「実績がない」ママほど、悩んだ時間が武器になる【ミニワーク付き】
「私には実績がないし、売れるものなんてない」
そう思っているなら、まだ見ていない材料があるかもしれません。
最初に見るべきなのは、肩書きでも、資格でも、華やかな成功体験でもなく、
あなたが何に悩み、何度も調べ、何を試し、どこでつまずいてきたか。
つまり、“悩んだ時間”です。
不登校や行き渋り、通院などで子どもの予定が読めない。
外で働きにくい。
でも、自分の経験を何かに変えたい。
そう思ってきた人ほど、実はもう材料を持っている可能性があります。
今日は、「実績」ではなく「悩んだ時間」から、自分の経験を見つける話を書いてみます。
「実績がない」と思ってしまう理由
自分の経験を商品にする。
そう聞くと、どうしても「すごい実績」が必要な気がします。
たとえば、
月収〇〇万円を達成しました。
フォロワーが〇万人います。
資格があります。
専門家として活動中。
たくさんのお客様をサポートしてきました。
そういう、分かりやすい実績がある人だけが、何かを売れるような気がしてしまう。
だから、
資格もない。
専門家でもない。
大きな成果もない。
人に教えられるほど完成していない。
まだ自分も途中。
私よりすごい人はたくさんいる。
そう思うと、発信や商品づくりの手前で止まってしまうことがあります。
特にママの場合、自分が通ってきた時間を「経験」として見るより、
ただ大変だっただけ。
ただ必死だっただけ。
子どものことで振り回されていただけ。
家族の予定に合わせていただけ。
みんな経験してる、ありふれたもの。
そんなふうに見てしまいやすい気がします。
でも、ここで一度、見方を変えてほしいのです。
「実績がない」と思っている人ほど、実は長く悩んできた時間を持っていることがあります。
そして、その悩んだ時間は、まだ整理されていないだけで、誰かに渡せる視点になるかもしれません。
商品になるのは、“すごい成功体験”だけじゃない
「商品になるもの」と聞くと、
成功した方法。
再現性のあるノウハウ。
人より圧倒的にできること。
専門家として教えられる知識。
そういうものを想像しやすいと思います。
もちろん、それも商品になります。
でも、小さく経験を収益化していくなら、商品になるのはそれだけではありません。
過去の自分が知りたかったこと。
何度も検索したこと。
買ってよかったもの。
合わなかったもの。
失敗して学んだこと。
やってみて「これは違った」と思ったこと。
自分なりに整理して、少しラクになった考え方。
同じ立場の人に「ここでつまずきやすいよ」と言えること。
そういうものも、十分に発信や商品の材料になります。
「私はこうすれば絶対うまくいく」と教える人にならなくてもいい。
「私はここで悩んで、こう整理したら少し前に進めた」それを渡すことも、誰かにとっては価値になる。
特に、子育てや在宅ワークや発信のように、正解がひとつではないものは、きれいに成功した話だけが役に立つわけではありません。
むしろ、
どこで迷ったのか。
何に悩んだのか。
何を試したのか。
何が合わなかったのか。
どう考え方が変わったのか。
そういう「途中の記録」に救われる人もいます。
実際、私も小学校受験、不登校、転校、夫との教育観の違いなど、子育てにおいて悩んだことは検索しまくりました。
その時に一番読み漁ったものって、専門家の方の記事よりも、同じように悩んでいるママさんのリアルなつぶやきや体験記でした。
“悩んだ時間”は、誰かの検索履歴に近い
悩んだ時間には、たいてい検索履歴があります。
何度も検索した言葉。
何度も読んだ体験談。
何冊も読んだ本。
何度も比較したサービス。
何度も開いたnote記事。
何度も考え直した選択肢。
自分にとっては、
また同じことで悩んでいる。
また調べている。
また決められない。
全然前に進んでいない。
そう感じる時間かもしれません。
でも、今まさに同じことで悩んでいる人にとっては、その時間が知りたい情報になることがあります。
実際どうだったのか。
どこで詰まったのか。
何を調べたのか。
何が役に立たなかったのか。
やる前に知っておきたかったことは何か。
気持ちはどう揺れたのか。
最終的にどう判断したのか。
こういうことは、公式情報や一般論だけでは分かりにくい。
だから、人は体験談を読みます。
誰かの失敗談を読みます。
「私だけじゃなかった」と思える言葉を探します。
そう考えると、悩んだ時間は、ただの遠回りではありません。
