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【志望理由書の書き方・面接対策講座 第1回】志望理由書とは?/構成と内容/採点者の視点/文章術×ブランディングの視点

1.志望理由書って何? :あなたらしさを伝える第一歩


こんにちは、大学受験生の皆さん。
小論文・面接対策講師の戦略マスター頼朝です。

志望理由書を書くとき、皆さんはどんな気持ちになりますか?

何を書けばいいのかわからない

文章を書くのが苦手で…

と不安に思う方も多いかもしれません。

でも、大丈夫ですよ。

志望理由書の書き方の基本について、文章を書くのが苦手な方でもわかりやすく、丁寧に解説していきますからね。

あなたらしい志望理由書を一緒に作り上げましょう。

それでは始めましょう。

1-1.志望理由書とは?

志望理由書とは、あなたがその大学を志望する具体的な理由を述べる文書です。

大学に「なぜここで学びたいのか」を伝えることで、あなたのやる気や真剣さをアピールするものと言って良いでしょう。

つまり、志望理由書は、あなたの夢や思いを大学に伝えるための大切なツールなのです。

1-2.志望理由書を書くときの3つの視点

では、どうすれば魅力的な志望理由書が書けるのでしょうか?

次の3つのポイントを心がけましょう。

(1)志望理由をはっきり伝える

なぜその大学に行きたいのかを明確に書くことが大切です。

漠然とした理由ではなく、「この大学のこの学部で学びたい!」という思いを具体的に伝えましょう。  

大学側は、あなたが本気で学びたいと思っているかどうかを知りたいからです。

明確な理由は、採点者に「この子は本気だ!」と思わせるための第一歩です。

(2)やる気と真面目さが伝わるように具体的に書く

熱意や真剣さ、具体性などが感じられる文章は採点者の心に響きます

採点者は、あなたがどれだけ真剣に大学での研究生活を考えているかを見ているからです。

そのため、適当に書いたり、誰かの真似をしたりせず、自分の言葉で具体的な志望理由を書くことが大切です。  

やる気や具体性が伝われば、入学後の活躍をイメージしてもらいやすくなります。

(3)他の受験生と差別化できる内容にする

多くの受験生が志望理由書を書きます。

当然ながら、採点者は限られた時間内で何百もの志望理由書を読みます。

そのため、ありふれた似たような内容だと印象に残りません。

そこで、その他大勢として埋もれないようにするためには、あなただけの魅力を伝えることが重要です。

これは、奇抜なことを書くということではありません。

飛び抜けた実績が必要なわけでもありません。

あなたの経験や思いを具体的に書くことで、自然と差別化が図れます。  

つまり、あなただけのストーリーを具体的に伝えることで、採点者の記憶に残る志望理由書になるのです。


例文:  志望理由書の要約(骨組み)

「私は貴大学の環境科学部を志望します。
なぜなら、持続可能な社会を実現するための研究に挑戦したいからです(志望理由)。
高校のボランティア活動で地域の清掃活動に参加した経験から、環境問題の深刻さに興味を持ちました(きっかけ)。
特に貴大学の〇〇教授の研究に惹かれ、私もその一員として学びたいと考えています(学問的な理由)。」


このように、志望理由書は「あなたらしさ」を伝えて、他の受験生たちと差別化を図るためのものです。

少しずつ、書き方のコツをつかんでいきましょう。


2.志望理由書の構成:4部構成でわかりやすく書こう


志望理由書を書くとき、文章の構成が整っていると読みやすくなり、採点者に好印象を与えます。

小論文の基本構成は序論→本論→結論ですが、志望理由書では本論をさらに2つに分けて、4部構成で書くのがお勧めです。

客観的な視点からの論証を必要とする小論文とは違い、志望理由書ではあなたの「思い」や「背景」を丁寧に伝える必要があるからです。

それでは、それぞれの部分で何を書くべきか、具体的に見ていきましょう。

(1) 第一部:志望理由をシンプルに伝える


第一部では、「私は貴大学の〇〇学部△△学科を志望します」と主張し、その前後で志望する理由を簡潔に書きます


詳しい内容は第二部と第三部で書くので、ここでは短く、結論と簡潔な理由だけを端的に伝えましょう。  

最初にはっきり書くことで、採点者に「この子は、冒頭で自分が伝えたいメッセージの要点を簡潔に示せているので、好印象!」と思ってもらえます。

第一部で長々と書くと、焦点がぼやけてしまいますし、第二部と第三部に書く文字数が減ってしまいますので、短くまとめるのがコツです。  


例文:  

