「心が軽くなった」50歳のおじさんが踊る「運動療法」
※50歳のおじさんが踊る、脳のモヤモヤを吹き飛ばす「運動療法」を再編集、有料記事としています。ご注意ください。また、この記事には個人的見解が含まれます。医療的な判断や相談については、必ず主治医や専門機関にご相談ください。
■ 導入(プロローグ)
前回、お薬でメンタルの地ならしをする話をしました。
(前回の記事はこちら↓)
ここからは基礎——家を建てる上で最も重要な「基礎」のお話ができればと思っています。
「運動なんかしなくても普通だし、疲れない分この方が頭が冴えている」
当時、私は本気でそう思っていました。
でも今振り返ると、当時の私はとにかく頭が働いていませんでした。すぐにテンパってしまうし、悩みで頭がいっぱいで他に何も入らない。眠れないから常に酔っ払い状態のようで、いじめられているから過緊張で周りが見えていない。
繰り返しになりますが、当時はこの状態が「普通」で、まさか自分がそんなに頭の働いていない状態になっているとは思いもしなかったのです。
そんな思い込みの中にいた私ですが、少しずつ知識が積み重なり、運動への目覚めが氷山のようにほんの少しだけ海から顔を出しました。
「脳を鍛えるには運動しかない」
本に背中を押されて、少しずつ運動を行うようになっていったのです。
「なんで苦しんで走るの?」「きつい筋トレをして筋肉を見せびらかして、なんだかなぁ」なんて思っていた私が、いつのまにか「運動したい」と思うようになっていった経緯をお話しします。
■ 第1章:なぜ、私の脳と心は「モヤモヤ」していたのか?(体験談)
数年前の私は、暗闇の中にいました。作業療法士として病院や施設で多くの患者さんと向き合う日々。命を預かる責任感と、自身の「敏感すぎる気質」のため、毎日へとへとでした。
そのくせ、遅く帰宅したあとに「こいつセンスないな」と言われた上司の顔を思い出し、悔しさをバネに夜中まで勉強する日々。今思えば、かなり間違った頑張り方をしていたなと思います。
患者さんの「痛い」「苦しい」という言葉を自分の心に吸い込んでしまう。家に帰っても、
「なんであの人を歩かせてあげることができないのか」
「自分が担当でなければよかったのではないか」
と自分を責めてばかりいました。
気がつけば、喉の奥が詰まったような感覚が取れなくなっていました。当時はうつだとは思っていなかったので、「何か感染症ではないか」とたくさんの病院を回ってしまったほどです。
その後、多くの利用者さんに関わる中で、
「私は病気じゃない。絶対に薬は飲まないし、運動もしない」
とかたくなになってしまわれる方にたくさん出会いました。なんだか当時の自分を見ているようで、少しつらかったですね。
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