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【告白】次男を3歳で施設に預けた理由。「かわいそう」と言われても、家族が崩壊する前に選んだ

記事の概要

この記事では、次男を3歳7ヶ月で施設に預けた理由と、そこにかかるお金、家族の変化をお話しします。
✅ 3歳7ヶ月での早期入所を決断した「限界」の理由
✅ 施設利用料の実費と、手当停止後の「お金のリアル」
✅ 離れて暮らすことで起きた「長男(兄弟児)」の劇的な変化
✅ 「かわいそう」という罪悪感の乗り越え方
施設入所を検討している方、育児に限界を感じている方に向けて、実体験をすべて公開します。


はじめに:世間の「正論」と、僕たちの「生存」

「まだ3歳なのに、親元を離すなんて」
「障害があるからって施設に入れるなんて、かわいそう」

世間からそう言われることは、痛いほど分かっていました。
親である私たち自身が、誰よりもそう思っていたからです。

それでも、僕たちは次男を施設に預ける決断をしました。
彼が3歳7ヶ月の時のことです。

理由はシンプルです。
そうしなければ、**「家族全員が共倒れする」**ことが、目に見えていたからです。

今日は、きれいごとは抜きにして、当時のギリギリだった我が家の「限界」の日々と、施設入所にかかる「リアルなお金」、そして離れて暮らすことで見えてきた「家族の新しい形」についてお話しします。

✅ この記事を読んでわかること
✅ 3歳7ヶ月での早期入所を決断した**「限界」の理由**
✅ 施設利用料の実費と、手当停止後の**「お金のリアル」**
✅ 離れて暮らすことで起きた**「長男(兄弟児)」の劇的な変化**
✅ 「かわいそう」という罪悪感の乗り越え方


🏠 家が「凶器」になった日

我が家には2人の子供がいます。
長男8歳、次男6歳。
二人とも、**「重度知的障害」と「自閉症」**を抱えています。

「大変ですね」
そんな言葉では片付けられない現実が、そこにはありました。

特に、次男の多動は想像を絶するものでした。
彼の辞書に「止まる」という文字はありません。
朝起きてから夜寝るまで、家の中を全力疾走し続けます。
言葉は通じません。「危ない」「静かにして」という親の願いは、彼には届きません。

入所を決断する決定打となったのは、日常が「命の危険」と「社会的な孤立」に脅かされ始めたことでした。

1. ガラスが割れる音

ある日、いつものように走り回っていた次男が転倒し、家の戸ガラスに激突しました。
ガシャン!
激しい音と共に、ガラスの破片が飛び散りました。

幸い大事には至りませんでしたが、その時、私は悟りました。
「家は、彼にとって安全な場所ではない」
「私たちにとっても、ここは安らげる場所ではない」

家という安全地帯が、一瞬にして凶器に変わった瞬間でした。

2. 深夜のインターホンと苦情

次男の多動は、夜になっても止まりません。
ドタドタドタドタ…。
静まり返った夜に響く足音。

そして、鳴らされる隣人からのインターホン。
「うるさい」という苦情。

申し訳無さと、どうにもできない無力感。
子供の口を塞ぐわけにもいかず、足を縛るわけにもいきません。
家の中にいても、「いつまた苦情が来るか」とビクビクし、常に誰かに責められているような恐怖を感じていました。

3. 奪われた睡眠と理性

夜も走るということは、親も眠れないということです。
慢性的な睡眠不足。思考は鈍り、夫婦の会話からも笑顔が消えていきました。

「かわいい」と思いたいのに、体がついていかない。
このままでは、いつかニュースで見るような「最悪の結末」を、自分たちが迎えてしまうかもしれない。
そんな恐怖が、頭をよぎるようになりました。

