【書くための小6国語読解法講座第1回】第1章説明文ー説明文の種類と話題のつかみ方を知ろう【小6国語・入門編】
こんにちは。
現代文・小論文講師の戦略マスター頼朝です。
国語の文章読解がちょっと苦手だと感じている小学6年生のあなたへ。
今日は、説明文を楽しく、わかりやすく読むためのコツをお話しします。
文章を読むのが難しいと感じるのは、まるで知らない道を歩くようなもの。
でも、道しるべを見つければ、ぐんと楽になりますよ。
今回の道しるべは、「説明文の種類と特徴」と「話題のつかみ方」です。
一緒に、読み方のコツを学んでいきましょう!
1. 説明文ってどんな文章? まずは基本を知ろう
「説明文」とは、ある事柄について読者にわかりやすく説明する文章のことです。
たとえば、「なぜ空は青いのか」「ペットの飼い方」「環境を守る大切さ」などを説明する文章がそうです。
この説明文にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴があります。
説明文を正確に読解するためには、その種類と特徴を理解しておくことが大切です。
今から読もうとしている説明文がどんなものかを知ると、文章の「地図」を手に入れるようなものだからです。
地図があれば、どこに向かっているのか、どんな情報が待っているのかがわかります。
あなたが読む文章がどんな目的で書かれたのかを理解できれば、内容を整理しやすくなり、読むのが楽しくなります。
「なぜクジラは海に住むのか」という文章を読んだとき、「これは科学的な事実を説明する文章だな」とわかれば、難しい言葉が出てきても「クジラの体の仕組みや進化の話が出てくるかな」と予想できます。
予想しながら読むと、内容が頭に入りやすくなりますよ。
なお、説明文を書く人を「筆者」と呼び、物語の「作者」とは少し違う呼び方をするのもポイントですよ。
2. 説明文の種類と特徴をマスターしよう
説明文には、大きく分けて3つの種類があります。
それぞれの特徴を押さえておくと、文章の内容をぐっとつかみやすくなります。
(1)科学的な事実を説明した文章
例:「月の満ち欠けの仕組み」「植物が光合成をする理由」
特徴:事実やデータを基に、物事の仕組みや理由を説明します。
ポイント:専門的な言葉が出てくることもありますが、順番に丁寧に読めば理解できます。
(2)調査や実験の報告文
例:「川の水質調査の結果」「ある実験でわかったこと」
特徴:調査や実験の方法や結果を具体的に説明します。
ポイント:どんな実験をしたのか、結果はどうだったのかを順に追いかけましょう。
(3)筆者の意見や考えをまとめた文章
例:「なぜリサイクルが大切か」「スマホの使い方について思うこと」
特徴:筆者の考えや主張を伝えることが中心。
事実を交えながら、筆者の視点が強く出ます。
ポイント:筆者が「こう思う」と主張している部分を見つけるのがコツです。
説明文の種類を知ると、その文章の「目的」がわかります。
たとえば、科学的な事実を説明する文章なら「正しい情報を知る」ことが目的。
筆者の意見が中心なら「どんな考え方をしているのか」をつかむことが大事です。
説明文の目的がわかると、「文章の大事なポイント」を見つけやすくなります。
あなたがテストで「筆者の主張は何か」と聞かれたときも、種類を思い出せば答えやすくなりますよ。
例えば、「地球温暖化を防ぐために私たちができること」という文章があったとします。
これは「筆者の意見や考え」をまとめた文章だとわかれば、「筆者がどんな行動を勧めているのか」に注目して読めます。
説明文の種類や目的を意識しながら読むと、読解するべきポイントがクリアになるのです。
読解するときのポイント
①文章を読み始めたら、「これはどの種類かな?」と考えてみましょう。
②科学的な事実なら「仕組みや理由」に注目。
③調査や実験なら「どんな結果が出たか」をチェック。
④筆者の意見なら「どんな考えを伝えたいのか」を探しましょう。
3. 話題をつかむことがなぜ大切?
