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kerari_dowa
【アマノ文筆クラブ】推し活と串カツ、どっちにするの?|ショートショート
小さな開拓地に住む、質素倹約な少女がいた。
容姿端麗で、誰もが振り向く顔をしている。
ある日、彼女の前に二つの道が現れた。
左の道には、推し活の光がちらつく。
ライブのチケット、限定グッズ、心が踊る音楽。
「どっちに行こう…」小さな胸がときめく。
右の道には、串カツ屋台の匂いが漂う。
油の香り、揚げたての音、口の中でとろける幸福。
「どっちも捨てがたい…」スライダーみたいに心が揺れる。
結局、少女はこう決めた。
「推し活も、串カツも、両方楽しめばいいんじゃない?」
開拓地の住民は驚いた。
質素倹約で有名な少女が、心の欲望を前に、両取りを選ぶなんて。
少女は笑った。
「人生は、どちらかじゃなくてもいいのよ」
スライダーのように、滑り降りる気持ちで、両方を手に入れる。
開拓地の空は、ほんの少しだけ輝いた。
串カツの湯気も、推し活のキラキラも、同じように美しく見えた。
了

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