「精神科に行ったら終わり」だと思っていた私が精神科に行った日
※この記事には個人的見解が含まれます。医療的な判断やご相談については、必ず主治医や専門機関にご相談ください。
こんにちは、sigeです。
いつも読んでいただきありがとうございます。
初めましての方はこのnoteに込めた想いも知っていただけると嬉しいです🍀
「精神科に行くなんて、人生の終わりだ」
ひと昔前……それこそ数十年前は、世間からそんな冷たい視線が向けられる時代でした。
どこか「普通じゃない人〇〇〇が行くところ」「一度足を踏み入れたら戻れない場所」という偏見が、社会全体にとても濃く漂っていたように思います。
特に、私の住むようなど田舎では、その空気はなおさら強いものでした。
十分に苦しかった。 でも家族に迷惑はかけたくない(身内の結婚に響くんじゃないかとか)。 自分のプライドも許さない。
当時の私も、そんな古い価値観にどっぷりと囚われていました。
「今の自分には、薬は必要ない」 「これはただの自分の性格だから、変わるはずもない」
そう信じて、限界はとうに超えているのに、ボロボロの体と心を引きずって自力でどうにかしようとしていました。
あの頃の私にとって、医療を頼ることは、「考えられない」ことでしかなかったのです。
🩹 最初のつまずき、そして「やっぱりダメか」という諦め
そんな私が、職場での孤立やいじめが進み、いよいよ心も体も動かなくなってしまったときのことです。
ふと、一枚のパンフレットが目に入りました。
それは数年前、私の異変を見かねた父が、市の無料相談でもらってきてくれていたものでした。
当時は「あんなに嫌っていた父の言うことを聞くなんて……」と反発する気持ちもありましたが(今は本当に、心から感謝しています)、藁をもすがる思いで、自分の町から離れた病院の門を叩きました。
しかし、最初からすぐに救われたわけではありませんでした。 さまざまなトラウマ療法やカウンセリングを受けながら、お薬の調整が始まります。
重度のうつ症状に対して、最初に出された古いタイプのお薬は、私の体にまったく合いませんでした。
飲み始めると、一日中頭に霧がかかったようにぼーっとして、強烈な眠気に襲われる日々。
なにより「よくなっている感じ」が1ミリもしないのです。
ドクターに会うたびに、今の状態を伝えるのも一苦労でした。 うまく言葉にできないし、言えたとしてもちゃんと伝わっていない気がする。
お薬が変わって副作用が減っても、いっこうに状態はよくならない。
「ほら、やっぱり薬なんてダメなんだ」 「もともと自分の性格のせいなんだから、病院に通っても意味がない」
と、通院をやめそうになったことは何度もあります。
ただ、やめなかったのはただ運がよかったというほかありません。
今、精神医学は私たちが思う以上のスピードで進歩しています。
かつて主流だったお薬に比べ、現代の精神医療では、副作用が少なく特定の神経伝達物質にピンポイントで働くお薬(SSRIなど)が開発され、今ではさらに新しい「第四世代」のお薬も登場するなど、選択肢が格段に増えました。
私の試行錯誤の道のりは、まさに医学の進歩というグラデーションを肌で感じるものでもあったのです。
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