説明文を読むとき、まず最初に話題をつかむことがとても大切です。
「話題」とは、筆者が何について説明しているのかということ。
例えば、「ペットのしつけ方」「水の大切さ」など、文章の中心となるテーマのことです。
話題をつかむと、文章全体がどんな内容になるのかが予想でき、読みやすくなります。
話題は、文章の「入り口」のようなもの。
入り口の状態がわかると、どんな部屋(内容)に入っていくのかが想像できます。
もし話題がわからないまま読み進めると、まるで迷路をさまようような気分になってしまいます。
例えば、「なぜ鳥は空を飛べるのか」という文章があったとします。
最初に「鳥が空を飛ぶ理由」が話題だとわかれば、「鳥の羽や体の仕組みの話が出てくるかな」と予想しながら読めます。
では、どうやって話題を見つければいいのでしょうか。
次の4つのコツを覚えておきましょう。
話題をつかむ4つのコツ
(1)文章の最初をチェック
話題は文章の冒頭に書かれていることが多いです。
最初の1~2文を丁寧に読んで、「これから何について説明するのかな?」と考えてみましょう。
例:「海の生き物がサンゴ礁に集まる理由」という文で始まったら、話題は「サンゴ礁と海の生き物の関係」です。
(2)疑問文に注目
筆者が「~でしょうか」「~とは何か」などの問いかけ(疑問文の形)で話題を示すことがあります。
筆者は自分で問いを立てて、その問いに答え(結論とその理由)を書いていく形で、読者の理解・納得を得ようとするからです。
例:「なぜ地球の気温が上がっているのでしょうか。」なら、話題は「地球の気温上昇の理由」です。
(3)繰り返されるキーワードを探す
文章の中で何度も出てくる言葉(キーワード、鍵となる言葉)は、話題と深く関係しています。
例:「リサイクル」という言葉が何度も出てきたら、話題は「リサイクル」に関することだとわかります。
(4)題名をヒントに
文章の題名が話題をズバリ表している場合もあります。
例:題名が「水を大切にする理由」なら、話題は「水の大切さ」です。
これらのコツは、文章の「大事なポイント」を素早く見つけるための道具のようなもの。
例えば、テストで時間がないとき、冒頭や題名をチェックするだけで話題がわかり、問題を解くヒントが得られます。
普段の読書でも、話題をつかむと内容が頭に入りやすくなり、物語やニュースを読むのがもっと楽しくなりますよ。
読解するときのポイント
①文章を読み始めたら、最初の2~3文をゆっくり読んで話題を予想しましょう。
②「~でしょうか」などの疑問文を見つけたら、「これが話題かな?」と考えてみて。
③何度も出てくる言葉(キーワード)や題名をメモして、話題のヒントにしてください。
4.今回の読解法を文章を書くときにも活かそう
説明文の種類や話題のつかみ方を学ぶと、実は、文章を書くときにもとっても役立ちます。
読む力と書く力は根っこの部分でつながっているからです。
説明文を上手に読める人は、自分の書く文章もわかりやすく、魅力的にできます。
今回の読解法が文章を書くときにどう活きるのか、具体的に見てみましょう。
(1)説明文の種類を知ると、書く目的が明確に
たとえば、科学的な事実を説明する文章を書くなら、正確な情報をわかりやすく伝えることが大事です。
筆者の意見を書くなら、自分の考えをしっかり伝えることが目標になります。
説明文の種類を意識すると、「どんな文章にしたいか」がはっきりし、書きやすくなります。
例:あなたが「ペットの世話の大切さ」をテーマに作文を書くとき、「筆者の意見」のスタイルを選べば、「私はこう思う」と自分の考えを強く打ち出せます。
(2)話題のつかみ方を学ぶと、読者を引きつけられる
話題を最初にわかりやすく示すことで、読み手が「この文章は面白そう!」と思ってくれます。
疑問文やキーワードを使って話題を強調すると、文章が魅力的になります。
例:「なぜペットと一緒に過ごすと幸せになるのでしょうか。」という疑問文で始めれば、読者は「知りたい!」と興味を持ってくれます。
文章を書くとき、読み手が「何について書いているのか」をすぐにわからなければ、読むのをやめてしまいます。
今回の読解法を活かせば、読み手をぐっと引きつける文章が書けます。
テストの作文でも、友達への手紙でも、わかりやすく伝える力が身につくのです。
例えば、あなたが「夏休みの思い出」をテーマに作文を書くとき、最初に「私が海で体験した冒険」という話題をはっきり示し、科学的な事実(海の波の仕組み)や自分の意見(海を守りたい)を混ぜて書けば、読み手がワクワクする文章になりますよ。
読解するときのポイント
①作文を書く前に、「どの種類の説明文にするか」を決めましょう。
②文章の冒頭で、疑問文やキーワードを使って話題をはっきり示してください。
③説明文を書いた後、「これを読んだ人は何がわかるかな?」と振り返ってみて。
説明文の種類や話題のつかみ方をマスターすれば、文章を読むのも書くのも、もっと楽しく、もっと簡単にできますよ。
あなたがテストで文章を読んでいるとき、「あ、これは筆者の意見だな」「このキーワードが大事!」と気づけたら、問題を解くのがぐっと楽になります。
作文を書くときも、「どんな話題で、どんな種類の文章にしようかな」と考えるだけで、素敵な文章が生まれます。
さあ、あなたも一歩踏み出してみませんか?
