「絶対やりたくないこと」から考える、商品設計のはじめ方【ミニワーク付き】
「何を売るか」から考えると、途中で苦しくなることがあります。
有料noteにしたい。
PDFにしたい。
Kindleにしたい。
小さな商品を作りたい。
そう思った時、つい考えたくなるのは、
何を売るか。
いくらで売るか。
どんなタイトルなら買われるか。
このあたりだと思います。
もちろん、それも大事です。
でも、その前に、かなり大事な確認があります。
それが、
「私は何をやりたくないのか」
です。
ビジネスは本来、「誰を、どう幸せにするか」だと思っています。
自分の経験や知識を使って、
誰かの悩みを少し軽くする。
誰かの選択肢を増やす。
誰かが一歩動きやすくなる形にする。
それが商品になる。
でも、そのために自分がずっと苦しくなる形を選んでしまうと、続かない。誰かの役に立つことと、自分をすり減らすことは、同じではありません。
だから今日は、商品化の前に「やりたくないこと」をはっきりさせるという話を書いてみます。
「売れそう」から考えない方がいい理由
noteを書くだけでも、けっこうエネルギーを使いませんか?
何を書くか考えて、
タイトルをつけて、
サムネイルを作って、
投稿して、
読んでもらえるかなと少しドキドキする。
それだけでも十分大変です。
なのに、「商品化」を考え始めると、
毎日投稿した方がいいのかな。
顔や本名を出した方が信頼されるのかな。
スキ回り・コメント回りもした方がいいのかな。
LINEやメルマガも必要なのかな。
そんなふうに、急にやることが増えたように感じることがあります。
もちろん、そういう形がピッタリ合う人もいます。
毎日発信することでリズムが出る人。
人と話すのが得意な人。
個別対応やコメントのやりとりが楽しい人。
顔出しやライブ配信に抵抗がない人。
そういう人にとっては、それが強みになる。
でも、それが自分に合うとは限りません。
「みんながやっている形」は自分に合うとは限らない
私はこれまで、いろいろな起業家さんの裏方として、講座やプロモーションの現場を見てきました。
自分自身も、ビジネス講座やコンサルを受ける中で、たくさんの人が商品づくりに向き合う姿を見てきました。
そこで何度も感じたのは、
「売れそうだから」「価値が高く見えそうだから」という理由で選んだものほど、あとからしんどくなりやすいということです。
最初はやる気がある。
学んだ直後は、エネルギーもある。
「私もやってみよう」と思える。
でも、実際に始めてみると、
思ったより対応が重い。
思ったより時間が取られる。
思ったより責任を感じる。
思ったより生活に食い込んでくる。
思ったより、自分の性格に合っていない。
そうやって、商品の内容はとても価値があるのに、「提供の形」に疲れていく人を何人も見てきました。
売れそうな形と、続けられる形は違う
中には、しんどくなってやめた人もいます。
一度は起業や発信に挑戦したけれど、結局、会社員に戻った人も何人も見てきました。
もちろん、会社員に戻ることが悪いわけではありません。
むしろ、自分に合う働き方を選び直すのは、すごく大事なことだと思います。
ただ、もし最初の段階で、
「売れそうか」
「高く見えるか」
「みんながやっているか」
だけではなく、
「私はこの形を続けられるのか」
「この働き方は、今の暮らしに合っているのか」
「これを売れたあとも、私はしんどくならないのか」
を見ていたら、選び方は少し変わったかもしれない。
そう思う場面を、何度も見てきました。
売れそうな形と、続けられる形は、同じではない。
ここを見ないまま商品を作ると、売る前から気が重くなったり、売れたあとに苦しくなったりします。
そして、これがけっこう見落とされがちです。
商品を作る時、「どうしたら売れるか」は皆考える。
でも、「売れたあと、その形を自分は続けられるのか」までは、意外と考えない。
でも本当は、ここがかなり大事だと思っています。
「できるから」「求められたから」で疲弊した過去
私自身も、ここで何度もつまずいてきました。
私はこれまで、「できるから」「求められたから」という理由で、いろいろな仕事を受けてきました。
デザイン、LPの制作。
裏方業務。
LINEやメルマガの設定。
講座運営。
システム構築。
Zoomサポート。
求められたことに応えるのは、嫌いではありませんでした。
むしろ、クライアントに「助かった」「お願いしてよかった」と言ってもらえることは、すごくうれしかった。
結果として、月商7桁を3ヶ月継続できたこともあります。
それは確かに、大きな成果でした。
「私にもできた」と思えたし、自分の仕事にお金を払ってもらえる経験は、すごくありがたかったです。
でも、ものすごく疲れていました。
「生き生き働く」とはほど遠く、自分をすり減らしていく感覚。
家族との時間も十分に取れない。
できる。
求められる。
喜んでもらえる。
お金にもなる。
それなのに、「これをずっと続けたいか?」と聞かれると、想像した未来にゾッとしたし、「絶対に嫌だ」と思う自分がいました。
できることと、続けたいことは違う。
求められることと、自分が心地よく続けられることも違う。
