Bストーリーって言ったってねぇ……Bストリーはカレンダーを用意したら以外と簡単らしいよ
この記事でわかること。
Bストーリーには2つの解釈と定義がある。
物語の時系列管理と、サブキャラクターの行動管理がしやすくなる。
Bストーリーには2つの解釈と定義があるらしい。
私がここで書いている内容は『ストーリー工学』Story Engineering、Story Structure、Narrative Structureというジャンルの概念です。
なので、Bストーリーの定義が研究者によってバラバラです。
大きく分けて……無理やり2つに分けて説明するならば。
第二幕からBストーリー。つまり面白がらせ所。
バックグラウンドを支えるストーリーがBストーリー。
どちらが優れているという話ではなく、考え方の違いです。
第二幕からBストーリーという考え方。
つまり『面白がらせ所』かな。
三幕構成の第二幕。
ハリーポッターならば、階段下で不遇な扱うを受けているハリーの生活が第一幕。
第二幕の始まりは、ハリーがキングス・クロス駅の 9と3/4番線から汽車に乗るシーンから始まります。
第一幕終了 → 日常世界との決別
現実 → 境界通過現実 → 異世界
新ルール導入 → 魔法社会の開始
仲間獲得 → ロン、ハーマイオニー
物語B開始 → 学園生活編
ここから『物語の面白がらせ所』が始まります。
読者が魔法の世界で大活躍する少年の話が読みたい! という期待に筆者が応える瞬間ですね。
ここからBストーリーと定義する考え方が一つ。
バックグラウンドを支えるストーリーがBストーリーという考え方。
メインストーリーをAストーリーとして定義する考え方。
主人公ヒロインの物語がAストーリー。
戦う主人公と、モンスターの物語がAストーリー。
探偵と怪盗との物語がAストーリー
ならば、Bストーリーとは『サブキャラクターの悲喜こもごも』と主人公とヒロインとの関係性がBストーリーという定義です。
「それって、最終的に伏線として回収するんだったら、それって伏線配置じゃね?」
まぁ……そうなんですけれど……深度がもう一段階深いのです。
学園ラブロマンス、ラブコメでもいいのですが、主人公とヒロイン以外のサブヒロインやサブキャラは「その時何をやっていたか?」という行動記録です。
単発的な伏線配置と回収では、『ポット出た感』を読者は読み取ってしまいます。
それがどんなに必要で、必殺で、スーパーでウルトラな解決策としての伏線でも……。
『まぁ、悪かぁないけれど、良くはないな』
『ほぅ、そう来るよね。妥当だけれど薄いな』
と感づかれてしまいます。
ではどうするのか?
カレンダーを用意しましょう!
サブヒロインやサブキャラの行動を全て設定したり管理したりするのは、とても大変です。
もっとも楽しくて沼る作業なのですが……時間があっという間に解けてしまいます。
行動は環境で縛るのが一番!
イベントマップを作りましょう!
日本の高校が舞台だとしたら、年間行事はこんな感じ。
4月
入学式
始業式
クラス替え
新入生オリエンテーション
健康診断
部活動勧誘
PTA関連行事
実力テスト
春の遠足
※「新しい環境」がテーマの月。
5月
中間テスト
生徒総会
校外学習
宿泊研修
体育祭(運動会)
部活動大会(春季大会)
※ 学校によっては体育祭シーズン。
6月
衣替え
期末テスト前期間
文化祭準備開始
進路面談
修学旅行(高校による)
模試
※ 梅雨とテストの時期。
7月
期末テスト
終業式
夏休み開始
夏期講習
三者面談
部活動合宿
インターハイ予選
七夕イベント(学校による)
※ 受験生は勉強モードが強くなる。
8月
夏休み
夏期講習
オープンスクール
部活動合宿
文化祭準備
登校日
全国大会
※ 学校行事より「部活・受験」の月。
9月
始業式
文化祭(学園祭)
体育祭
前期期末試験
生徒会選挙
修学旅行説明会
※ 高校イベント感が最も強い月。
10月
中間テスト
修学旅行
芸術鑑賞会
校外学習
ハロウィン企画(近年増加)
模試
※ 2年生の修学旅行が多い。
11月
期末テスト
文化系発表会
マラソン大会
進路説明会
三者面談
部活動新人戦
※ 受験ムードが濃くなる時期。
12月
期末テスト
終業式
冬休み
クリスマス会(学校による)
冬期講習
生徒会引継ぎ
※ 年末感と受験勉強。
1月
始業式
共通テスト
実力テスト
百人一首大会
書き初め(学校による)
推薦入試
※ 高校3年生は受験本番。
2月
学年末テスト
卒業試験
私立大学入試
卒業式予行
送別会
同窓会準備
※ 3 年生が学校から離れていく時期。
3月
卒業式
修了式
春休み
合格発表
離任式
新年度準備
※ 「別れと次年度準備」の月。
特に「高校らしい」大型イベント
代表的なのはこの4つ。
体育祭
文化祭(学園祭)
修学旅行
部活動大会
※ 特に文化祭は、日本の青春作品で非常によく使われる。
創作でよく使われる季節イベント
物語ではさらに以下が追加されやすいです。
夏祭り
花火大会
バレンタイン
クリスマス
初詣
台風
受験
卒業
桜
これらは「感情イベント」と結びつきやすい。
今回は日本の高校のイベントマップでしたが、例えば以下のようなものも考えられます。
証券会社の月別イベントマップ
商社の月別イベントマップ
造り酒屋の月別イベントマップ
魚市の月別イベントマップ
粒子加速器の月別点検と追加機能工事予定表
どんな業界、どんな世界でもカレンダーに紐づけされた月別イベントマップはあります。
行動は環境で縛るのが一番!
主人公やヒロインの、一つ一つのイベントは、時系列的に設定できますが、サブヒロインやサブキャラ一人一人のイベント管理はとても大変です。
なので環境要因でザックリ設定します。
○○さんは、○○な性格だから……この時は○○をやっていた。やっていたに違いない!
こんな感じでザックリ設定する事で、一人一人の設定と管理が安定します。
また、サブキャラがいつもと違う……。
環境で縛る事が出来ないような『不自然な行動や発言』は、複線のトリガーとして、サラッと一行配置するだけで、面白さが大爆発です!
