うんですけどねー、アニメ絡みだと権利関係大変なんでしょうが、そんな時は権利別にサブスクにあがっていれば、こちらでプレイリストを作ってしまえばイイ時代、解禁お待ちしております!(2025年現在、このシングルは解禁)
アニメ「さすがの猿飛」は未見、後期エンディングテーマだった「忍豚レゲエ」(久石譲の曲)が人気のようで、そのシングル盤の方がはるかに高値
伊藤さやか的にはセカンドシングル「アナタトOVER-HEATシタイ」と同時発売、ということで「さすがの猿飛」はイレギュラーでやらされた感、しかし結局これが1番のヒットとなるものの、アニソン歌手にも正統派アイドルにもなる気はなく、ロック路線へと突き進む、個人的にリアルタイムでは1曲も知らず、ドラマ「陽あたり良好」を観て知ったくらい

小林MIMI泉美「I, I, You & 愛」

A面「I, I, You & 愛」
作詞:安藤芳彦/作曲編曲:小林泉美
B面「LOVE GAME」
作詞:地恵子シュレーダー/作曲編曲:小林泉美
A面「I, I, You & 愛」は劇場版第1作「うる星やつらオンリーユー」主題歌を経て、TV版エンディングに移行、B面は「うる星」と関係のない、小林泉美のオリジナルアルバム『Nuts, Nuts, Nuts』からのシングルカット
「I, I, You & 愛」の小林泉美ヴァージョンは『Nuts, Nuts, Nuts』に未収録なこともあり、サブスク解禁されていない、その代わりの松谷祐子ヴァージョン(アレンジも違う)

アルバム『Nuts, Nuts, Nuts』からは「Feeling Free / Coffee Rumba」のカップリングでシングルカットされているが入手困難、これもWikipediaからは漏れている
雪野ゆき「ストップ‼︎ひばりくん!」

A面「ストップ!! ひばりくん!」雪野ゆき
作詞:伊藤アキラ/作曲編曲:小林泉美
B面「コンガラコネクション」星野アイ
作詞:伊藤アキラ/作曲編曲:小林泉美
MIMI先生は「うる星」での大活躍に続いて、伊藤アキラ先生との「ラムのラブソング」コンビで『ひばりくん』も手掛ける
この頃中学生で江口寿史ファンだったので、勿論『ひばりくん』の単行本は買ってたが、マンガがアニメ化されるとダメになるという印象が既にあったので、さほど期待してなかった、んで観て主題歌は印象に残ったものの(当時小林泉美という存在は意識していない、でも『うる星やつら』と同じ人だなとかは思ったかも)、やっぱイマイチだなーと、最後まで見届けた記憶がない、気づいたら終わってた的な
なんといっても江口先生(=先ちゃん、今やこの呼称を誰も覚えていない)の絵のクオリティが高いため、アニメになった時の落差が萎える、そりゃ『うる星やつら』も絵が違うといえば違うのものの、何故かソレが気にならないのだが、『ひばりくん』の場合、落差があるなりの良さっていうのがなかったような、せめてスタジオぴえろだったらもうちょっとマシだったんじゃないかとか色々考えてしまうパチモン感、吾妻ひでおの「ななこSOS」みたいにレコードのジャケくらいは原作者・江口寿史の描き下ろしでも良かったような気もするが、もう一切関わりたくなかったのかもしれない😅
小林泉美「Dancing Star」

A面「Dancing Star」
作詞:伊藤アキラ/作曲:小林泉美/編曲:安西史孝
B面「夢はLove me more」
作詞:伊藤アキラ/作曲:小林泉美/編曲:川島裕二
アニメ「うる星やつら」オープニング/エンディングテーマ曲、ラムから小林泉美ジャケに買い替え、ジャケをよく見たらオープニング/エンディング表記が逆になってて思い切り間違えてます