この感覚を、かなり強く実感しました。
一方で、noteは続いた
一方で、noteは続きました。
なぜかというと、書くこと自体が楽しかったからです。
自分の中にあるモヤモヤを言葉にする。
体験したことを整理する。
ただの出来事だったものに、あとから意味を見つける。
誰かに急かされているわけでもないのに、私は書いていました。
子どもの予定で止まる日があっても、また戻ってこられる。
即レスしたり即対応しなくてもいい。
頻繁にZoomで打ち合わせをしなくてもいい。
自分のペースで、自分の経験や考えを言葉として残していける。
この「戻ってこられる感じ」が、私には合っていました。
ここで、かなりはっきりわかったことがあります。
稼げること。
できること。
求められること。
続けたいこと。
これは、全部同じではない。
だからこそ、商品を作る時には、「何を売るか」よりも先に、「どんな形なら自分が苦しくならないか」を見る必要があると思っています。
最初にはっきりさせる、「絶対やりたくないこと」
理想の働き方を考えましょう。
理想の暮らしを言語化しましょう。
そう言われると、少し難しく感じる人もいると思います。
「理想って言われても、よくわからない」
「そもそも今、目の前の生活を回すだけで精一杯」
「どう生きたいかなんて、急に聞かれても困る」
そう思う人もいると思います。
でも、「これだけは絶対やりたくない」なら、すぐに出ませんか?
顔出し?
→ 絶対身バレしたくない!
即レス?
→ 常に通知気にするのは無理!
土日対応?
→ 家族と過ごしたい!
そういう感覚です。
これは、わがままではありません。
「やりたくないこと」は、商品設計のかなり大事な材料です。
というか、設計条件です。
ここを無視すると、自分に合わない商品を作ってしまう。
そして、たとえ売れたとしても、そのあとに自分が苦しくなる。
だから、最初に見るのは「売れそうなこと」ではなく、
「これはやりたくない」
「これは続かない」
「これは想像しただけでしんどい」
という感覚です。
私の場合、「即レス即対応」「タイトなスケジュール」はもう絶対したくないし、「顔出し」「ライブ配信」「講座主宰」も想像しただけで胃が痛いので、前提条件から外します。
「やりたくないこと」に❌をつける
たとえば、
毎日投稿。
1日複数投稿。
顔出し・声出し。
ライブ配信。
常にトレンドを追うこと。
バズ狙いの投稿。
コメント全返信・DM対応。
即レス・即対応。
土日対応。
個別相談。
質問・添削し放題の対応。
定期的なZoom。
長期伴走。
複数SNSの運用。
数字を追い続けること。
アルゴリズムを追うこと。
投稿や売上を分析し続けること。
煽りの演出。
商品形式を増やしすぎること。
こういう項目です。
これを見ながら、
❌ 絶対やりたくない
△ できれば避けたい
⭕️ 意外と平気/むしろ好き
をつけてみる。
それだけでも、かなり見えてくるものがあります。
たとえば、
毎週Zoomも、個別対応も、即レスも、土日対応も❌なら、
リアルタイムで人と関わる商品はかなりしんどいかもしれません。
長期伴走やチャットサポートが❌なら、
継続サポート型の商品より、買い切り型の方が合うかもしれません。
顔出しやライブ配信が❌なら、
文章、音声、PDF、Kindle、テンプレートなど、顔を出さずに届けられる形を考えた方がいいかもしれません。
こうやって、「やりたくないこと」を見ていくと、自然と「避けた方がいい商品形式」が見えてきます。
そして同時に、「自分に合いやすい商品形式」も見えてくる。
ミニワーク:やりたくないことに❌をつけてみる
ノートでも、スマホのメモでも、noteの下書きでもOKです。
商品化や発信を考える時に、自分がやりたくないことに印をつけてみてください。

ここで大事なのは、正しい答えを出すことではありません。
「あ、私はこれが嫌なんだ」と気づくことです。
自分でも薄々わかっていたけれど、言葉にしていなかったこと。
人には言いにくいけれど、本当はずっと避けたかったこと。
それを一度、見えるところに出してみる。
それだけで、商品設計の方向はかなり絞られていきます。
商品化は、自分を苦しめるためにするものではない
商品化というと、つい「売れる形」に寄せたくなります。
もちろん、売れることは大事です。
誰にも届かない商品を作っても、それはそれで苦しい。
でも、売れるために自分をすり減らす形を選んでしまうと、長く続けるのは難しい。
商品化は、自分を苦しめるためにするものではありません。
自分の経験を、必要な人に届く形に整えること。
そして、その届け方が、自分の暮らしや性格に合っていること。
ここがズレると、売れたとしても苦しくなる。
だから、まずは「やりたくないこと」に❌をつける。
これは小さな自己理解です。
でも、かなり実用的な商品設計の第一歩だと思っています。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
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