「増やしたい時間」から商品を考える【ミニワーク付き】
収益化したいと思った時、最初に見たくなるのは「売れそうなテーマ」かもしれません。
お金、健康、人間関係、将来の不安など、人が悩みやすいテーマを選ぶと売れやすい、という話もよく聞きます。(いわゆる「HARMの法則」と呼ばれるものです)
でも、売れそうなものを選んだ先で、「自分の毎日がどんなふうに変わるのか」を見ないまま進むと、せっかく商品を作って売れても、気づいたら「売れれば売れるほどしんどい」という事態になっていることがあります。
前回の記事では、商品化の前に「絶対やりたくないこと」をはっきりさせる話を書きました。
今回はその反対側です。
「どんな時間を減らしたいのか」を考えたら、次は、
「どんな時間を増やしたいのか」。
そこから、商品づくりを考えてみたいと思います。
「減らしたいもの」の次は「増やしたいもの」を見る
自分がやりたくないことを見るのは、とても大事です。
これは無理。
これは続かない。
これは想像しただけでしんどい。
そういうものを先に外しておくと、自分をすり減らす選択をしにくくなります。
でも、やりたくないことを外すだけだと、まだ消去法です。
「これは嫌じゃない」
「これはまあできそう」
「これはたぶん無理ではない」
そうやって選ぶことはできます。
でも、それだけだと、どこかでまた苦しくなることがある。
なぜなら、「嫌じゃない」だけでは、続ける理由として少し弱いからです。
本当は、そこからもう一歩進んで、
どんな時間を増やしたいのか。
どんな感情を味わいたいのか。
どんな人に届けたいのか。
どんな日常に近づきたいのか。
そこまで見た方が、自分に合う形は見えやすくなります。
商品化というと、どうしても「売れるかどうか」を考えます。
でも、売れた先に、自分がどんな毎日を送っているのか。
そこを見ないまま進むと、
お金にはなったけれど、思っていた暮らしとは違う。
売れたけれど、ずっと疲れている。
求められるけれど、心が置いていかれる。
そんなことも起きると思っています。
だから、「減らしたいこと」を考えたら、次は「増やしたいもの」を見る。
これは、商品づくりの前にかなり大事な自己理解だと思っています。
「理想」はキラキラした夢じゃなくていい
「理想の暮らし」と言うと、少し大きく感じるかもしれません。
海外移住。
月収100万円。
高級ホテルラウンジで仕事。
好きな時に旅をする。
時間にも場所にも縛られない働き方。
もちろん、そういう夢があってもいい。
でも、ここで見る「理想」は、もっと小さくていいと思っています。
平日の昼に、ひとりでカフェに行ける時間がある。
子どもの予定変更があっても、仕事に影響がない。
夕方は、家族の時間に戻れる。
夜は通知をオフにして、仕事から離れる。
月に1回、旅に行く。
夫婦だけで月に1回食事に行ける。
自分の作ったものが、必要な人に届いている。
誰かのスケジュールに合わせる必要がなく、自分のペースで働ける。
こういうものも、十分「理想の暮らし」ですよね。
理想の暮らしは、派手な夢ではなく、「増やしたい時間」から見てもいい。
むしろ、子育てや家庭の予定に左右されやすい人ほど、いきなり大きな夢を描くより、日々の中で増やしたい時間を見た方が現実に落とし込みやすい気がします。
「こんな毎日がもう少し増えたらうれしい」
そのくらいのところからでいい。
商品づくりも、そこから考えていいと思うのです。
「増やしたい時間」の奥にある感情を見る
増やしたい時間を書き出してみると、その奥には、たいてい「欲しい感情」があります。
安心かもしれない。
余裕かもしれない。
落ち着きかもしれない。
ワクワクかもしれない。
報われる感覚かもしれない。
つまり、理想の暮らしや働き方を考える時に見たいのは、表面的な予定や行動だけではなく、「その状態になった時、自分はどんな気持ちでいたいのか」ということです。
たとえば、こんなふうに整理できます。

こうして見てみると、本当に欲しいのは「もっと頑張ること」ではなく、
・焦らなくていいこと
・自分のペースを取り戻せること
・家族も仕事も大事にできている感覚
・ちゃんと自分の人生を動かせている実感
だったりします。
ここが見えてくると、商品づくりや働き方を考える時の基準も変わってきます。
たとえば、本当は「落ち着き」や「余裕」が欲しいのに、即レス前提の働き方や、常に人に合わせる商品設計を選んでしまったら、手に入るお金と引き換えに、欲しかった感情を失うことになるかもしれません。
逆に、自分が欲しい感情がわかっていれば、「どんな商品を作るか」だけでなく、「どんな売り方なら自分に合うか」「どんな仕事の形なら続けられるか」も見えやすくなります。
理想の暮らしを考えることは、ふわっとした夢を見ることではありません。
自分がどんな感情を増やしたいのかを知って、その感情がちゃんと手に入る働き方を選ぶことです。
次に商品や発信の形を考える時も、「売れそうかどうか」だけではなく、その形で続けた先に、私は欲しい感情をちゃんと受け取れそうか?という視点を持っておくと、選び方がかなり変わってくると思います。
理想の暮らしから、商品形式の条件が見えてくる
増やしたい時間と得たい感情が見えてくると、商品形式の条件も少しずつ見えてきます。
たとえば、商品形式にはこんなものがあります。

