【つけっぱなしか?切るか?】エアコンを1日7時間切った方が24時間つけっぱなしより実測電気代が高くついた件「 エアコンは1時間以上の外出時は切った方が省エネ」ではなかった
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世の中の多くのサイトでは、
外出が1時間以上なら、エアコンは切った方が省エネ
と、ほぼ常識のように書かれています
本当にそうなのでしょうか?
そこで今回は
①24時間エアコン暖房つけっぱなしにした場合
②1日「1時間」どころではなく、1日7時間もエアコンを完全に停止した場合で残り17時間はエアコン連続運転の場合
(寝てる時間はエアコンを切る運用相当)
双方の条件でエアコン暖房の電気代をスマートプラグを使って実測比較してみました
実測条件
2025年1月
鉄筋RC造・約10畳の部屋
実測室温(エアコン運転時):20℃±0.5℃
サーキュレーター使用(空気循環あり)
各条件を13日間ずつ測定
電気料金単価:28.18円/kWh
比較したのは次の2パターンです。
24時間連続運転
1日7時間オフ+17時間運転(=寝てる時間エアコンオフ)
結論
10畳20℃キープ、エアコン暖房24時間連続運転の1カ月の電気代

10畳20℃キープ、7時間(23時~6時)オフ、17時間エアコン暖房つけっぱなしの1カ月の電気代

<電気代実測結果(kWhから換算)>
①エアコン24時間連続運転:1ヶ月2069円(1日69円)
②エアコン1日7時間オフ残る17時間連続運転:1ヶ月2116円(1日71円)
1日7時間(就寝時)エアコン切った方が若干ですが実測電気代が高くなってしまいました!
なぜ1時間以上外出なら切った方が省エネと
こんな通説が当たり前に言われてるか
AIさんに解説してもらいました
通説が生まれる理由
よく見かける説明は、
「外出が1時間未満なら切らない方がよい」
→ いつの間にか
「1時間以上なら切った方がよい」
という、根拠のない一般化(すり替え)が行われています
しかし実際には、
建物の断熱性能
外気温
エアコンの能力
再起動時の消費電力特性
などによって結果は大きく変わります。
少なくとも、
「外出が長ければ長いほど、切れば必ず省エネになる」
という単純な話ではありません
なお、当方の電気代を実測した断熱のよいマンションの部屋では1日7時間消したほうが24時間連続運転より電気代が高くなりましたが、これが全員にあてはまるわけではありませんとだけ言っときます
この結果は、部屋の断熱、部屋の気密や外気温、エアコン性能等の実際にエアコンが使われる部屋の条件により原理上変わります
結論としては
「外出が1時間越えるならエアコンを切ったほうが省エネという単純な話ではなかった」
ということです
少なくとも私の部屋環境では、エアコンを1日7時間切るよりも、24時間連続運転(つけっぱなし)の方がエアコン電気代(実測値)が安かった
なぜ1日1時間どころではなく、7時間もエアコン切った方が トータル 消費電力が増えたのか細かい話
1日7時間切ったパターンの1時間あたりの消費電力量[kWh]のグラフ

7時間切ると朝につけた際(朝6時)の最初の1時間の消費電力[kWh]が通常の3~4倍消費し、徐々に減っていきますが、通常値に落ち着くまで3時間かかったので、この3時間の電力増加分で7時間エアコン切った分の消費電力=0期間の省エネを帳消しにしてます
※なぜ7時間も切った方が省エネにならないのかとてもややこしい話
23時~朝6時までエアコンオフ時の室温推移
23時に20℃で切れて、朝6時の段階で17.1℃なので室温は3度低下してます
断熱がいい部屋です

朝6時オン以降のエアコン消費電力

6時に起動後消費電力900W近く~すぐに280Wぐらいに落ち着くも普段は200W前後なので1.4倍程度高い消費電力、この消費電力が高い状態が12時以降まで続く
スマートプラグとは
積算電力[kWh]測定に使ったスマートプラグとは本来はコンセント電源を遠隔でON/OFFするものですが、+αの機能として電力[W],積算電力[kWh]を測れちゃう優れものがあります
電力測定できるスマートプラグ3種についての比較記事はこちらをクリック

消費電力量[kWh]実測値詳細
①24時間連続運転の13日間の1日ごとの消費電力量[kWh]

②7時間オフ17時間連続運転の13日間の1日ごとの消費電力量[kWh]

