夫婦ランニングの話 〜愛と裏切りのプロテイン事件〜
久しぶりに、やってしまった。
そう——
夫婦ランニングである。
発端は突然に
最近の私はというと、
マラソンだ!
記録だ!
ペースだ!
閾値だ!
と、完全に“競技者ごっこモード”に突入していた。
その結果どうなったか。
まったりランニング、絶滅。
夫婦でゆるく走るなんて文化は、完全に過去の遺産になっていた。
そんなある日。
妻が突然こう言い放つ。
妻「今日は走ろうかな!」
……来た。
これはレアイベントだ。
年に数回あるかないかの、貴重な発言である。
そして地獄の一言
その日はちょうど、私の中で決まっていた。
20km走の日。
私は一応確認する。
私「今日20km走る予定だけど?」
すると妻——
妻「うん!いけるやろ!」
いや、軽い。
軽すぎる。
コンビニ行くノリで20kmを了承してきた。
不安しかないスタート
正直思った。
(最近ほとんど走ってないよね?)
だが、本人がやる気なら止める理由はない。
私は決めた。
今日は“優しい夫モード”でいこう。
私「ゆっくりでいいよ!自分のペースで!」
平和な序盤
走り出しはいい感じ。
・ゆっくりペース
・軽い会話
・天気もそこそこ
「あれ?これ、いい時間じゃね?」
そう思った。
普段のガチランとは違う、
“人間らしいランニング”
これも悪くない。
異変は5km地点
しかし、事件は起きる。
5kmを過ぎたあたりで、横を見る。
……。
妻、しんどそう。
めちゃくちゃわかりやすい。
顔が語っている。
「いやこれ20kmは無理やろ」と。

作戦変更
私は即決した。
私「コース変えよ!10kmにしよう!」
妻「いいの?」
私「いいよー!」
ここ大事。
無理させるのもトレーニングだが、
“またやろう”と思える方が価値がある。
久しぶりのランニング。
完走より継続だ。
ゆるランの良さ
そこからは完全に“ゆるランモード”。
・子供の帰省の話
・ゴールデンウィークの予定
・どうでもいい雑談
ペースもゆっくり。
でも、この時間がなんかいい。
競うわけでもなく、追い込むわけでもない。
ただ一緒に走る。
こういうの、たまにはいい。
ゴール、そして満足
無事10km終了。
妻は満足そう。
これが一番大事。
「しんどい」だけで終わると、次は来ない。
「楽しかった」で終わると、また来る。
優しい夫、覚醒
ランニング後、私はプロテインを作っていた。
ここで私は思う。
(せっかくだし、妻の分も作るか)
優しさポイント、発動。
丁寧にシェイクし、妻の分も準備。
事件発生
そして、満を持して渡す。
私「はい、プロテイン」
妻「えっ?チョコ味かー、ストロベリーがよかったー」
……。
………。
……………。
は?

優しさ、無効化
・距離短縮
・ペース配慮
・プロテイン作成
このコンボをかまして、
返ってきたのが——
味へのクレーム。
恐ろしい世界である。
でも、これが夫婦
一瞬、心の中で何かが崩れたが、
同時にこうも思った。
「まあ、こんなもんか」
これが夫婦。
優しさが必ずしも評価されるわけではない。
むしろ、
自然に流されることの方が多い。
そして私は夜に走る
ここで終わらないのが私。
昼は10km。
しかし目標は20km。
どうするか。
夜、走る。
結局、追加で10km。
トータル20km達成。

ランマッスル的まとめ
・夫婦ランニングはレアイベント
・無理させないのが継続のコツ
・ゆるランは意外と楽しい
・優しさは評価されないこともある
・でもそれが普通
最後に
ガチで追い込むランニングもいい。
でも、
誰かとゆるく走る時間も悪くない。
むしろ、
そういう時間があるから続くのかもしれない。
……まあ、
プロテインの味には気をつけようと思った。
今日も皆さんがクスッと笑える
一日を過ごせますように♪
いってらっしゃい♪
