明日は何の日?5月14日種痘記念日



🟣 5月14日 種痘記念日
皆さん、こんばんは。
今日も一日お疲れさまでした。

5月14日は「種痘記念日」です。
この日は、1796年5月14日、イギリスの医師エドワード・ジェンナーが、天然痘を防ぐための種痘に成功したことに由来します。

当時、天然痘はとても恐れられた病気でした。
命を落とす人も多く、助かったとしても顔や体に深い跡が残ることがありました。
そんな中、ジェンナーはある言い伝えに注目します。

「牛痘にかかった人は、天然痘にかかりにくい」

牛痘とは、牛にかかる病気です。
ジェンナーはこの性質を利用し、牛痘を人に接種することで天然痘を防ぐ方法を確かめました。
これが「種痘」です。

では、種痘とワクチンは違うのでしょうか。

大きく言えば、種痘はワクチンの原点です。
種痘は、天然痘を防ぐための特別な接種方法。

一方、ワクチンは、さまざまな病気を予防するために、体へ病気の情報を覚えさせる仕組み全体を指す言葉です。

つまり、種痘は「天然痘専用のワクチン」と考えると分かりやすいかもしれません。


けれども、当時の人々にとって、牛の病気を人に使うという発想は、とても不気味に見えました。

「牛になるのではないか」
「角が生えるのではないか」

そんな噂や批判もありました。

それでもジェンナーは、自分の名声や富を求めるのではなく、種痘を広めることに力を尽くしました。
もし高いお金を取って独占していれば、救われるのは一部の人だけだったかもしれません。

彼が選んだのは、富ではなく命でした。


そして、日本にも同じ志を持った人がいました。

幕末の医師・緒方洪庵は、大阪に「除痘館」を設け、日本で種痘を広めるために尽力しました。

しかし洪庵もまた、ジェンナーと同じように迷信や批判に苦しみました。

「種痘を受けると牛になる」

そんな声と向き合いながら、それでも人々の命を守る道を選んだのです。

ジェンナーも、緒方洪庵も、簡単な道を歩いたわけではありません。
けれど、批判の中でも信じた道を進みました。

その先に、数えきれない命が救われる未来がありました。

種痘記念日は、医学の進歩を祝う日であると同時に、
「知識は、人を救うためにこそ使うもの」
という先人たちの思いを思い出す日でもあります。

今、私たちが安心して医療を受けられる背景には、
自分の富よりも多くの人の命を選んだ人たちの歩みがあります。
今日という日に、そんな静かな勇気へ感謝したいですね。



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