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中播の中だるみ対策には、Bストーリーを用意していると良いらしいよ


この記事を読んでわかること。
小説の中盤(第2幕)で書くことがなくなって失速する「中だるみ」の解決策

そもそも、なぜ中盤でプロットは息切れしてしまうのか?

小説を書き始めて、最初は勢いよくキャラクターが動き出したのに、第2幕(中盤)に入った途端に筆がピタッと止まってしまうこと……ありますよね。

いわゆる「中だるみ」という、多くの作家を苦しめる恐ろしい魔物です。

多くの人が「自分には長編を書く才能がないんじゃないか?」と悩んでしまいますが……。

しかし安心してください。原因は才能ではありません。

理由は、物語のメインストーリー(Aストーリー)だけを必死に追いかけてしまっているからかもしれません……。

事件の解決や、外的な目標(Aストーリー)だけを追おうとすると、なぜか文字数が足りなくなったり、ストーリーが一本道で平坦になって読者が飽きてしまう。

これ、実はすごく自然なことなんです。

例えるなら、メインの具材(お肉)だけでスープを作ろうとしているようなもの。

確かにお肉は主役ですが、それだけだとスープにコクや深みが出ない……。

塩やスパイス、出汁といった「脇役」が組み合わさることで、初めてスープは極上の味になります。

その「隠し味」こそが、今回ご紹介する「Bストーリー(サブプロット)」です。


物語を立体的にする「Bストーリー(サブプロット)」って良いらしいよ!

Bストーリーとは、メインの事件(Aストーリー)の裏で並行して動く、恋愛、師弟関係、友情、あるいは家族の確執といった「人間関係の物語」のことです。

Aストーリーが「目に見える分かりやすいメインストーリー」なら、Bストーリーは「主人公+ヒロインなどを取り巻くサブキャラクターとのストーリー」です。

「犯人を逮捕する(A)」の裏で「反発し合う相棒と信頼を築く(B)」
「魔王を倒す旅(A)」の裏で「気難しい魔法使いの師匠と絆を深める(B)」

これだけで、物語が一気にカラフルで立体的になるような予感がしませんか?

Aストーリーだけを追うと「事件が発生して、調査して、解決した」という乾いたあらすじになります。

そこにBストーリーという感情の揺らぎが織り交ざることで、読者は初めて主人公の心に寄り添い、物語を自分のことのように感じられるようになるのです。


Bストーリーのキャラクターこそが「NEED(本当に必要なもの)」を『お前に必要なものはこれじゃね?』と見せてくれる。

そして、ここからが今回の一番の秘密です。

Bストーリーに登場するキャラクターこそが、主人公が目を背けている「NEED(本当に必要なもの)」を気づかせる鏡の役割を果たすのです。

先ず。第一認識として、魅力的な主人公の心には、過去の傷(ガラスの破片=トラウマ)が刺さっています。
まぁ……無い場合もありますが、あった方がストーリーも面白くなるし、プロットの設計上とても便利です。

主人公はその痛みを和らげるために、「偽りの薬」であるWANT(外的な目標:復讐、お金、地位など)を必死に追いかけます。
これが物語の前半です。

しかし、そのWANTはただの逃避にすぎません。
主人公が本当に手に入れなければならないのは、人間的に成長するための教訓であるNEED(内的欲求:他者を信頼する勇気、自己受容、許しなど)です。

じれったいですねぇ……しかし、このじれったさも『面白がらせ所』の一つです。

しそて、主人公は頑固なので、自分一人では絶対にNEEDに気づけません。

自分の刺さっているガラスの破片を見ようとしない。

だからこそ、Bストーリーで恋愛相手や師匠、友人が現れ、主人公にこう突きつけるのです。

「お前が本当に求めているものは、そんな復讐じゃないだろう?」

主人公はBストーリーの相手と衝突し、葛藤し、傷つく中で、「一番見たくない自分の鏡」に向き合わざるを得なくなります。

第2幕の中盤(ミッドポイント)や終盤(すべてを失って)の局面で、このBストーリーの人間関係の衝突がピークに達します。

そこで主人公は「自分が信じていたWANT(偽りの薬)」が崩壊するのを体験し、苦痛を伴いながらも「真の薬であるNEED(本当に必要な教訓)」を受け入れる決意をするのです。

このAストーリー(外的な出来事)とBストーリー(内的な感情・関係性)が美しく交差するからこそ、物語は中だるみすることなく、読者の脳を揺さぶる熱量を保ったままラストへと疾走できるんだね……。


でも、気を付けてください。Web小説の「戦う場所」による例外

注意!
ここで解説した「Bストーリーで主人公のNEEDを気づかせ、泥臭い葛藤を描く」という構成は、一般的な大衆向けの娯楽小説や映画では強力な王道ロジックですが……。

『カクヨム』や『小説家になろう』といったWeb小説のシェルター的なロジックにおいては、そのまま適用すると大事故に繋がります。

Web小説の読者は、日常で積み重なったストレスを忘れるために、スピーディーでノンストレスな体験を求めてサイトを訪れます。

そんな場所で、重苦しい人間関係の葛藤や、主人公が精神的にボコボコにされるような泥臭いBストーリーをダラダラと書いてしまうと、読者は息ができなくなって瞬間的にブラバしてしまいます。

Web小説を書く場合は、Bストーリーをあえて「主人公の無双を無条件で肯定し、優しく称賛してくれる仲間たちとの楽しい日常」や「最初から両思いのヒロインとの甘々イチャイチャ」といった、ノンストレスで癒やされる味付けにするのが鉄則です。

一般的な書籍であれば「葛藤と成長」を、Web小説であれば「ストレスのない癒やしと称賛」を。

ジャンルや媒体という「戦う場所」のルールに合わせて、Bストーリーの味付けを上手に調整してね!


変化球の練習は、ストレートが十全に投げられるようになってからです。

まずは、あなたのプロットに、主人公に「NEED」を気づかせるための魅力的なBストーリーの相手(あるいは関係性)を一人、配置してみてください。

それだけで、あなたの物語は中だるみという魔物を寄せ付けず、勝手に呼吸を始めて立体的に動き出すはずです。

まずは完結させる事。
そして、読者に本物のカタルシスを届ける事。

ありきたりのストーリー最高!!
何故、どこかで読んだありきたりのストーリーが繰りれ返される理由は、
それが全人類の求めるストーリーだからです!!
破綻の無い、完璧なありきたりなストーリーがサクッと設計できることになる。
一球入魂する必要なんて無いんです。
守破離と言うじゃないですか。
先ずは基本の構造を理解する。

小説家として、物語がバンバン書けるようになる。
これが一番の近道です。


あなたの主人公が、偽りの「宝物(WANT)」を手放し、真の「宝物(NEED)」を手に入れるその瞬間を、読者は固唾をのんで待っていますよ……。

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Bストーリーって言ったってねぇ……Bストリーはカレンダーを用意したら以外と簡単らしいよ

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