犠牲 サクリファイス

柳田邦男の「犠牲 サクリファイス わが息子・脳死の11日」を読みました。
たまには純文学ではない本を読もうと思ったのです。
自身の体験を、客観視するような文章。
冷静に、「ノンフィクション」として文章を書き綴る。
辛い本です。
科学的な見方、社会的な見方
凄まじい事態に遭遇しながらも、強い意志を持ってその「死」に向き合う。
著者の潔さと真っ直ぐな強さを感じます。
それと同時に、この「強い」父を持った息子は、すこし不幸な気もします。
ちなみに。
稲荷は根本的に「脳死=人の死」という考え方には反対なので
この本を読んでいても、途中から苛々しました。
確かに「息子の死を意味あるものにしたい」という願いはわかる。
けれども、本当にそれでいいのか。
そうするほかなかっただけなのではないか。
ところでね。
この本に、ガルシア・マルケスの「百年の孤独」が引用されています。
ちょうどりょうへいさんがこの記事→「今日は☆」で
「百年の孤独」について触れていらっしゃったので、なんだか不思議な気分でした。
うん、わたしもきっと読み返さないでしょう。
それでは、失礼致します☆
2009-08-13
