500件見てもピンと来ない…中古マンション迷走日記
最初の1年:検索と見学の日々
「家を購入したい!」と思い始めてから、毎日インスタの“おうちアカ”で情報収集し、オープンハウスに通い続ける生活が始まりました。
「いつまでに買わなきゃ」という期限はなかったけれど、家賃を住宅ローンに置き換えたい気持ちが強く、1日でも早く良い物件に出会いたかったのです。
春に売り物件が増えるって本当?
ネットでは「売却用マンションは春(2〜3月)に多く出る」とよく見かけます。
私が本格的に家探しを始めたのは1月。
「次の春はチャンスかも!」と期待して待ったのですが……結果は 「他の月と大差なし」。
不動産会社の担当者いわく:
賃貸ほど“春一極集中”ではない
年中動いている(ただし私の検索条件にヒットしないサイズや価格帯は市場に出ていた)
つまり、「春待ち」で動かないより、通年でウォッチ」が正解でした。
実際に私が売却開始したのは6月、購入したのは7月です。
毎日の検索ルーティン
春を過ぎ、半袖の季節になっても私は検索を続けました。
条件はいつも 【エリア】【価格】【広さ】【階数】。
閲覧した物件:約500件以上(おそらく)
「問い合わせ」した:10件
内覧できた:8件
内覧不可:2件
ここからは、内覧した8物件と“購入に至らなかった理由”を簡潔に記録しておきます。
「なぜ買わなかったか?」を振り返ることが、その後の判断軸を育ててくれました。
内覧した8物件と「買わなかった理由」
※評価マーク
◎好印象 〇許容 △気になる ×難しい
(築年数・㎡は手元メモが曖昧なものは「築30年台」などざっくり記載)
①Eマンション(築40年弱 / 2階 / 駅徒歩10分)
立地△|価格×(予算+500万)|築年数△|階数△|眺望×
最初に見学した物件。レアな「浴室に窓あり」で気持ちが上がる。居住中の老夫婦は感じの良い方々。
しかし…
リビングの先に隣のマンションのベランダが丸見え → カーテン閉めっぱなし生活の予感
浴室窓を開けると、真正面は隣マンションの通路(プライバシー△)
予算的に大規模リノベは難しく、既存活かしの想像が湧かない
営業さんから「200万円下げられたらどうですか?」と打診あったが見送り。その後もずっとサイトに残っていて、100万ずつ値下がりしていた。
②Vマンション(築35年前後 / 5階 / 駅徒歩約12分)
立地△|価格×(予算+700万)|築年数△|階数◎|眺望◎
夕暮れ内覧。ベランダからの眺めが最高で一瞬心が揺れる。
ただし駅距離・価格・築年数・リノベ費用を総合すると決め手欠如。
③Lマンション(築30年台 / 3階 /駅徒歩5分)
立地〇|価格〇|築年数△|階数〇|眺望×
条件は悪くないのに、バルコニー正面が公共駐車場で視線が気になる。
停車中の人と目が合った(気がして)落ち着かなさMAX → 離脱。
④Pマンション(築30年台 / 階未確認 /駅徒歩10分 )
立地△|価格〇|築年数△|眺望×|天井染み
キッチン天井に大きなシミ(上階水漏れ跡)。構造に不安を感じ、確認せず撤退。エレベーター前にあった『騒音に注意!』の掲示物にも身構えてしまった。
⑤Bマンション(築30年台 / 階未確認 / 駅徒歩7分 )
立地△|価格〇|築年数△|眺望×|騒音
価格以外魅力なく、決め手に欠けてご縁にならず。
⑥Tマンション(築30年代 / 中層階以上 / 駅徒歩7分)
立地△|価格〇|築年数△|眺望×(電線が近い)
電線の存在感が強く、日々の視界が気になると判断して除外。
⑦Kマンション(築古 / 2階想定 / 公園隣接)
立地△(公園隣)|価格〇|眺望=緑◎だが虫懸念×
探し始めて約1年半。妥協すべきか考えていた頃に出会った物件。
ベランダの外は遊歩道と樹木が連なる公園。緑が揺れて美しい…。
しかし私は虫が大の苦手。手を伸ばせば枝に触れそうな距離、落ち葉多数。
調べるほど(市HPで樹種確認)、虫×落ち葉掃除の未来が頭をよぎり撤退。
ベランダ掃除の負担 > 緑の借景の癒し
「広いバルコニー不要・掃除は最小限」の自分軸がここで確定。
⑧Sマンション(リノベ工事中)
リノベ済検討外→例外で見学
フルリノベ前提で“スケルトンから自分仕様”を夢見ていたので、完成済み(または工事中)物件はスルーしていた。
ただ物件が見つからず心が揺れ、工事中の中古を見学。
「今から仕様変更できないか?」と聞くも不可。そりゃそうだ、と納得して終了。
500件チェックでわかった「私のこだわり」
8件内覧を振り返ると、落としがちな理由のほとんどが“眺望・外の景観”問題 でした。
間取り図や写真では伝わらない“ベランダの向こう側”が、暮らし心地を左右する。
振り返って気づいたこと:
カーテンを開けたくなる景色か?
目線がぶつからないか?(隣室・通路・駐車場)
緑は嬉しいが、虫・落ち葉・掃除負担とセットで考える
電線・施設・騒音の「視界と音のノイズ」を無視しない
賃貸暮らしなら妥協できた点も、「終の棲家」候補では見過ごせない。
過去の住まいで感じていた違和感(南向きなのにカーテンを開けない、施設ビューが気になる)が、条件づくりのヒントになっていたと気づきました。
揺れながらも探し続けた日々
フルタイムの仕事、子どもの予定、家事の合間に続けた中古物件探し。
「理想に出会えるのか?」「もう妥協すべき?」と揺れるたびに、検索を閉じてはまた開くの繰り返し。
気づけば、探し続けていること自体が私の“本気度”を確かめる時間になっていました。
この粘りが、あとで大きな意味を持ちます。
次の第4章―2では、不動産営業マンの衝撃の言葉をお届けします!
いいなと思ったら応援しよう!
あなたの応援が、次の作品づくりの力になります。チップはこれからの制作活動として大切に使わせていただきます。