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その不安は、本当に“そこ”にありますか【不安シリーズ①】

日々、様々なフィールドで
様々な人と。

やり取りをさせていただくなかで、
頻繁に出会うテーマ。

それが
不安
です。


ミスしてないか不安で、つい何回も確認してしまう」

「人からどう思われているのか気になる

「自分なんかが関わって、迷惑だって思われないか不安」

「バスや電車に乗ると、過呼吸がおきるかもしれない

皆から悪口をいわれているようで、教室に入れない」

「いま上司に話しかけたら怒られるかもと思ってしまって、
相談できない」


皆さんも、このような不安を感じたことはありませんか?

ママ・パパ友同士で。
家庭で。
職場で。
学校で。

対人関係や、何かの責任を背負う場面で。
気持ちの大きさに違いはあっても、

こうした不安は生じがちです。

そして、
だからこそ、
不安との付き合い方は
とても身近なテーマに
なっているのです。


私が不安の強い方に対して、
たびたびお伝えしているのが
次のお話です。


「ピクニックと崖」

いま、
皆さんはとても過ごしやすい
ぽかぽか陽気の日に、

どこかへ行こうかと思い立って、
広い野原にピクニックにやってきました。

やわらかな陽射しが
芝生をあたためています。

意識を向けると、
風がほんの少しだけ
頬を撫でていくのを
心地よく感じることができます。

レジャーシートの上には、
色とりどりの食べ物と、
ほどよく冷えた飲み物。

空を見上げると、
雲はどこへ行くともなく
流れています。

そうして、
急ぐ理由のない時間を
ゆっくりと味わっています。

その穏やかさと、
その気配が静かに
広がっていくのを感じています。

そうすると、

気持ちがリラックスしてくることに
気づいたかもしれません。

もしかすると、
心地よさを感じて

だんだんと、
眠くなってきたかもしれません。


そうしてあなたが
ピクニックを楽しんでいると、

遠くに複数の人が見えました。
よく見ると、1人の人が
複数の人に連れられてきています。

その1人の人は目隠しをして、
今自分がどこにいるのかも分からずに
連れて来られているようでした。

その1人の人は、
複数の人からこう言われていました。

「今いるところは、切り立った崖の上だぞ」

「あなたがもし一歩足を踏み出したら、
あなたは崖の下に真っ逆さまに落ちるだろう」

「だから、決して足を前に出してはならない」

と。

その1人の人が、
とても怯えているのを、
あなたは見て確認することができています。


しかし、

ここはのどかな広い野原です。
意識を向けると、
芝生から春の匂いがかすかに
立ちのぼってくるのがわかります。

意識を向けると、
雲が先ほどから少しだけ形を変えている
ことに気づきます。

断崖絶壁はどこにもありません。

さて、
あなたが、
目隠しをして連れて来られた
1人の人に声をかけるとしたら、
なんて声を掛けますか?


目隠しをして連れて来られた1人が
イメージさせられている断崖絶壁は、
現実には存在しません。

それでも、
その人の内的世界には
存在しているのです。

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