同じ場所で立ち止まっている誰かにとっては、先に通った人の地図になることがあります。
私も、最初から“実績”として持っていたわけではない
私自身も、最初から「これは商品になる経験です」と思っていたわけではありません。
子どもの不登校や行き渋りで悩んだこと。
学校との関わり方を考え続けたこと。
親子留学に行くまでに、何度も調べて迷ったこと。
行った後に、自分の中で起きた変化を言葉にしてきたこと。
その時はただ、必死でした。
これでいいのかな。
私は何を選べばいいんだろう。
子どものためと言いながら、本当は私自身が安心したいだけなのでは。
この経験を、どう受け止めたらいいんだろう。
そんなことを、ずっと考えていました。
仕事でも同じです。
私はこれまで、「できるから」「求められたから」という理由で、デザインや裏方業務、講座運営、LINEやメルマガの設定、Zoomサポートなど、いろいろな仕事をしてきました。
結果として、指名でお仕事をいただけるようになり、月商7桁を3ヶ月継続できたこともあります。
でも、その裏側ではかなり疲弊していました。
また、ビジネス講座やコンサルなどにも自己投資して、発信、商品づくり、講座運営、販売導線について学んできました。
学んだことは、今の私の土台になっています。
でも、学んだことをそのまま当てはめれば、全部うまくいくというほど単純ではありませんでした。
実際にやってみると、合うものもあったし、合わないものもありました。
成果につながったこともあれば、自分には重すぎた形もありました。
だから、このアカウントで書いているのは、学んだことの受け売りではありません。
自分で学び、実践し、疲弊もしながら、「これは自分の暮らしに合う」「これは続けると苦しくなる」と、自分の言葉に翻訳してきた実践メモです。
それをあとから言葉にしてみると、
自分に合わない働き方を選ぶと、売れてもしんどい。
子どもの予定が読めない母には、即レス即対応は重い。
収益化は、理想の暮らしとセットで考えた方がいい。
そういう視点に変わっていきました。
さらに、親子留学の記録はnoteに書き、最終的にはKindle本にまとめました。
これも最初から「出版実績にしよう」と思っていたわけではありません。
記録して、整理して、意味づけしていった結果、ひとつの形になった。
つまり、実績が先にあったというより、
悩んだ時間。
試した時間。
学んだ時間。
書いた時間。
整理した時間。
それらがあとから、実績や商品づくりの材料に変わっていった感覚があります。
悩んだ時間を見る、3つの視点
では、どうやって自分の「悩んだ時間」を見つければいいのか。
いきなり全部を整理しようとすると大変なので、まずは3つの視点で見てみると分かりやすいです。
1つ目:長く悩んできたこと
まず見るのは、長く悩んできたことです。
子どもの不登校や行き渋り。
発達グレーや特性への対応。
ワンオペやフルタイム勤務と子育ての両立。
夫婦のパートナーシップ。
義実家や、両親との関係性。
美容。
ダイエット、健康的な食事。
発信、収益化。
こういう、何度も考えてきたテーマです。
自分では「まだ解決していないから書けない」と思うかもしれません。
でも、完全に解決していなくても、
どこで悩みやすいか。
何に引っかかるか。
何を知りたかったか。
それは書けることがあります。
完璧な答えではなくても、同じ悩みの入口にいる人にとっては、十分に参考になることがあります。
2つ目:何度も試行錯誤したこと
次に見るのは、何度も試したことです。
たとえば、
在宅ワークを調べたけれど、自分の生活リズムに合わなかった。
勇気を出して顔出し発信したら、自分も楽しめたし反応が良かった。
朝活や時間管理を試したら思いの外続けられた。
ずっと肌荒れに悩んでいたが、生活習慣を変えたら改善した。
こういう試行錯誤です。
ここには、自分に合う形・合わない形のヒントがあります。
自分にとっての「合わなかった」は、誰かにとっての「先に知れてよかった」になることがあります。
成功したことだけでなく、
「これはキツかった」
「これは続かなかった」
「これは思ったより負担が大きかった」
という情報にも価値があります。
3つ目:過去の自分に渡したかったこと
最後に見るのは、過去の自分に渡したかったことです。
悩んできた時間を発信や商品づくりの材料にするなら、最初の「お客様」は「過去の自分」でいいと思っています。
あの頃の自分は、何を知りたかったのか。
何が分かれば、少しラクになったのか。
どんな順番で考えれば、迷いにくかったのか。