「私は貴大学の経済学部地域経済学科を志望します。
ローカルな視点で経済の仕組みを学び、地域活性化に貢献したいからです。」

(2) 第二部:志望理由のきっかけや背景(原体験)  


第二部では、「なぜ、その学部・学科を志望するようになったのか」について、そのきっかけや背景を書きます

たとえば、子どもの頃の体験、ニュースで見た出来事、部活動での経験など、あなただけの原体験を具体的に書くと説得力が増します。  

原体験はあなただけが持っているストーリーだからです。

そのため、原体験の論述は他の受験生と差をつけるポイントになります。

また、将来の夢や職業から逆算して書くと、志望理由に一貫性が生まれます。

ただし、ここの理由付けは長く書きすぎないようにし、次の第三部で「学問的な理由付け」を詳しく書くようにしましょう。  

目安としては、第二部と第三部は4対6の割合で書くのが良いでしょう。


例文:  

「高校の文化祭で地域の課題について発表した際、経済の知識が地域活性化に必要だと痛感しました。
この経験から、地域経済に関する経済学を学びたいと強く思うようになりました。」

(3) 第三部:志望理由の社会的意義と将来のビジョン


第三部が志望理由書の中心です。

「なぜ、他の専門学校や短大、大学ではなく、この大学で学びたいのか」

「この大学で具体的に何を学びたいのか」

「この大学での4年間の学びを社会の中でどう活かしていきたいのか」

など、

志望する大学で自分が学ぶことの社会的意義と将来のビジョンへの結びつきを、志望理由(主張)のための理由付けとして具体的に書きます

そもそも、大学は研究教育機関だからです。

採点者は、「この子はうちの大学で何を学びたいのか」「なぜ他の大学ではなく、うちの大学なのか」を知りたいと思っています。

そこで、大学の研究内容や教授の論文、資格取得支援制度など、志望大学の特徴を徹底的にリサーチして、志望理由書の中に盛り込みましょう。  

大学のホームページやパンフレットを徹底的に調べ、具体的な理由付けの根拠として書くことで、採点者に対する説得力が増すのです。  

なお、調べた内容をただ羅列するのでは、事実を並列して述べたに過ぎません。

リサーチした結果、学問的理由として取り上げるものが、なぜ自分の志望理由に結びつくのかといった「理由の理由」を具体的に書く必要があります。

したがって、リサーチ結果と自分の志望理由とをきちんと橋渡しできるような、説得力のある理由付けを書くようにしましょう。


例文:  

「貴大学の公開授業に参加した際に、〇〇教授の『地域経済の再生』に関する研究に強く惹かれました。
そのため、この研究に参加し、経済学の理論を学び、その学びを活かして地域の課題解決に貢献したいです。
また、貴大学の資格取得支援制度を活用し、データ分析のスキルを身につけ、将来は地域振興のコンサルタントとして活躍したいと考えています。」

(4) 第四部:まとめと将来の展望

第四部では、志望理由を簡潔にまとめ、(文字数に余裕があれば)将来の展望を軽く書くことにより、文章全体を締めます。

ここでは、新たな話題を広げず、これまでの内容をきちんと締めくくることが大切です。  

文章を簡潔に締めくくることで、採点者に「この子の志望理由書は、すっきりした書き方でスマートに着地できた!」と思ってもらえるからです。


例文:  

「以上より、貴大学の経済学部で学び、地域活性化に貢献する力を身につけたいです。
将来は、地域の課題を解決するコンサルタントとして社会に貢献します。」


この4部構成なら、文章が論理的に整理されるので、採点者にあなたの思いがしっかり伝わります。

なお、文字数の目安は、志望理由書全体で400~800文字程度(大学による)。

特に、学問的な観点からの理由付けを説得的に示すため、第三部を厚めに書くのがポイントです。


3.採点者の視点を意識する:大学が求める学生像に近づけよう


志望理由書を書くときには、採点者(大学教授)の視点を常に意識しましょう。

採点者は、大学の建学理念や学部の方針に合う学生を探しているからです。

たとえば、大学のホームページやパンフレットには、建学の理念や学部長のメッセージが書かれています。

これを読むと、「この大学はどんな学生を求めているのか」がわかります。  

ある大学の建学の理念が「グローバルな視点で社会に貢献する人材の育成」だった場合、志望理由書に「国際的な視野を広げたい」「世界の課題解決に貢献したい」といった旨の言葉を入れると、大学の求める学生像に近づけます。  

