頭の中にあるモヤモヤをnoteに書くことで「AIに負けない文章」を書ける……かも?
今後ライターとして大事なのは「noteを書くことではないか?」と思った話。
僕の職業はライターだ。今年で10年目に突入した。それは同時にフリーランス歴でもある。
僕より経験、実績が豊富なライターさんがたくさんいることは重々承知しているので、あんまり偉そうなことは言えないのだが……今回はちょっと「ライターの今後」について語らせてほしい。
これからライターとして生きていくためには「内省」が大事なのではないかと思った。そして、内省にいちばん適しているのは「文章を書く」ことだと僕は思っている。
**
インタビューを例に挙げてみよう。ライターの人ならわかると思うが、同じ人に同じテーマでインタビューするとしても、内容はライター(インタビュアー)によって全然違うものになる。
たとえば先日、ある著者さんにインタビューさせてもらった。初稿が出来上がったところでふと「この著者さんにインタビューした他のライターさんは、どんな記事を書いているのだろうか?」と気になった。
原稿を書く前に読んでしまうと引っ張られてしまうが、書いた後ならいいだろうと思い、他の人が書いたインタビュー記事を読んだ。同じ人に同じテーマでインタビューしているのに、僕が書いた記事とは全然違った。どっちがいいとか悪いとかじゃなくて、「聞いていること」が根本的に違うのだ。
「なぜその著書を出そうと思ったのか?」をメインテーマにしている記事もあれば、「著書のこの部分を詳しく教えてほしい」と本の内容を深掘りしている記事もあった。もちろん深掘りしている箇所もそれぞれ異なる。果たしてこの違いはどこから生まれるのか?
掲載する媒体の特性や、インタビュイーからの要望もあるだろうが、いちばんは「ライターの興味関心」だと思う。
そして興味関心は、そのライターが今までどんな人生を歩み、何を思って生きてきたか、によって異なる。言うなれば「個性」だ。
「この人にインタビューするなら中村さんに依頼したい」と言われるためには、この「個性」は重要だと思う。それが自分らしさだし、AIにはない人間ならでは特徴だからだ。
では……そんな「個性」を磨くためにはどうすればいいのか?
それは「自分を知る」ことだと思う。どんなことに怒り、悲しみ、喜び、嬉しさを感じるのか。日々、自分が考えていることに目を向ける。いわゆる内省というやつ。それが自分の興味関心を深め、やがて個性になっていく(と思う)。
頭の中で思ったり、誰かに喋ったりするのもいいと思うが、やはりいちばんいい方法は書くことだ。文章にすることで自分の考えを客観視でき、それを見ながらああでもないこうでもないと深められるからだ。
たとえば先日以下のコラムを書いた。
また、どうしても納得のいかないことがあったので、それもXでコラムにした。
【誰しもが困った人である】ほぼ毎日コラム#209
— 中村 昌弘 | ライター (@freelance_naka) April 17, 2025
炎上していることについて言及しないのがSNSの正しい使い方なのだが、今回ばかりはそうも言っていられない。
そして書名を明かさずにコラムを書くのも微妙なので明記する。『職場の「困った人」をうまく動かす心理術』について。… pic.twitter.com/QlHTYuxNvM
この2つのコラムを書いたことで、僕は「努力している人をバカにしない」という考えを大事にしていることがわかった。僕がインタビューするときの土台には、この考えがあると思う。
自分の考えを言葉にして自覚することで、自らの価値観やスタンスを理解できる。それはやがて個性になり、「中村さんってこういう記事書いてくれるよね」と、自分のタグに繋がっていく。(たぶん。知らんけど)
だから僕はこれからも頭にモヤモヤを抱えたときは、noteに文章を書こうと思う。まとまってなくてもいい、正解じゃなくてもいい、結論がなくてもいい。とにかく書く。書きながら考えるその「プロセス」自体に意味があるのだ。
……と僕が勝手に思っているだけで全然的外れかもしれないので、こんな話をライターで作家のいしかわゆきさんとトークしたいなと思っています!
5月24日(土)の18時からです。トークのほかにライター交流会もあるのでぜひ。
