【Lil Fovnt #28】究極のGame7を越えて。98-99の雪辱に燃えるNYニックスとスパーズの交差点
以前、レフティーの話を書いたので、この話は書いておかないといけないだろう。
ついに、ニックスのファイナルの相手が決まった。
サンアントニオ・スパーズだ。
前にも書いたが、この展開を期待していた。
スパーズ来い!そう思っていた。
それにしても、今年のウェスタン・カンファレンスファイナルは痺れる激戦だった。もつれにもつれた末の「Game 7」。
スパーズはアウェイでの決戦であり、相手は前年王者のサンダー。
流石にサンダーが有利かに思えたが、完全アウェイのプレッシャーの中、王者をねじ伏せて勝ち切ったスパーズ。
これはスパーズもかなり強く、さらにはこのGame 7の経験はチームにとっても大きいだろう。
にしても、ここまで来ての「Game 7」ほどヒリヒリする究極の一戦はない。
明日がない両者の意地と意地とのぶつかり合い。文字通り持てるすべてをコートに置いていくあの異様な空気感。
ここにしかない独特の面白さがある。
そして始まるNBAファイナル。
ニューヨーク・ニックスvsサンアントニオ・スパーズ。
自分は、かなりニックス贔屓なのだが、少しスパーズの話。
今のスパーズを語る上で絶対に外せないのが、ビクター・ウェンバンヤマの存在だ。
身長224cm、ウィングスパン244cmという圧倒的なサイズでありながら、ガードのようにボールをコントロールし、軽々とスリーポイントを沈める。
ディフェンスに回れば、その理不尽なリーチで相手に絶望を与える。あの「バグ」のような才能がついにファイナルの舞台に立つ。
彼がコートにいるだけで生まれる異次元の引力は、ニックスにとって最大の脅威だ。
そこで鍵を握るのが、ニックスのセンター、カール=アンソニー・タウンズの存在になってくる。タウンズ自身も恵まれた体格に加え、ハンドリングやシュート力に優れる現役トップクラスのハイブリッドセンターだ。
彼がどれだけ外からのスリーでウェンビーをペイントエリアから引きずり出し、あの理不尽な高さを生かさせないか。
さらにはそこから、タウンズ本人やOG・アヌノビー、ジョシュ・ハートらがリバウンドを支配し、泥臭いインサイドでの主導権を握れるか。
どれだけウェンビーに仕事をさせないかが、このシリーズの大きな分水嶺になるはずだ。
そしてもう一つ、ブランソンvsキャッスルのマッチアップ。
エース、ブランソンに対し身体能力の高いステフォン・キャッスルがどう守ってくるか、ここも勝負所になるだろう。
何と言っても、このカードの一番の見どころは、98-99シーズンのファイナルと全く同じカードだということ。
ニックスがファイナルに進むのは、実にあの時以来となる。
当時、スパーズ相手に苦汁を舐めたNYの街が、約四半世紀の時を経て雪辱を果たすチャンスがやってきた。
この因縁めいたマッチアップ、面白くならないはずがない。
NYが待ち望んだファイナル制覇か。
それともウェンビーという怪物の新たな時代の到来か。
一体どういう展開になっていくのか。
2025−2026シーズンの頂上決戦「NBAファイナル2026」の幕が開ける。
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