そこで、自分が採点者だったら、どんな志望理由書に心を動かされるかを想像しながら志望理由を書くようにしましょう。

まずは、大学のホームページやパンフレットを熟読して、「建学の理念」「学部長メッセージ」「アドミッションポリシー(入学者受け入れ方針)」をチェックしましょう。

また、志望する学部学科の教授の論文タイトルや、大学の資格取得支援制度などを調べると、具体的な志望理由を書けます。

これにより、採点者に「この子はうちの大学をよく調べた上で具体的な志望理由を書けている!」と思ってもらえます。


4.文章術×ブランディングの視点:あなただけの魅力を引き出そう


志望理由書で大切なのは、他の受験生と差別化を図ることです。

でも、奇抜なことを書く必要はありません。

ずば抜けた実績も必要ありません。

むしろ、読みやすい文章と説得力のある理由付けを書くことで、あなたの魅力を引き出しましょう

例えば、他の受験生が「貴大学の環境学部で学びたい」と書くだけなら、あなたは「高校の清掃活動で環境問題の深刻さに現実感を抱いたため、貴大学の〇〇教授の研究に参加し、海洋プラスチック問題の解決に貢献したい」と書くと良いでしょう。

あなたの経験と大学の特徴を結びつけることで、唯一無二の志望理由書が生まれます。

これが文章術×ブランディングの視点です。  

つまり、あなただけの有益な価値を効果的に伝えることで他者との差別化を図り、読み手の印象に残る文章を書くことを目指す視点といえます。

特に志望理由書では、採点者に「この子の志望理由はとても説得的で、他の受験生とは違う!」と思ってもらうことが目標です。  

前述したように、採点者は、限られた時間内でたくさんの志望理由書を読みます。

読みにくい文章や、ふわっとした内容だと印象に残りません。

逆に、わかりやすく、具体的な内容なら、「この子はどんな人だろう?」と興味を持ってもらえます。  

多くの受験生が似たような内容を書く中、あなたの志望理由書が採点者の記憶に残れば、それだけ合格に近づけるのです。


例:  

「私は環境問題に興味があります」だけでは、ふわっとした印象です。  
↓  
「高校のボランティアで海岸清掃に参加した際に、海洋プラスチック問題の深刻さを知りました。
そのため、貴大学の〇〇教授の海洋環境研究に参加し、持続可能な解決策を学びたいです。」  


このように、自分自身の具体的なエピソードと、その大学の研究内容や活動といった特徴とを結びつけると、あなただけのストーリーが生まれます。  

【志望理由書を書いた後のチェックポイント】

- 読みやすさ:

短い文を積み重ねて、一文をシンプルな内容で書けているか?

- 説得力:

具体的なエピソードや大学の情報(自分の将来像と結びつく具体的な研究内容)を入れているか?

- 自分らしさ:

あなたの具体的な人物像を伝えることができているか?

ただし、美辞麗句は不要。


この「志望理由書の書き方・面接対策講座」では、文章術(読みやすさ・説得力)とブランディング(あなただけの魅力)を組み合わせ、あなたらしい志望理由書を作る方法を伝えていきます。  

文章を書くのが苦手な方でも、わかりやすく、具体的な方法で志望理由書を書けるようにサポートしますので、ご安心ください。

文章術×ブランディングの視点を取り入れることで、あなたの志望理由書は、他の受験生とは一味違う、採点者の心に響くものになります

あなただけの説得力があるストーリーを一緒に作り上げましょう!


以上、志望理由書の書き方の基本を解説しました。

次回以降も、さらに詳しい書き方のコツや面接対策をお伝えします。

最初のうちは文章を書くのが大変かもしれませんが、一歩ずつ進めれば、きっと素晴らしい志望理由書が書けますよ。

あなたの夢をこれから応援していきます。

それでは、またお会いしましょう!


戦略マスター頼朝

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