ラーメン使用料を巡る奇妙な哲学論争
🌕心がほどける、もうひとつの小さな物語へ🌿
このショートショートを気に入ってくださった方へ。
家族の絆や心の再生をテーマにした、別の物語も綴っています。
別のショートショートはこちら👇
2人の男性が会話している。
「俺が中国人だとしたらラーメン屋から中国人としてラーメン使用料を貰っていいかな?」
「それは、ダメだろう。君とラーメン屋は、関係ないしラーメン屋からラーメン使用料を貰う権利はない」
ラーメン使用料を貰おうとしている男性が話を続けた。
「確かに俺は、ラーメン使用料を貰う権利は、ない。しかし、ラーメン屋と話し合ってラーメン使用料を貰うとしたらそれは、いいのか?」
「ラーメン屋が同意しているなら構わないだろう」
更にラーメン使用料を貰いたい男性は、話を続けた。
「では、ラーメン使用料が必要だと俺が政府関係者を装ってラーメン使用料2万円貰うのは、ラーメン屋を説得して4万円貰うのよりもラーメン屋にとっては、良い事なのではないか?」
「政府関係者を装ってラーメン使用料を2万円貰うのは、詐欺だからダメだろう」
言い返された男は反論した。
「だけど、俺が政府関係者を装って2万円貰うのは、ラーメン屋にとって2万円得ではないか」
「騙された相手の気持ちを考えろよ」
「騙された事に気付かせなければいいんじゃないか?」
2人の議論は、ヒートアップしてきた。
「お前は、間違っているよ。何が何でも詐欺は、ダメだよ」
「じゃあ、俺がラーメン屋から2万円騙し取って貧困層の子供達に美味しいお菓子を配ったら、俺は、善?悪?」
「詐欺をしているので悪だね」
「子供達にとっては、善ではないのか?」
「子供達は、大人になればお前が悪だと気付くよ」
「現時点での話」
反論が堂々巡りになり男は、議論を終わらせる事にした。
「もういい。家系ラーメンでも食べに行こう」
「そうしよう」
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