見出し画像

北大に新しい立ち寄りスポット、毒草生息地ができてしまった

北大に世界一危険な毒草、バイカルハナウド(と思われるもの)が生えている、と話題になっている。

思われる、というのはただいま同定作業中だから。

北大のお知らせから(6/25)

発見者の川崎さんのポストが瞬く間に広まった。

発見者の川崎さんによる情報

で、そこに見物人が訪れ、撮影スポットと化している。なんのための注意喚起だったんだ。

北大は札幌駅にも近く、観光スポットとして旅行雑誌にも載っているし、地元の方の犬の散歩ルートや保育園のお散歩コースだったり、いろんな方がランニングしたりとかなり自由に出入りしている。

そんな環境で、バイカルハナウドが生えている場所が、ちょうど大学の門からすぐ見える位置にある。「あ!あそこじゃない!?危険な草生えてるの!」と、通りがかりが思わず立ち寄ってしまう場所になっている。

ごめんなさい。私もよく通る道で、わざわざ立ち止まって写真撮りました。

場所のポスト

翌日には花の部分は刈り取られて茎が残るのみだったが、それでも人が立ち寄っていく。

翌日通りかかったら茎だけになっていた

話によると、樹液が特に厄介とのことだが、刈り取ったものに接近してもいいのだろうか……。

注意喚起のポスト

今回の現場は、私もよく利用する道で、ドーム型に花がついてて面白いなーやたらデカい草あるなー好みじゃないなーとは思っていた。

バイカルハナウドに似てるやつ(オオハナウド)が周囲にもあって、やたらデカいのも、たまにいるやたらでかく育ったタンポポみたいな感じだと思ってたのね。

まさか触れるだけでヤバい毒草だとは思わなかったよ。

発見者の川崎さんの考え抜かれた一連のポストのすごさ

発見者の川崎さんの一連のポスト、すごいポイントが「同定作業をきっちり行って、確信をもってから、関係機関へ情報提供を行っている。そのあと注意喚起ポストをしている」だけじゃないんですよ。

同定作業きっちり行えるのもすごいんですけども!!出している情報の丁寧さがすんごいんですよ!!

ポスト内で似た植物との違いをはっきりさせていることや、情報の根拠をきっちり出していること。似た植物で大騒ぎすることや、関係のない植物が駆除される悲劇が起こらないようにしているの。

140文字で誤解を招かないようまとめて、必要なところはきっちり押さえてて、めちゃくちゃすごい仕事をされたなと感嘆している。

症例の写真は誤解もあったらしいけど、あれがなかったら「かぶれるって、かゆくなるくらいでしょ?」って思ってたので、良い判断だと思う。
あと、私も気になって色々文献漁ったけど、見せられるギリギリの症例写真選んでくれてたよ。

あの一連のポストをするのにどれだけ考えられたんだろう。

いやほんとすごい。そしてありがとう。その丁寧さのおかげでバカ騒ぎにもならず、淡々と対応が進んでいるんだと思う。


・・・

追記(2026.7)

数ヶ月後、バイカルハナウドかどうかの調査が終わって報告されている。そちらについても書きました

いいなと思ったら応援しよう!

柴野あゆむ(しばちゃん) お読みいただきありがとうございました!猫お気に入りのおもちゃ代に充てます!