自分の英語プレゼンを録画した動画を見て、分析する作業を通して学んだこと
アメリカの大学での英語プレゼンの授業は本当に鍛えられました。
本当に無理かもしれないと思った瞬間の一つでした。
自分のプレゼンを動画で撮影し、自分で見て分析し、その分析結果をクラスメートと英語で話し合うという課題は、当時の私にとって過酷なブートキャンプでした。(自分の動画は本当に見たくなくて、再生ボタンを押すまでに時間かかりました。)
今日は、こういうトレーニングをした人がいる、という一つの例として、覚えている範囲で書かせていただくので、何か参考になれば幸いです。
アメリカの大学に交換留学した際に、初めて履修した授業の一つがIntroduction to Speech Compositionというアメリカ人の一年生向けの授業でした (こちら)。向こうの大学の一年生には必須授業で、スピーチの理論を講義形式で学び、並行して12人くらいの少人数クラスで実践を行いました。少人数クラスでは自分だけ日本人で、他は全員アメリカ人というアウェイ環境でした。

私が留学した際は交換留学という形でしたので、日本の大学で単位が変換可能な科目であれば、ある程度自由に選ぶことができました。正直なところ、この授業を取らなくても通り過ぎることはできました。しかし、大学の先輩から「この授業は絶対に履修した方が良い!」とオススメされていたこともあり登録をしました。登録をした後でキャンセルができる期間があるのですが、キャンセルしようか何度も考えました。この科目を履修しなくても、大学は卒業はできる計算でした。あのTOEFLの戦い以来で本当に熟考した後に、先生に相談すると、
"I will support you 100%. Don’t hesitate to ask me anything. We can do it."
今思うととてもアメリカ的なコメントでしたが、このポジティブな言葉に支えられ、当時は乗り越えられた気がしています。ライティングに関しても、下書きを提出する度に真っ赤っかになって戻ってきて、元の形がないようなところまで直してもらいました。ここまで時間を使ってくれた先生には本当に感謝です。また、周りのメンバーと仲良く慣れたこともあり、なんとか最後まで続けられました。本当に履修してよかったと思っています。
内容に関しては、ライティングの基礎、ライティングのフォーマット (APA、MLA式など)、図書館の使い方、オンライン文献の検索方法、情報の統合方法、引用の方法、文章構成、スピーチの種類、スピーチ分析と多岐に渡りました。
評価に関しては、定期テストに加えて、4回のプレゼンが含まれるというとてつもないものです。プレゼンに関しては、自己紹介型 (3分)、 情報提供型 (5分)、説得型 (9分)、賞賛型 (7分) について話します。プレゼンテーションの文章構成だけではなく、プレゼン中のスキル (声、スピード、視線、姿勢)も含まれていました。私は情報提供型のプレゼンは、日本のバレンタインデーの歴史について、説得型はアメリカの銃規制について、賞賛型は乙武さんについて話しました。聞き手が自分のこととして捉えられるようなトピック選定も非常に大切で、時間を使ったポイントでした。
留学したてで何が宿題がわからなかったことや、プレゼン作成過程での自分との戦いや、プレゼン練習でずっと独り言を言っていた話等、書き始めれば止まらないのですが、以下にこの経験を通して学んだことをリストにしてみました。
学んだこと
1) アメリカ人も緊張する。
2) アメリカ人だからといって、文法的な文章が書けるとは限らない。
3) 無理して早く話す必要はなく、ゆっくり話せば良い。 (過去の良いスピーチはみんなゆっくり。)
4) まとまった話をする際は、入念な準備が大切。
5) 長時間のプレゼンの丸暗記は厳しいので、枠組みを覚え、キーワードから文章が作れるようにする。
6) 鏡をおいて、声に出して自宅で練習するというのは大切。
7) ライティングは時間がかかる。書く前、書く途中で調べるのでより時間がかかる。
8) ライティングは何度も書き直しをするもの。
9) 長い文章を書こうとすると文法は不可欠。
10) ボキャブラリーは大切。 (接続詞、動詞のバラエティ、主語の選定、抽象語。)
11) プレゼンの際に他の人からどう見えるかを想像したり、知ることは大きい。主観と客観。
12) 意識するとできるようになることもある。 (プレゼン中の視線、自分の立ち位置、ハンドジェスチャーetc)
13) メンターがいると心強い
14) 共通の苦難を乗り越える仲間がいると心強い。
15) トピック選定は、自分が関心があって続けられるものを選ぶのが良い。
16) 場数を踏むと自信がつく。
17) 完璧じゃなくて良い。できることを全てやる。
18) 練習していくと、少しずつ即興で作文できる文の長さが長くなってくる
プレゼンを控えた方も含めて、何か参考になれば幸いです。
もし留学を考えている方がいたら、辛いこともあると思いますが、似たような授業は体験しておくと自信になるかと思います。
今日も最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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