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【青ブラ文学部】美は世界を救う|エッセイ
「美は世界を救う」なんて、ずいぶん大きな話に聞こえるけど、
実際のところ、私が救われた瞬間はもっとささやかだ。
例えば、コンビニの帰り道。
急に吹いた風が金木犀の匂いを運んできて、
つい笑ってしまうとき。
自分でもびっくりするほど、気持ちが軽くなる。
ふとした瞬間に吹き出すあの小さな笑いは、
どこの哲学書より、よっぽど私の心を助けてくれる。
ケルト神話では、世界の端には「最果ての孤島」があって、
そこには悲しみを癒す音楽と、静かに光る泉があるという。
そんな場所、現実にはないはずなのに、
私は時々、あれはきっと心の中にあるんだと思う。
誰にも触れられない場所。
そこにだけ咲く風景。
その瞬間の美しさを見つけるたびに、
少しだけ世界と和解できる。
救う、なんて大げさかもしれないけれど、
今日も何かに押しつぶされそうな心を、
たった一つの「美」がひょいっと拾い上げてくれる。
だから私は信じている。
美は世界を救う。
少なくとも、私の小さな世界は、いつもそれでつながっている。
了

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悠・恵 日常・ほのぼの↓↓↓1
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