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剰余群での共役関係〈龍孫江の群論道具箱〉

 部分群の対応定理によって,剰余群の部分群はもとの群の部分群(の一部)と1対1に対応します.この対応が包含関係を保つことは示しましたが,実はよりいろいろな関係を保つことがわかります.

動画はこちらです:https://youtu.be/1ZLlk9H8718

定理(剰余群での共役関係)

群$${G}$$の正規部分群$${N}$$に対し,$${\pi \colon G \to G/N}$$を自然な全射とする.$${G}$$の部分群$${H_1, H_2 \supset N}$$に対し

$${H_1}$$と$${H_2}$$は$${G}$$内で共役$${\iff}$$$${\pi(H_1)}$$と$${\pi(H_2)}$$は$${G/N}$$内で共役

である.特に$${H \supset N}$$が$${G}$$の正規部分群$${\iff}$$$${ \pi(H)}$$が$${G/N}$$の正規部分群であり,このとき

$${\pi(G) / \pi(H) \simeq G/H}$$.□

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