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問題がなくなったのではない。「慣れた」だけかもしれない——松下幸之助に学ぶ、改善の複利

こんにちは、長期投資家@VOOです。

仕事をしていると、

「なんで、こんなに面倒なんだろう」

と思うことがあります。

何度も同じことを入力する。

同じミスが繰り返される。

人によってやり方が違う。

伝えたはずなのに、うまく伝わっていない。

投資でもあります。

「このまま積み立てていて大丈夫かな」

「もっと買ったほうがいいのかな」

「暴落したら、自分は耐えられるだろうか」

人生なんて、もっとありますよね。

お金。

仕事。

家族。

老後。

健康。

人間関係。

考え始めたら、悩みなんてなくなりません。

できれば悩みなんてないほうがいい。

私もそう思います。

でも、最近は少し違う見方もするようになりました。

そんなときに思い出したのが、松下幸之助さんの言葉です。

「悩みあるところに改善点あり。」

松下幸之助

短い言葉です。

でも私は、この言葉がとても好きです。

悩みは「ここを見てください」というサインかもしれない

悩んでいるとき、私たちはつい、

「どうすれば、この悩みをなくせるだろう」

と考えます。

でも、松下幸之助さんの言葉は少し違います。

悩みを消そうとするのではなく、

「なぜ、ここで悩んでいるんだろう」

と考えてみる。

すると、悩みの見え方が変わります。

たとえば仕事で、

「この作業、毎回面倒だな」

と思っているなら。

そこには、

もっと簡単にできる方法があるのかもしれません。

「また同じミスが起きた」

と悩んでいるなら。

人の注意力ではなく、仕組みに問題があるのかもしれません。

つまり悩みとは、

人生から送られてくる「改善ポイントのお知らせ」なのかもしれません。

そう考えると、

悩みは少しだけ悪者ではなくなります。

一番怖いのは、不満に慣れること

仕事をしていて、実は一番怖いのは、

「不満があること」ではないのかもしれません。

不満に慣れてしまうことです。

最初は、

「この作業、面倒だな」

「なんで毎回こんなことをするんだろう」

と思っていた。

ところが半年も続けていると、手が勝手に動くようになります。

すると不思議なもので、あれほど面倒だったことが、あまり気にならなくなる。

でも、何も改善していません。

問題がなくなったのではなく、

問題のある環境に自分が慣れただけなんですよね。

私は仕事では、ここをできるだけ疑うようにしています。

「昔からこうやっている」

「みんなこの方法でやっている」

「もう慣れたから、このままでいい」

こういうところに、改善の種が隠れていることがあります。

人が頑張って速くするのではなく、

そもそも、その作業をなくせないか。

ミスしないように注意するのではなく、

ミスしにくい仕組みにできないか。

10分かかる作業を8分でできるように頑張るより、

仕組みを変えて2分にできないか

そう考えるほうが、私は好きです。

投資の悩みも、自分を知る材料になる

これは投資でも同じだと思います。

株価が10%下がっただけで眠れなくなる。

そんなとき、

「自分は投資に向いていない」

と考えてしまうかもしれません。

でも、

本当にそうでしょうか。

もしかすると、

投資額が大きすぎるのかもしれない。

生活防衛資金が少ないのかもしれない。

自分が何年間投資するのか、決まっていないのかもしれない。

あるいは、

SNSで他人の資産額を見すぎているだけかもしれません。

そう考えると、

「不安」という感情そのものが悪いわけではありません。

不安は、

自分の投資設計の弱いところを教えてくれるセンサーでもあります。

ここが面白いところです。

投資で大切なのは、

不安にならない人になることではありません。

不安になったときに、

「なぜ自分は不安なんだろう」

と考えられることなのだと思います。

そして必要なら、

積立額を変える。

現金を増やす。

リスクを下げる。

見る回数を減らす。

少しずつ、自分に合う形へ改善していく。

長期投資とは、

最初から完璧な投資方法を見つけることではなく、

長く続けられる形へ少しずつ自分を調整していくことなのかもしれません。

改善にも、複利がある

私は投資を続けてきて、

複利という言葉を何度も使ってきました。

お金がお金を生み、

時間をかけて大きくなっていく。

でも最近は、

複利が働くのはお金だけではないと思っています。

仕事のやり方を少し変える。

生活習慣を少し変える。

投資方法を少し変える。

一つひとつは、

大した改善ではありません。

でも、

その小さな改善を何年も積み重ねたらどうでしょう。

気づいたときには、

ずいぶん遠くまで来ているかもしれません。

これはまさに、

長期投資と同じです。

悩みがあるのは、まだ途中だから

私自身も、

仕事でも投資でも、

「もっと良いやり方があるんじゃないか」

と考えることがあります。

むしろ、

考え始めるとキリがありません(笑)。

でも、

それでいいのかもしれません。

悩みがあるということは、

まだ改善できるということ。

改善できるということは、

まだ伸びる余地があるということです。

人生も投資も、

最初から完成された正解を手に入れることはできません。

やってみる。

悩む。

少し変える。

またやってみる。

そしてまた悩む。

この繰り返しです。

相場も人生も、構造は同じなのかもしれません。

大きな成功を一度当てるより、

小さな改善を長く積み立てる。

その積み重ねに、

いつか複利が働き始める。

だから、

今なにかに悩んでいるなら。

「どうして自分はこんなに悩むんだろう」

ではなく、

「ここには、どんな改善点が隠れているんだろう」

と考えてみる。

少しだけ、景色が変わるかもしれません。

悩みあるところに改善点あり。

あなたが今感じている「ちょっと面倒だな」の中にも、

未来を変える小さな種が隠れているのかもしれません。

皆さんは最近、

「これは改善したいな」と感じていること、ありますか。

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