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退院しても続く、服薬|1億分の1の病歴~結核編⑩~

気が付けば季節が進み、梅雨が明けた。
3週間の入院生活のあいだに、初夏の陽ざしになっていた。

病院の中は室温が一定に保たれている。
だから少し外に出ただけで、身体がついて行かない。

バスで駅に移動しただけで、
熱中症のような状態。

体力も思っていた以上に落ちていた。


体力を落とさないように

病棟の中では、1時間くらい歩いていた。
自分なりに体力を落とさないように
していたつもりだった。

「こんなに、体力落ちるんだ…」

と、怖くなった。

当時は20代。
それでもこれだけ体力が落ちる。

体力を回復するために、散歩をすることにした。
少しずつ距離を伸ばして歩く。
元に戻るころには、涼しい風が吹きはじめていた。


季節はもう、秋の気配だった。


まだ服薬は続く

終わりじゃないのは、体力だけじゃない。
結核は、退院しても服薬と通院が続く。


ここで、やめてしまうと
耐性菌をつくってしまう。

退院で終わりだと思っていた、
苦手な味の薬の服薬も続く。


「1年も続くのか…つらいな…」

そう思ったとき、耐性菌の結核にかかり、
長期入院になっている人の顔が浮かんだ。


耐性菌の怖さを知った結核。
1年経ち、私の結核闘病記は終焉を迎えた。


今だから思えること


結核は、感染が強い印象があるけれど
はしかに比べると感染率が低いらしい。

「長く続く咳」のイメージも強い。
私のようにそうではないケースもある。
社会人になると「風邪かな」で市販薬を飲んで
様子を見ることも多い。

教科書に載っている、昔の病気だと思っていた結核。
自分がまさか経験するとは思わなかった。

結核が確定するまでの検査や入院生活。
ネタ話のような回もあって、
少しだけ異色の闘病記になった。

それでも、この闘病記が役に立ったら嬉しい。


次回からは、顔の蜂窩織炎についてお伝えします。


結核編⑨   このお話は⑩  ▶結核総集編


ろくねこの1億分の1の組み合わせの病歴
世界で0.000001%らしい病歴を持つ私。
 〜脳脊髄液減少症やフィッシャー症候群など〜

普段はこんなことばかり起きている人です
実体験エピソード~笑いも、スカッとも、たまに不運も~

ろくねこはこんな人です
私の人生、ネタだけは豊富です。ネタにあふれる自己紹介


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