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【アマノ文筆クラブ】どうか縛らないでください|エッセイ


どうか縛らないでください。
私の心は、風のように形がなくて、気まぐれだから。
誰かに「ここにいなさい」と言われるたび、
心の中で小さな羽が、そっと縮こまるのです。

私の居場所は、きっと“ひとつ”ではありません。
カフェの窓際で紅茶を飲んでいるときも、
知らない街を地図なしで歩いているときも、
静かな夜、ジャスミン茶を飲みながら空を見上げているときも。
全部、私という“旅の途中”なんです。

自由という言葉は、
時々わがままのように聞こえるけれど、
ほんとうは「誠実な呼吸」だと思う。
誰かを責めず、
誰かに縛られず、
ただ、ありのままのリズムで息をしていたいだけ。

だって――心には、目に見えない羽があるから。
それを押さえつけたら、
どんなに美しい鳥でも、飛べなくなってしまう。

だからどうか、縛らないでください。
私が飛ぶときは、あなたの空もいっしょに見ていたい。
ちゃんと帰ってくるから。
風の香りを連れて。



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