「もう、限界だ」

私たちは、逃げるためではなく、家族4人がそれぞれ生きていくために、施設という選択肢に手を伸ばしました。


💰 施設のお金、リアルな収支

「施設に入れたらお金はどうなるの?」
「一生無料なの? それとも高いの?」

これは、多くの親御さんが気になるところだと思います。
包み隠さず、我が家のリアルな数字を公開します。

【支出:毎月の請求書】

障害児入所施設の利用料は、世帯の所得(納税額)によって決まります(応能負担)。
我が家の場合のリアルな出費は以下の通りです。

  • 施設利用料: 月額 約25,000円

  • 実費(食費・おむつ代等): 月額15,000円

  • 合計負担額: 月額 約(合計金額)40,000円

「思ったより安い」と思われたかもしれません。
しかし、毎月固定で出ていくお金としては、決して軽くはありません。

【収入:手当の消失】

施設に入所すると、当然ながら「在宅育児」を対象とした手当はなくなります。

  • 特別児童扶養手当(月額約5万円):停止

  • 障害児福祉手当(月額約1.5万円):停止

【結論:家計へのインパクト】

手当という収入がなくなり、利用料という支出が増えました。
家計としては、ダブルパンチです。

それでも、私たちは現在、**「月40万円の投資(S&P500)」**を継続できています。

なぜなら、施設入所によって親が睡眠を取り戻し、心身ともに健康になり、仕事や資産形成に向き合う**「エネルギー」**を取り戻せたからです。
目先の収支はマイナスになりましたが、長期的な家計の安定と、何より「親が働ける状態」は守られました。


👬 離れて気づいた「兄弟」の絆


次男が3歳7ヶ月で家を離れてから、約3年が経ちました。
この期間で一番変化があったのは、当時6歳だった長男(お兄ちゃん)です。

甘えん坊になったお兄ちゃん

それまでは次男の多動対応に追われ、正直なところ、長男に目を向ける余裕がありませんでした。
次男が入所し、親を独占できるようになった彼は、思い切り甘えてくるようになりました。

「ああ、この子もずっと我慢していたんだな」
親として反省し、彼を抱きしめる時間が増えました。

たまの帰宅で見せる、兄の顔

現在、私たちが施設に面会に行くのは月に1度。
次男が家に帰ってこられる(外泊)のは、お盆と年末年始(暮れ)だけです。

「こんなに離れ離れで、兄弟の縁が薄れてしまうんじゃないか…」
そんな不安もありました。

しかし、久々に次男が家に帰ってきた時、私たちは目を疑う光景を目にしました。

ご飯の時間になると、長男が自然と動きます。
言葉の話せない次男の手を取り、クレーン現象(相手の手を持って何かさせること)で、椅子に座るように促してくれたのです。

「座りたいの? こっちだよ」

言葉はありません。
でも、そこには確実に「お兄ちゃん」としての振る舞いがありました。

もし毎日一緒だったら、喧嘩やパニックで、そんな穏やかな時間は持てなかったでしょう。
たまにしか会えないからこそ、お互いを大切に思える。
「適度な距離」が、兄弟の優しさを育ててくれました。


🌟 結び:離れることは、愛すること

次男は3歳の時から施設にいます。
彼にとって施設は「閉じ込められた場所」ではなく、**「勝手知ったる自分の居場所」**のようです。

週末に家に帰ってきても、時間が来れば淡々と施設へ戻っていきます。
泣き叫ぶこともありません。
その姿を見て、少し寂しい気持ちもありますが、それ以上に救われました。

**「ここは、彼にとっても安心できる場所なんだ」**と。

「かわいそう」という言葉は、事情を知らない人の感想に過ぎません。
私たちは離れることで、親としての笑顔を取り戻し、長男は甘える時間を取り戻し、次男は安全な環境を手に入れました。

これが、我が家が崩壊する前に選んだ「愛の形」です。

もし、今同じように追い詰められている方がいたら、自分を責めないでください。
親が笑顔でいること以上に、子供にとって大切なことはありません。


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Ryo

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