【数字でわかる健康⑱】あなたの体温は、1日の中で約1℃変化する。
今日の数字は「約1℃」。
「体温って、いつ測ってもだいたい同じじゃないの?」
そう思っている人も多いかもしれません。
でも実は、私たちの体温は一日中まったく同じではありません。
健康な人でも、朝は低め、夕方から夜にかけて高めになるというリズムがあります。
これを「体温の日内変動」といいます。
一般的には、1日の中で0.5〜1℃程度の変化がみられます。
朝起きたときに体温を測ると低めなのに、夕方に測ると少し高くなっている。
これは必ずしも「熱が出た」ということではありません。
身体には、もともと体温が変化するリズムがあるのです。
そのリズムを作っている大きな要素が、体内時計です。
私たちの身体は、約24時間のリズムを刻んでいます。
睡眠と覚醒。
ホルモンの分泌。
体温。
血圧。
こうした身体の働きが、時間帯によって変化しています。
だからこそ、「朝起きる」「夜眠る」という生活リズムは、単なる習慣ではありません。
身体そのもののリズムと関係しているのです。
では、体温が低いと何が起こるのでしょうか。
もちろん、体温には個人差があります。
「36.5℃が正常」というように、数字だけで健康状態を判断することはできません。
ただ、身体を動かすと筋肉が熱を生み出し、体温調節にも関わります。
反対に、長時間身体を動かさない生活が続くと、身体が熱を作る機会も少なくなります。
私はリハビリで、日中ほとんど座って過ごしている方と関わることがあります。
そのような方に「朝起きてから何をしていますか?」と聞くと、食事をした後はテレビを見ていることが多い、というケースもあります。
そこで、朝に少し身体を動かす習慣を取り入れてもらうことがあります。
ベッドから起き上がる。
カーテンを開ける。
着替える。
少し歩く。
こうした一つひとつの行動が、身体を「活動モード」へ切り替えるきっかけになります。
そして、夜は逆に身体を休ませる準備をする。
朝は光を浴びる。
日中は身体を動かす。
夜は明るい画面を長時間見続けない。
こうした生活リズムが、体内時計を整える助けになります。
つまり、体温は単なる「熱の数字」ではありません。
身体が今、活動する時間なのか、休む時間なのか。
そんな情報も含んでいるのです。
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今日の数字は「約1℃」。
私たちの体温は、1日の中でも少しずつ変化しています。
だから、体温を測ったときの数字だけを見るのではなく、
「いつ測ったのか」
「普段と比べてどうなのか」
という視点も大切です。
身体は、私たちが思っている以上に正確なリズムで動いています。
今日の朝、カーテンを開けて朝の光を浴びる。
そして少しだけ身体を動かす。
そんな小さな習慣から、身体のリズムを整えてみませんか?
次回の数字:約2m²。
あなたの皮膚を全部広げると、その面積はおよそ2m²にもなります。
皮膚は「身体を覆っているだけ」ではありません。
実は、体温調節や外敵から身体を守るために、24時間働き続けている重要な臓器なのです。
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