全自分が驚いた! プログラミング未経験の事務職の方が自力でNetlify(GitHub経由)デプロイに成功した話!
毎度、rorosukeです。
驚きました。正直、想定を超えてきました。
以前、Google AI Studioのアプリ公開方法をまとめた記事を書きました。
ここでは、次の4つの公開方法を紹介して、どれがよいのかを整理しました。
シェア(Share)
GitHubでデプロイ(GitHub)
単体アプリ
アプリをデプロイ(Publish)
この中で、一番簡単なのは「シェア(Share)」です。
ところが、医療・福祉の事務職のアユミさんが、私の記事を参考に「デプロイ」に挑戦し、見事成功したという報告記事を公開されました。それが次の記事です。
アユミさんは、バイブコーディングに関してはビギナーの方です。私がなんとなくイメージしていた読者(エンジニアか、ある程度プログラミングに慣れた方)とは違います。
そもそも、日曜プログラマーの私ですら「デプロイ」はかなりハードルが高いと思っていたので、記事の流れとしても、
まずはアプリのシェアから始めよう
デプロイは初心者には少し難しい
といった調子になっていました。
それだけに、本当に驚きです。
アユミさんのチャレンジャー精神には脱帽ですし、ビギナーの方でもデプロイが可能だということで、私も考えを改めることができました。その意味では「ありがとうございます」というしかありません。
アユミさんが作ったもの
アユミさんの記事を読むと、出発点は純粋な「現場の困りごと」だったことがわかります。
訪問鍼灸の料金体系は複雑です。
施術の種類、同一建物内の人数、自己負担割合、電療料の有無……それらが組み合わさって金額が決まります。
「月々いくらになりますか?」
と聞かれるたびに、電卓と早見表を引っ張り出して計算していたそうです。
それを、条件を選ぶだけで月額が瞬時に表示されるアプリにしました。
社内でも「これは便利!」と好評だったとのことです。
プログラミング知識はゼロ。
Google AI Studioのチャット欄に「やりたいこと」を言葉で伝え、AIに形にしてもらう方法(バイブコーディング)だけで作りきりました。
まず、この時点でスゴすぎると思います。
アプリを公開しようと思いたった
次にアユミさんは、アプリを職場の方にも使えるようにすることを考えました。
しかも、仕事の現場でスタッフに使ってもらおうとしたのです。
このような場合であれば、自分のアカウント内で動作する「シェア(Share)」は適していません。
そうなると、やはりデプロイを選択するしかありません。
そこでアユミさんは、Google AI Studioの見やすいところにある「Publish(旧:アプリをデプロイ)」を選びます。しかし、クレジットカード登録を求められ困惑します。
仕事の現場で個人のクレジットカードを登録するわけにはいきませんし、会社のクレジットカードを使うわけにもいかないでしょう。
そこでたどり着いたのが私の記事で、「GitHub」でデプロイする方法を発見されたのだと思われます。
2026年2月にGoogle AI Studioのメニューが変更され、「GitHub」メニューが目立たない位置に移動しました。現在、このメニューを発見すること自体が少し難しくなっています。
それでも、よくぞ辿り着いたものです。
すごすぎる!
Vercelが失敗して、Netlifyで成功した
ここが今回の記事で一番お伝えしたいポイント(見どころ)です。
しかも……
私の元記事では「Vercel」というサービスでのデプロイを推奨していました。
GitHub経由で「Vercel」に接続する流れが、初心者にとって一番安全だと判断したからです。
当然、アユミさんも同じ手順を試みました。
しかし、なぜかうまくいかなかったそうです。
そこでアユミさんが選んだのが「Netlify」です。
私の記事では、オマケ程度に紹介しているだけのデプロイサービスです。
Netlifyも、Vercelと同じくGitHubと連携してWebアプリを公開できるサービスです。クレジットカード登録はしなくても使えます。基本的な使い方はVercelとほぼ同じです。無料枠があり、無料枠を超えるとサイトが停止します。
つまり、財布へのリスクも低いということです。
ですから、「Vercel」でつまづいたとしてもまだ方法があります。
「Netlify」という、もう1つの選択肢が残っているわけです。
このフローも、アユミさんの記事を読むことで勉強させていただきました。
改めて感謝です。
Netlifyでのデプロイ手順(補足)
Netlifyを使う場合の流れを補足しておきます。
基本の流れはVercelとほぼ同じです。
1.Google AI StudioのコードをGitHubに保存する
2.Netlifyにアクセスし、GitHubアカウントでログインする
3.次の画面が出ていたら「Import from Git」(水色枠)をクリック

4.次の画面が出たら「GitHub」(左端の枠)を選ぶ

5.リポジトリ一覧からデプロイしたいものを選ぶ

6.Project nameをつけて(つけなくてもよい)一番下の「Deploy」ボタン(水色枠)をクリック

7.しばらくすると「Published」(下から2行目)となりURLが発行される
上から2行目の緑文字をクリックするとURLにアクセスできる

8.公開URLをクリックするとデプロイされたサイトが開く

ちなみに、Vercelと比べてNetlifyが優れている点のひとつは、ドラッグ&ドロップでHTMLファイルを直接アップロードできる方法があることです。GitHubを経由しなくても公開できる方法があるので、その意味ではNetlifyのほうが間口が広いと言えるかもしれません。
APIキーの管理はVercel同様に必要です。
Netlifyにも「環境変数」の設定機能がありますので、APIキーをコードに直接書かないようにする基本は守ってください。
「現場を知っている人」が作るから意味がある
アユミさんの記事に、こんな一文があります。
「本当に現場で役立つツールは、エンジニアではなく現場を知っている人が作れる」
これは名言ですね。
同じアプリをプロのエンジニアが作ったとしても、使いやすいものになっているかはとても怪しいです。
また、丸投げで開発依頼したり、エンジニア主導で任せてしまった場合、おそらく現場にフィットするツールにはならないでしょう。
訪問鍼灸の料金体系を知っているのはアユミさんです。
その複雑さを知っているから、何を自動化すべきかがわかります。
AIを使えば、その「何を」を形にすることができます。
そう考えると、AIツールの本当の使い方は、技術を身につけることではなく、自分が持っている現場の知識をAIに素直に渡せるようになることなのかもしれません。
まとめ:現場のエネルギー侮りがたし
「デプロイは難しい」という趣旨で書いてしまった私の記事でしたが、それは私の思い込みでした。
アプリを作るというハードルが越えられる方なら、デプロイも越えられます。
しかも、Vercelが合わなければNetlifyがあります。
スクールや書籍などで学ばなくても、AIに質問しながら進めれば辿り着けます。
アユミさんは、それを証明してくれました。
みなさんも、現場で「あったらいいのに」と思うアプリのイメージが頭の中に浮かんだときには、アプリ作成からデプロイまで、思い切ってチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
そして
「現場を知っている人がAIを手に入れた」
これは社会的に見ても、思った以上に大きな意味を持つ話・・・
かもしれませんね。
再掲載しますが、アユミさんの記事をぜひお読みください。きっと励みになると思います。
また、アユミさんに参考にしていただいた私の記事です。
「ファイルを公開する方法」および「デプロイのやり方(Vercel編)」がありますので、併せてご覧ください。
以上!
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次の開発もがんばろうかな、という気になりますのだ (笑)