これは、商品づくりにもつながりやすい視点です。
過去の自分に渡したかったものは、今、同じ場所で悩んでいる誰かに渡せる可能性が大きいからです。
「私は何を教えられるだろう?」と考えると難しい。
でも、「あの頃の自分に、何を渡したかっただろう?」と考えると、少し見つけやすくなります。
すぐに商品にしなくていい
ここで大事なのは、書き出したものを、すぐ商品にしようとしないことです。
悩んだ時間を書き出したからといって、すぐに有料noteにしなくていい。
ワークシートにしなくていい。
講座にしなくていい。
まずは、材料として並べるだけで大丈夫です。
今は「売るものを決める段階」ではありません。
まずは、自分の中にある材料を見つける段階です。
ここを飛ばして、いきなり「何を売ろう?」と考えると、売れそうなものに引っ張られやすくなります。
でも、先に悩んだ時間を見ておくと、
自分が本当に時間を使ってきたこと。
人より深く考えてきたこと。
過去の自分に渡したかったこと。
そこから商品や発信の種を見つけやすくなります。
ミニワーク:悩んだ時間を書き出してみる
ここまで読んで、「私の場合は何だろう?」と思った方は、ノートでも、スマホのメモでも、noteの下書きでもいいので、少し書き出してみてください。
きれいにまとめなくて大丈夫です。
まずは、思いつくままに出すだけでOKです。
① 何度も悩んできたテーマを書く
まずは、自分が何度も考えてきたテーマを書きます。
子どものこと。
働き方のこと。
夫婦関係のこと。
お金のこと。
発信のこと。
美容のこと。
自分の人生のこと。
まだ解決しているかどうかは問いません。
長く考えてきたこと。
何度も検索してきたこと。
人に話すと長くなること。
まずは、それを書いてみます。
② そのテーマで、何を試したかを書く
次に、そのテーマについて、自分がやってきたことを書きます。
本を読んだ。
SNSで体験談を探した。
誰かに相談した。
やり方を変えた。
比較・分析してみた。
発信してみた。
有料記事や講座で学んだ。
何度もやめようと思った。
こういうことで大丈夫です。
ここに、試行錯誤の跡が出てきます。
③ 過去の自分に渡したいものを書く
次に、過去の自分に渡すなら何を渡したいかを考えます。
最初に知っておきたかったこと。
つまずきやすいポイント。
チェックリスト。
問いのリスト。
体験談。
手順。
考え方の整理。
おすすめしたいもの。
逆に、おすすめしないもの。
ここが、発信や商品づくりの種になります。
過去の自分に渡したいものは、今の誰かに渡せるものかもしれません。
④ 過去の自分を言語化する
最後に、その経験を渡したい相手として、過去の自分を言語化してみます。
たとえば、
子どもの予定が読めず、外で働くのは難しい。でも、このまま自分の収入源がないのも不安だった頃の私
在宅ワークを調べても、どれも自分に合う気がしなくて、何を選べばいいのか分からなかった頃の私
noteを書いているけれど、ただの日記で終わっている気がして、どう収益化につなげればいいのか分からなかった頃の私
こんな感じです。
過去の自分が言語化できると、「誰に向けて書くのか」「何を渡せば役に立つのか」がかなり見えやすくなります。
ここで大事なのは、立派なお客様像を作ることではありません。
「これは、昔の私みたいな人に渡せるかもしれない」そう思える相手を、少し具体的にすることです。
悩んだ時間は、誰かのショートカットになる
自分にとっては、ただ苦しかった時間かもしれません。
遠回りした時間かもしれません。
失敗ばかりで、情けないと思っている時間かもしれません。
でも、同じことで今悩んでいる人にとっては、
「そこ、私も悩んでた」
「先に知れて助かった」
「全部うまくいった話より、リアルで参考になる」
と思えることがあります。
悩んだ時間は、きれいに整理すると、誰かのショートカットになる。
もちろん、誰かを煽るための「武器」にする必要はありません。
でも、過去の自分と同じように悩んでいる人に渡せる「道具」にはできると思っています。
経験を資産にするというのは、すごい人になることではありません。
自分が通ってきた道を、ちゃんと言葉にして、必要な人が使える形に整えること。
その最初の材料は、案外、華やかな実績ではなく、「私は何に、こんなに悩んできたんだろう?」というところにあるのかもしれません。
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