ラルフローレンのオックスフォードシャツ モノとルキ#28
シャツを研究しようと思い立ったのは、
ある日突然のことだった。理由なんてない。
ただそういう気分になった。もともとシャツは好きだから。
まず選んだのはオックスフォード生地。
洗いざらしにすればカジュアルに、
糊を入れてアイロンをかければちゃんとした場所にも着ていける。
一枚でそれができる。なかなか懐の深い生地だと思う。
着回しを考えると、いくつかの色が必要になる。
ブルー、ピンク、イエロー、ホワイト。
点数を揃えることだけが目的で、古着を探した。
その時、たまたま選んだのがラルフローレン。
Made in USAのタグが付いたものでBOYSサイズの18。
一枚二、三千円。最初は特別好きだったわけじゃない。
ところが、着ているうちに気がついた。
動きやすい。袖付けの角度が水平に近くて、
腕を振って歩いてもシャツが引っ張られない。
フィットも自分に合う。
高価なカスタムオーダーのシャツも持っているし、
ファクトリー系の好きなブランドもある。
でもラルフローレンは、特別じゃないことが特別、
という感じがする。
おそらく型紙が素晴らしいのだと思う。
毎朝「今日はブルーかな、ピンクかな」と選ぶのは楽しい。
しかし、やがて消耗はやってくる。
Made in USAのタグが付いたものは、
もう古着屋でも出会えないから、最後に写真を撮る。
タイミングを見て、今度は新品に更新しようと思っている。

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