その日の外気温によって消費電力が最悪2倍ぐらい変わるので、日数をいっぱいとってならしました。外気温に影響されないように①②は後半は細かく変えました
条件
期間
2025年真冬=1月1日0時計測スタート~1月31日計測終了
温湿度
エアコン暖房で鉄筋10畳の北面部屋を温度20℃±0.5度、湿度50%±5%キープ
実現方法
・エアコン暖房は室温実測20℃(地上高1mで)になる設定温度に固定し設定温度は一切触らない
・超音波加湿器は湿度計を見つつ手動でオン/オフし湿度50%±5%キープ
・USBサーキュレーター(消費電力1[W])を床から天井に向けて空気循環24時間つけっぱなし
測定/計算
・スマートプラグ(2種類)の電力積算[kWh]機能を使って1日消費量[kWh]を測定⇒1条件13日間の測定期間で1日平均値[kWh]を出す
・1日平均値[kWh]を30倍して30日間=1カ月間の電力積算値[kWh]を計算
それに関西電力2025年2月請求(1月使用)の電気代単価[円/kWh]をかけて電気代を計算
測定モード
①24時間暖房連続運転
②6時~23時まで17時間暖房運転、23時~6時まで7時間暖房オフ
①②それぞれの条件での1日平均電力量から1カ月の電気代を出します
電力単価算出
2025年1月利用分(2月請求分) 関西電力、契約プラン:従量電灯A

364kWhで10259円なので
電力単価=10259円/364[kWh]=28.18[円/kWh]
細かくは基本料、2段料金とか燃料費調整額とか再エネ賦課金とか超複雑な料金体系なのですが、コミコミで単価を出してます
1時間ごとの積算電力[kWh]考察
1日に色々あったちょうどいい例があったので、1月4日の1時間ごとの電力使用量[kWh]の24時間グラフを見ていきましょう。
棒グラフが長いと消費電力量が多いです右軸の単位は[kWh]です

・夜の冷え込みが酷く、23時~6時頃まで電力高めで推移します
・朝7時の日の出とともに外気温が上がりだし、ざっくり見ると17時頃まで消費電力が下がっていきます
・17時開始で超音波加湿器を4時間ほどつけたので、その間は消費電力が高めに出ます
簡単に言うと超音波加湿器=クーラー(水が気化時に周りの熱を奪う)で、それにより冷えた空気を暖めるためエアコン電力量が上がります
こんな様々な要因で電力が刻刻と変わるものを机上計算で電気代は絶対に出せませんね
さらに細かい条件などを知りたい方
室温実測値
20.0℃±0.5度(デジタル温度計2台の中央値、地上高1m)
実測20℃中心値になるようにエアコン設定温度を設定しました。
湿度は手動で加湿器入り切りして50%±5%に管理します
部屋20℃キープ時の実測画面
温度湿度実測画面 約20℃、湿度約50%

温度推移は平均19.8℃で上下
・電力測定期間:2025年1月1日から1月31日の1カ月
・地区:関西中西部(神戸)
・エアコンの使用場所:部屋のサイズ10畳(鉄筋RC造)
・エアコンの風向き:真下
・エアコン種類:ダイキンの2010年製の6畳向け2.2kWエアコン(15年落ち🤣)
インバータ式の一番安いモデル
・部屋の採光:北面に窓一つ(3m×2mぐらい)
・部屋の主な発熱物
①デスクトップパソコン+4Kモニター(約120W)
起きたら寝るまで1日16時間ぐらい電源入れっぱなし
②成人男性1名(笑):発熱量100Wと言われている

・天候(前半):ほぼ晴れ 気温は多少ばらつきますが最高気温9℃前後、最低気温0℃前後

・天候(後半):ほぼ晴れ 1/19~1/22ぐらいまで少し暖かくなる

エアコンの消費電力量[kWh]ひいては電気代が「机上計算」で出せない理由
温度均衡(設定温度到達後)した後のエアコンの瞬時電力[W]のグラフ実測値(3時間)です

うちでは、部屋の設定温度到達後はエアコンが動作すると最低パワーの約200[W]、消えると約6[W]で、オン(200W)してる時間割合は、部屋の断熱、外気温、部屋内部の発熱、加湿器の運転などで変わるので机上計算では推定できず、電力積算値[kWh]が出せません。
たまにエアコンの動作範囲電力を200W~1000Wと仕様書からもってきて1時間あたりxx円~xx円と書いてあるサイトがありますが、電力=0Wの期間があることを無視してるのでその幅すらも間違った電気代です
なおエアコン銘版や取説には、暖房定格消費電力385[W]と書いてあります。逆に約200Wや6Wはどこにも書いてません
世にあるサイトのエアコン電気代の計算はエアコンが定格消費電力(385[W])で連続動作したらと仮定して計算するが圧倒的に多いです
うちの24時間実測電力(動作:200W/6W切替で平均102W)と比較するとエアコン定格電力385W連続で計算した電気代とは
385W/102W≒3.8倍もかけ離れたインチキな電気代[円]になります
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おしまい
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