今日から、教科書や本を開いて、冒頭の文やキーワードに注目してみてください。
どんな話題かな、と想像しながら読むと、まるで宝探しのような楽しさが待っています。
文章を読むのが苦手だと思っていたあなたも、きっと「読むのって面白い!」「書いてみよう!」と思える日がきっと来ると思います。
次のステップに進むために、ぜひ一つの文章を手に取って、話題を見つけてみてください。
あなたなら、絶対にできます!
次の講座でも、もっと楽しく国語を学べるコツをお届けします。
一緒に、文章の達人を目指しましょう!
今回のポイントまとめ
①説明文は「科学的な事実」「調査や実験」「筆者の意見」の3種類。種類を知ると、文章の目的がわかり、読みやすくなる。
②話題は文章の「入り口」。
冒頭、疑問文、キーワード、題名をチェックして、話題をつかもう。
③説明文の種類と特徴や話題のつかみ方は、作文を書くときにも役立つ。
種類を意識して話題を明確にすれば、読み手を引きつける文章が書ける。
④アクション:文章を読むときは種類と話題を意識。
書くときは冒頭で話題をはっきり示そう。
今回も最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。
もし、この記事が良かったと思っていただけるようでしたら、スキを押してもらえますと大変励みになります。
それでは今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
また、お会いしましょう!
戦略マスター頼朝
数学も長文読解力
— 戦略マスター頼朝@「書いて暮らしと仕事を整える」 (@6VQGPJH3FHYoZn6) December 23, 2023
公立高校の数学の入試問題を一昔前のものと比べると、問題文の長文化傾向が見て取れる。
問題文を正確に読解して必要な条件を抽出し、整理してまとめなければ、正しいプロセスで正解を導けない。
つまり、数学の試験と言えども、高校側は国語力を土台として求めているということ。
テーマ力
— 戦略マスター頼朝@「書いて暮らしと仕事を整える」 (@6VQGPJH3FHYoZn6) July 8, 2024
「頼朝先生、うちの子、国語の読解力がないんです。」と保護者様からご相談。
客観的に読むための正しい読解法を教えても解けない子が多い。
その原因の一つはテーマの理解不足がある。
環境問題、近代合理主義とその修正など、頻出テーマの背景的理解さえあれば、読み解けることが多い。
絵本の読み聞かせ
— 戦略マスター頼朝@「書いて暮らしと仕事を整える」 (@6VQGPJH3FHYoZn6) November 6, 2023
時々、小学校低学年のお子さんを持つ親御様から受ける相談の1つに「算数の計算問題は解けるけど、文章問題になると解けないんです。」がある。
原因は日本語力が心もとない点にある。
いわゆる文章読解力。
解決法としては、幼児期の絵本の読み聞かせや今後の音読訓練が有効だ。
子供の文章読解力が爆上がりするきっかけ
— 戦略マスター頼朝@「書いて暮らしと仕事を整える」 (@6VQGPJH3FHYoZn6) October 1, 2022
学習塾の教室長時代、難関公立高校の中三受験生には9月から小論文の練習をさせていた。
2ヶ月も経つと、文章読解問題が苦手な理数系の子でも、成績が爆上がりした。
文章を書く側の経験をすることで読解の仕方も理解できたから。
読みと書きは表裏一体。
論理的思考力はあるのに文章読解問題でつまずきやすい子は、言葉の言い換え力不足に原因があることが多い。
— 戦略マスター頼朝@「書いて暮らしと仕事を整える」 (@6VQGPJH3FHYoZn6) October 14, 2022
私の経験上、作問時は本文の中から文章を引っ張ってきて正解の選択肢を作る。
ただ、そのままでは全員正解してしまうので、所々同じ意味の類義語に置き換える。
言い換えに気づけるかどうか。
読解力を支えるもの
— 戦略マスター頼朝@「書いて暮らしと仕事を整える」 (@6VQGPJH3FHYoZn6) February 13, 2025
受験勉強に入る前に様々な言葉の意味を理解していると大きな武器になる。
客観的な読解法を教えても、語彙力がなければ使いこなせない。
逆に、語彙が豊かな子はちょっと読解法を教えると点数が爆伸びする。
文章も上手に書ける。
世界は言葉でできている。
語彙を増やそう。
