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北大に生えた世界最強の毒草類似植物のその後とノスタルジー

昨年の6月のことである。
北海道大学に世界最強の毒草の一種、バイカルハナウド(ジャイアントホグウィード)と思わしきものが生えていると話題になった。

私も当時、よく通る道だったので、そんな危険な植物が生えているのかと驚いた。

バイカルハナウドは触れただけで巨大な水ぶくれができるくらいかぶれる、周囲の草を枯らして生え続ける等、かなり厄介ものとのこと。

このバイカルハナウド類似植物が大学以外の場所でも発見されたことから、札幌市や近隣の市町村、北海道でも調査が行われるなど、結構な騒動となった。

で、このバイカルハナウドっぽい植物は一体どうなったのか。

北大の調査と対応は、昨年7月に出揃っており、

  • 生えていたのはバイカルハナウドではなさそう

  • でも毒性はあるので、生えなくなるまで毎年刈り続ける

となったらしい。

まず対応の話。毎年刈り取る話は第二報、続報ででていた。↓

生えなくなるまで毎年刈り取るってパワー系の解決方法にびっくりした。だいぶしぶとい植物だと聞くけどそんなことできるのか?

今年の6月末頃

いろんな植物が生えているので立ち入り禁止の看板が埋もれてしまっているが、一年経った現在も、近寄れないようにロープが張ってある。

もうわっさわっさ植物が生えているので、今年もバイカルハナウド類似植物が生えているのか、刈り取りがされたのかまだなのか、全くわからない。

で、「バイカルハナウドではなさそう」と結論付けた北海道大学の調査報告書が見事なので見て欲しい。

この目の前にいる生き物の種類を確定させるのに、こんな過程が必要なのかと驚くと思う。

https://www.hokudai.ac.jp/news/pdf/250715_news_1.pdf

特にこのpdfの資料、これ、授業をとらずに読めるの、ちょっとズルいぞと思ってしまうくらいのものなのだ。

ただの教科書的な知識だけではないし、めちゃくちゃ簡易なわけでなく、論文のような前提知識が必要なわけではなく、程よいプロ味(プロ味とは)ある内容で、基礎知識と実践と結果と、研究者たちの思考過程が読めるの面白すぎる。

分類学とかなのかな、全何回だかの授業を受け切って得るような体験や思考をこのPDFファイル1つで擬似体験できるみたいな。

学生のときに生物系を専攻していたので、用語とかにも懐かしさがあって。あぁ、あの授業の実践とはこういうことかと。あの時の知識はこういう風に使うのかと。教育者ではなく研究者として先生たちが行う同定作業とはこういうものなのかと。
これがノスタルジーってやつ?なんて思いながら読んだ。

これそのまま教材にしたいよ。私にそんな機会はないからなんの教材かわからないけど。

そして種の同定をするためにしっかり手順を踏んで作業を行い、その内容を正確性とわかりやすさのバランスを考え抜いてまとめた、文書全体から社会への使命感や誇りを感じる調査報告書を読んでいて、研究を地域に、社会に還元していくってこういうことなのかと、なんだかジーンときてしまった。

かっけぇなぁ研究者。読ませてくれてありがとう。




(あぁ、こういう世界にいたかったなという羨ましさもありつつ、自分の好きを思い出しつつ)











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柴野あゆむ(しばちゃん) お読みいただきありがとうございました!猫お気に入りのおもちゃ代に充てます!