「I, I, You & 愛」に続いて、やっぱ自分が歌わないとダメだシリーズ、「ラムのラブソング」(歌・松谷祐子)があまりに傑作だったため、2年近く主題歌が変わらなかったが(第1回 - 第77回)、放送も絶好調延長につき、さすがにオープニングテーマをリニューアル(第78回 - 第106回)、オープニングは「ラムのラブソング」を超えるプレッシャーに勝てず(憶測)、小林泉美自身のアルバム『TROPICANA』より「CRESCENT PIERCE」を安西史孝アレンジでキラキラにリメイクされたA面「Dancing Star」、バナナアレンジのエンディングB面「夢はLove me more」も素晴らし
劇場版第2作「うる星やつら2 ビューティフルドリーマー」では「ラメ色ドリーム」(アルバム『TROPICANA』収録曲)が挿入歌として使われているが7インチカットはされてない模様
初代OP「ラムのラブソング」と初代ED「宇宙は大ヘンだ!」、2代目ED「心細いな」と挿入歌「マルガリータ」(未入手)、映画用主題歌且つ4代目ED「I, I, You & 愛」、2代目OP「Dancing Star」と5代目ED「夢はLove me more」、以上をもちまして、MIMI先生は「うる星」から卒業ということで、お疲れ様でした
と、思いきや「うる星やつら」アニメ終了(1986年3月19日)を記念して作られた12インチシングル45回転ピクチャーレコード「うる星やつらファイナルソング」に「ア・リ・ガ・ト!」と「星のメモリー」を書き下ろし、ということで本当にお疲れ様でした
池田典代「ガラスの虹」

A面「ガラスの虹」
作詞:生田敬太郎/作曲:小林泉美/編曲:小林泉美、中村哲、石田勝範
B面「リトルチャイルド」
作詞:池田典代/作曲:久米大作/編曲:久米大作、石田勝範
近年のシティポップ、そしてレコードブームで脚光を浴びた池田典代の唯一のアルバム『DREAM IN THE STREET』(80年8月1日リリース)のアウトテイクが発掘されたとやらで、その2曲を7インチ化
どういう経緯でボツったのか分かりませんが、A面「ガラスの虹」は改良されて翌81年から放映されたアニメ「うる星やつら」のエンディングテーマ「宇宙は大ヘンだ!」に、さらに83年に佐久間レイのデビュー曲「はみだし天使」に生まれ変わった、同じ作曲者だから成せる技にせよ大変珍しいパターンかと
残念ながら池田典代の「ガラスの虹」はサブスク解禁されてないのだが、小林泉美自身のデモがアルバム『SEA FLIGHT』のボーナストラックとして収録されている、はっきりいってデモというには勿体無いクオリティ
佐久間レイ「はみだし天使」

A面「はみだし天使」
作詞:生田敬太郎/作編曲:小林泉美
B面「春風病」
作詞:伊藤アキラ/作編曲:小林泉美
池田典代「ガラスの虹」 → 松谷祐子「宇宙は大ヘンだ!」 → 佐久間レイ「はみだし天使」という曲の経緯を知ってしまった以上、入手しないわけにはいかない的なことで
お蔵入りしていた「ガラスの虹」を改良して「宇宙は大ヘンだ!」が出来上がったのは理解出来るとして、そこからさらに「うる星やつら」で有名になった曲をアイドルに流用するのが大変珍しいパターンかと、MIMI先生によっぽどの思い入れがあったのか否か、やはり「宇宙は大ヘンだ!」ではなく「ガラスの虹」として復活させたいのだと(但し曲名を変更したのがややこしい)、A面はそういう経緯で出来たとして、問題はB面である、これこそ「うる星やつら」黄金コンビの新曲?だったわけだが、MIMI先生らしいラテン調ではなくシャッフルで歌謡曲っぽいのが逆に新鮮
佐久間レイはこれでアイドルとしてデビューしたものの、馴染めなかったようで数年後には声優として大成する、個人的には当時アイドルとしても知らなかったし、アニメも基本的に見ないので、曲の経緯がなければ佐久間レイを知らなかったかもしれない、いずれにせよ7インチ3枚コンプリートでメデタシメデタシ