大事なのは、この中から、自分の理想の暮らしに合うものを選ぶこと。
平日の昼に、ひとりでカフェに行ける時間がほしいなら、カフェで書ける有料noteや、少しずつ作れるPDF、Kindle、テンプレートなどが合うかもしれません。
子どもの予定変更があっても仕事が全部崩れないようにしたいなら、納期やリアルタイム対応が少ない、買い切り型の商品が合うかもしれません。
誰かと一緒に盛り上がるのが好きなら、ワークショップや講座、コミュニティが合う人もいると思います。
自分の作ったものが、必要な人に届いてほしいなら、
有料note、レビュー記事、アフィリエイト記事、オリジナルグッズなど、「作って置いておける形」も選択肢になります。
商品形式は、ただの売り方ではありません。
自分の時間の使い方であり、人との関わり方であり、日々の暮らしにどれくらい仕事を入れるかの設計でもあります。
だから、何を売るかの前に、どんな暮らしに近づきたいのかを見る。
どんな感情を増やしたいのかを見る。
その上で、今の自分に合う商品形式を選んでいく。
そうすると、商品づくりは「売れそうなものを頑張って作る」だけではなく、自分の経験を、自分の暮らしに合う形で、必要な人に届けることに近づいていくのだと思います。
ミニワーク:増やしたい時間を書き出す
ここまで読んで、少しでも「私の場合はどうだろう?」と思った方は、ノートでも、スマホのメモでも、noteの下書きでもいいので、書き出してみてください。
最初からきれいにまとめようとしなくて大丈夫です。
まずは、思いつくままに出してみるだけでOK。
でも、具体的であればあるほど、得られる感情も想像しやすいし、あとから商品形式を考える時に使いやすくなります。
まずは、次の3つを書き出してみてください。
① 増やしたい時間
「どんな時間を増やしたい?」と聞かれても、すぐには出てこないかもしれません。
そんな時は、下の100リストから「これ、少し増えたらうれしいかも」と思うものに○をつけてみてください。
② その時間の奥にある「欲しい感情」
どんな感情を増やしたいのかを、ひとつでも書いてみます。
言語化が難しいと感じる人は、下のリストから選んでみてください。
③ 商品形式・収益化の形を仮で選ぶ
下の表を見ながら、「これならできそう」「これは今の暮らしに合いそう」と思うものに、丸をつけるだけでOKです。

ここで大事なのは、正解を出すことではありません。
いきなり商品を決める必要もありません。
まずは、自分が増やしたい時間と、欲しい感情と、合いそうな形を並べてみる。
それだけで、「売れそうだから」ではなく、「自分の暮らしに合いそうだから」という視点で商品を考えやすくなります。
商品づくりは、「増やしたい日常」を決めることでもある
やりたくないことを外すのは、自分を守るため。
理想の暮らしを見るのは、自分を進ませるため。
どちらも必要だと思っています。
嫌なことを避けるだけでは、消去法で終わってしまう。
でも、増やしたい時間が見えてくると、商品づくりは少しだけ、自分の人生に近いものになります。
何を売るか。
いくらで売るか。
どうやって売るか。
それを考える前に、
どんな時間を増やしたいのか。
どんな感情を味わいたいのか。
どんな暮らしに近づきたいのか。
そこを見る。
商品化は、ただお金を作るためだけのものではありません。
自分の経験を、必要な人に届く形に整えること。
そして同時に、自分が増やしたい日常に近づくための手段。
そう考えると、「何を商品にするか」の前に見るべきものが、少し変わってくると思います。
売れそうなものを探す前に、自分が本当に増やしたい時間を見る。
頑張れそうな形を選ぶ前に、その形で続けた先の暮らしを想像する。
商品形式を決める前に、その形で、自分が欲しい感情をちゃんと受け取れそうかを考える。
これは、かなり地味です。
でも、ここを見ておくことで、
「売れたけど苦しい」
「収益化できたけど、続けたくない」
「お金にはなったけど、欲しかった暮らしから遠ざかった」
というズレを減らせると思っています。
次に読むのにおすすめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
次の記事では、経験の棚卸しについて書いていきます。
自分の経験を収益化したいと思っても、最初にぶつかりやすいのが、
「私には実績がない」
「人に教えられるほどの専門性がない」
「商品にできるような経験なんてない」
という壁かもしれません。
でも、実績として語れるものがなくても、長く悩んできた時間、何度も調べたこと、試してうまくいかなかったことの中に、発信や商品づくりの材料が眠っていることがあります。
この記事では、「すごい実績」ではなく、「悩んだ時間」から自分の経験を見つけるミニワークを用意しています。
「私には実績なんてない」と思っている人こそ見てほしいと思います。
👇次の記事はこちら
「この人はどんな経験から書いているの?」と思った方は、こちらも読んでみてください。
👇私の詳しいプロフィールはこちら
この記事が役に立ちそうだと思ったら、スキやマガジンへの追加をしてもらえるとうれしいです☺️
このアカウントでは、経験をただの記録で終わらせず、発信や商品、収益化の土台に変えていくための実践メモを置いていきます。
続きが気になる方は、フォローしてまた読みに来てもらえたらうれしいです。
いいなと思ったら応援しよう!
いつも読んでいただきありがとうございます!皆様からのスキやフォロー、コメント、購入、チップ全て、noteを続ける大きな支えになっています。いただいたお気持ちに応えられるよう、これからも自分らしい投稿を続けていきます。